G Osaka 1 v 1 Urawa @Suita Stadium, SUITA(AWAY)
中国上海でのタフなゲームから中3日で迎えた、リーグ優勝を争うであろうチームの一つガンバ大阪さんとの対戦。個人的には初めてのDAZNさんでのJリーグ観戦となりました。浦和は柏木がスタメンに復帰してシャドーに入りましたが、いつもの1トップ2シャドーではなく興梠とラファの2トップに柏木がトップ下みたいな布陣。G大阪さんはGK東口選手が負傷のため藤ヶ谷選手がスタメン。今年から導入した3バックのシステムのバックラインは左から金正也、ファビオ、三浦の各選手という、3人中2名が横浜FMから移籍してきたばかりというDF陣。そのバックラインの前にMF遠藤選手が陣取りピルロのような役割を務め、セントラルハーフ的に寺田と今野の各選手を配置。そして右WBに若手の初瀬選手、左WBに韓国籍のオ・ジェソク選手で、アデミウソン、長澤の両選手による2トップという布陣。
DAZN解説の福田さんも指摘していましたが、浦和のトップ下に柏木を配置したのはガンバ遠藤対策もあったのだと思います。実際この試合で浦和は同選手にほとんど仕事らしい仕事をさせず「消す」ことには概ね成功していたと思います。その柏木ですが、上海では後半頭から投入されるもあまり試合に入れていないようにも見えましたが、この試合を見る限り復調気味のようで心強い限り。しかし柏木を前線に「追い出した」形になる青木も大したものです。さてさて試合ですが、ゴリゴリ来るG大阪さんの2人のインサイドハーフ(4/1訂正)のところからボールを奪われてカウンターを浴びるような場面もありましたが、これも浦和としてはうまくマネージできていたように見えました。アデミウソン選手がイライラしている場面も少なからずありましたしね。
浦和は5-3-2的なG大阪の布陣に対しても臆することなくボールを回し、相手のプレッシャーにも慌てることなくいなしてしっかりとゲームを支配できていたように思います。序盤から再三再四決定機を演出しますが、ミスショットあり、シュートがバーやポストを叩く場面も多く、いわゆる「決めきれない」という意味でいやーな展開が続きました。そのイヤな予感は当たってしまい、後半に入って57分に倉田選手のにわかのドリブル突進を阻止できず中央に侵入を許し、左サイドのオ選手のクロスに飛び込んできた今野選手に槙野が競り負けて頭で押し込まれて先制を許してしまいます。浦和はブレずに浦和のサッカーを続けていきますが、なかなかゴールを割ることができません。
こうしてじりじりと時間が過ぎて行きましたが、70分過ぎにG大阪GKの藤ヶ谷選手が痛んでリーグ初出場となる田尻選手にスイッチ。緊迫する場面での初出場ながら割とそつなく役割を果たしていた同選手でしたが、とはいえ微妙にゲームに影響を与えたのかもしれません。そして浦和の猛攻は続きますが、武藤の宇宙開発などそれでもなおゴールをこじ開けることはできず。しかしATに浦和のシュートがG大阪寺田選手の手に当たりPK判定。これをラファが落ち着いて決めてようやくタイに持ち込み、試合はそのままドローで終了。内容的には浦和は勝たなければならない試合、決めるべき時に決めずに足元を掬われそうになるいつもパターンだったとも言えますが、優勝争いのライバル相手にゲームを終始支配し、リードは許すも何とか引き分けに持ち込むことが出来たという意味でポジティブに捉えたいと思っています。
追伸;DAZNさんですが、画像はWOWOWのドラマみたいな感じで動きがやや粗いようにも感じましたが、それでも我が家では途中止まることもなくまずまず快適に見られました。適宜の改善含め今後ともよろしくお願いします。
J1第4節 G大阪1×1浦和@吹田