赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

惜別

2017-07-30 23:26:26 | Urawa Reds
17.07.30堀 孝史トップチームコーチの監督就任について(浦和公式)
17.07.30ミハイロ ペトロヴィッチ監督との契約解除について(浦和公式)

ここ最近の浦和のチーム状況にかんがみれば、恐れていた「来るべきもの」が遂に来てしまったという印象です。11年シーズン残留争いに喘いだチームを見事に立て直し、5年半という、浦和の監督としては実に長い期間に亘り指揮を執ったミシャさんとのお別れにはご多分に漏れず私も感傷的な気分になりますが、それでも「致し方なし」というのが正直なところではないでしょうか。

幣ブログやTwitterでは常々申し上げていたことですが、阿部主将、柏木、そして勝負師ではないがゆえにタイトルから縁遠いとはいえ、間違いなく功労者であるミシャ監督にシャーレを掲げさせてあげたい。そうした想いは個人的に非常に強かったので、それが叶わない夢となってしまったのは本当に本当に悲しいことです。ミシャさんが浦和でこなしてきた仕事、築き上げてきたものからすれば、勿論自業自得の面は多分にあるにせよ、獲得タイトルが昨年ルヴァン杯優勝のみというのは余りに寂し過ぎます。

脆さと表裏一体だったとはいえ、「ミシャ式」サッカーは見ていて非常に面白く、いろいろ勉強になっただけに。「サッカーに別れはない」とはピッタさんのお言葉だったと思いますが、またいずれどこかで、もしかすると同じディヴィジョンやACLの舞台で相見えることもあるかもしれません。恐らくその時は非常に手強い相手として我々の前に立ちはだかるのでしょうから、対戦を、あるのなら楽しみにしています。

さて、チームとしての浦和ですが、どちらかというと「ミシャのために」という感じで戦っていた者も多い現在の選手たちが、今度は浦和というクラブのために戦ってくれることを切望します。ミシャさんの別れの言葉にもあるとおり、まだACLもルヴァン杯も天皇杯も、そして絶望的ながらリーグ戦も半分近く残っています。ミシャ式を前提に集めたためやや偏りはあるにせよクオリティの高い選手たちですから、きっかけ次第でまた目を覚ますこともあり得ましょう。とはいえ、今回もまたビハインドな状況で後任監督を引き受けてくれた堀さんに過度な期待はできないし、するつもりもありませんが。

ただ、そもそも「ポストミシャ」は我々ファン・サポーターでさえずっと懸念を持っていたことで、フロントの皆さんも当然それを認識しておられたはず。その答えが堀さんということなのかは現在のところではよくわかりません。いずれにしても、その昔「弱化担当」などと揶揄された強化担当さんの対応にはやはり不安を拭い去ることはできませんが、しばらくを事態の推移を見守りたいと思います。ともかく、来週末は「熱い」ダービーになりそうですね。今度はこちらの浮上のきっかけにしてやろうじゃありませんか。


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