赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。
 



前回からのつづき)

2日目は朝起きて高松駅近くのレンタカー屋さんに直行。レギュラータイプの自動車を借りていよいよ四国一周的な旅に出ます。とはいえまずは近場から、ということで高松市内の栗林(りつりん)公園へ。



まずは腹ごしらえということで、公園内にある食事処の「花園亭」で事前に予約しておいた朝粥をいただきます。湖畔にある離れ「泛花亭」、この日は他に予約客もいなかったのか、こちらを貸切状態でのーんびりしながら朝からお粥をいただくという至福のひと時でありました。



さてこの栗林公園ですが、16世紀以降その時代時代の統治者により別荘・庭園として徐々に整備・拡張され、江戸時代に5代高松藩主・松平頼恭公の時代にひとまず完成ということになり、「栗林荘」として藩の別邸として使われたという経緯になります。



そして維新後1871年の廃藩置県によって明治政府の管理下におかれ、4年後の75年に県に移管され一般公開され、戦後1953年に至って国の特別名勝に指定されました。恥ずかしながら訪問前は正直なところ「でも所詮公園だろ?」的な安易な発想で期待値は余り高くなかったのですが、あにはからんや、ご覧のとおり本当に壮観という他なく、お見事な庭園です。



最近ではミシュランや外国の旅行ガイドでも推されていることもあり、外国人観光客も少なからず訪れているようです。この日は火曜日の午前中ということで割と空いていたのですが、運悪く(笑)中国人観光客の団体さんと同じタイミングになってしまい、彼らを何とか交わしながらの散策ということに。この写真で遠くに見える東屋もその団体さんでいっぱいでした。



いえ、好き好んで日本にいらしてお金を落として下さる皆さんですから基本的には大歓迎なんですが、それでもまあ平日の昼間だったので少しゆとりを持って回りたかったなーと。何はともあれ、ご覧のとおり園内は実に清々しい限りであります。



結局この日は1時間もかからず軽く1周して終了。全体を網羅的にじっくり回ればもっと時間がかかるのだと思います。いずれにせよ、わざわざ訪れて見回る価値のあるスポットである点は当方も自信を持って保障します。



当初予定では公園近くの有名な上原屋さんで讃岐うどんの昼飯の予定だったのですが、とても腹が減らずで断念。園内の駐車場のところに割と充実したご当地お土産を置いているお店があったのでそちらで香川みやげを物色しました。ここからの道中でいただいたこの小豆島のオリーブサイダーも美味でした。



その後いったん高松市内に戻り、細君の行きたがっていたまちのシューレさんで諸々買い物等をこなし、国道32号でこんぴらさん(金刀比羅宮)に向かいます。こちらのお宮も江戸時代からの一大観光地ながら平日だったので駐車場はガラガラ、山登りとなる参道も(恐らく普段よりも)ゆとりがありました。



こちらこんぴらさんは「大物主(おおものぬし)神」が祀られています。大物主神は、神話に登場する神様のおひとり。諸説あるようですが、「古事記」の内容に従えば、出雲神社に祀られている大国主(おおくにぬし)神とともに「国造り」にあたっていた少彦名(すくなひこ)神が去り、パートナーを失ったその大国主神が途方に暮れていたときに海の向こうから光り輝く神様が現れて、「大和国の三輪山に自分を祀れ」と希望した。それが大物主神になります。



こちら旭社まで来れば石段785段目のゴールまでもう少し、というポイント。この日は反射的にすぐお参りしてしまいましたが、どうやらこちらは復路でお参りすべきところだったようです。いやはや知らぬこととはいえ失礼致しました。。。



この亀さんはもうゴールの近くになります。ここまで階段を上ってきて、9月下旬ということで汗ばみながらの道中でした。



というわけで、一応のゴールはもう目前です。



(つづく)

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