赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

I'm proud.

2007-03-22 00:07:15 | Urawa Reds
AFC Champions League Group E Matchday 2
Sydney 2 x 2 Urawa @Aussie Stadium

墓参りを終えてそわそわしながら帰宅。中継が始まるや否や、かくも遠きアウェイの地でFIFA Anthemをバックに跳ねまくる赤い大馬鹿野郎どもの大写し。「たかがサッカーの試合のためだけにシドニーくんだりまで行った」、そんな愛すべき同志たちの頼もしい姿にいきなり胸を熱くさせられる。ちきしょー!行きたかった。何だか知らないが都築のバスタオルは今日は緑。

ところが、そんな感傷的な気分は開始早々に掻き消される。やや浮き足立っていたのかマークが外れていきなりズドン、0分に失点・・・。その後もフィジカルに任せてガンガン攻め込んでくるオージーに押される苦しい苦しい立ち上がり。彼らなりに研究してきたのか、徹底して浦和のアキレス腱である左サイドを攻めてくる。そうこうしているうちにACL名物アリエナイ判定でPK献上、あっさりと決められ序盤で2点のリードを許す羽目に。

それでもSydneyはやや飛ばしすぎたのか、やがてやや足が止まり浦和も反撃に出る。ようやく右サイドで存在感をかもし出し始めた主将のサイドからのパスをバイタルで受けたロビーがゴール左隅に流し込み1点返す。まだまだ終わっちゃいない、そういう思いを確信にまでしてくれた大きな大きなゴールだった。

そして、皮肉なことにその悪い流れが決定的に変わるキッカケとなったのが、国際試合では"Fabio De Brito"となっていたネネの負傷退場。代わって長谷部が中盤の底に入り、阿部がバックラインに下がる。その怪我明け早々の長谷部だが、ピッチを縦横無尽に奔走。ときには前線にスルーパスも供給し、あのダイナミックなドリブルも披露。チーム全体が押し上げられるようになりラインも高く保てるようになる。

後半に入るとヤマが右SBに下がり、左から阿部、闘莉王、坪井、山田の4バック。永井と伸二がそれぞれ左右のOMFのような布陣。これがバシっとはまり、すっかり勢いをなくしたSydneyを圧倒。相手の足が止まったこともあるが、パスはダイレクトむ含めスムーズに回るようになり、後方からの攻撃参加もたびたび見られ、遂には坪井まで前線に顔を出す場面もw

そして、ロビーの右からのクロスをキャッチした相手GKがボールをうっかりピッチの上に残してしまい、つめていた永井がそれをすかさず押し込み遂に同点に。その永井、前半はすっかり消えていたものの左サイドに移って見事に息を吹き返し(個人的には今季はFWにこだわってもらいたいが)、ドリブル突破で相手守備陣を切り裂いていた。同じサイドではSBに回った阿部が守備のタスクをしっかりとこなす一方で、機を見てその永井との連携で前線に飛び出しクロスを供給するなど、いわゆる「ポリバレント」な才能をまたひとつ見せてくれた。

後半30分くらいからはやや攻め疲れたのかSydneyに反撃を許す場面もあったが、高さ(とラフプレイ)以外特に怖さを感じることはなく、唯一危ない場面と言えた相手FKも都築がファインセーブで事なきを得る。相手GKのゴールキックの際の浦和ゴール裏の拡声器からの"Hurry up! Hurry up!"には笑わせてもらいました。

後半14分にヤマに代えて投入された平川が削られネネに続いて負傷退場に追い込まれ、細貝が投入される。ネネと平川の怪我は軽い感じではなかったのでちょっと心配・・・。

こうして後半に入って圧倒的に攻めながらもあと1点を取ることができず、結局ドローで試合終了。同じGroup EのShanghai ShenhaがPersik Kediriにアウェイで敗れるという大波乱もあり、予断は許さないが俄然一騎打ちの色合いが強まってきたSydney相手にこの展開からアウェイでドローに持ち込めたことはポジティブに受け止めたい。少なくとも感情はそう言っている。加えて、Sydneyに「こりゃかなわん」的なイメージを植え付けることができたらいいのだけど。この後半の出来を是非リーグでも見せてもらいたいものだが・・・。

そのSydney、どうも最後のほうは「引き分けでよし」というスタンスだったようだが、引き分けで凌いで次の埼スタで勝とうなんて、オマエら夢観てんじゃねーぞ。地獄見せてやる。あんなラフプレイしやがったら生きてさいたまから帰さねーw(ということで、頼むから当日は定時に帰らせてください課長・・・。(人))

現地に乗り込んだ方々、本当にありがとう
誇りに思う
くれぐれも気をつけて帰ってきてください

てか、いろいろあるけどACLの雰囲気もうたまらん
罰ゲームとか言ってたやつらの気が知れない

とりあえずマレーシアとは国交断絶の方向でw
あと、テレ朝の実況はホントうざいからもちっと勉強してくれ

最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (gers)
2007-03-22 01:44:23
釣られていることすら分からず・・恥ずかしス。。

しかしこのACL、ネット情報だけ見てても、めちゃくちゃ興奮するね。興奮しているのは浦和と川崎の関係者だけかもしれないが、なんで今まで盛り上がらなかったんだろうか、とても不思議だ。

上海の低迷は意外だけれど、日本相手には絶対に引かないだろうから、強敵には変わりないだろうね。ともかくホームでは誰が相手でも完全に圧倒してくらはい
返信する
Unknown (東京拘置所)
2007-03-23 02:05:19
釣れちゃったw

確かに、中国やネシアなんかのアウェイこそ魑魅魍魎渦巻く世界という気もするし、ACLの本当の恐ろしさはこれからなのかなという気もする。まだまだ気は抜けない。個人的にはとりあえずホームの試合行けるように全力を尽くす所存!
返信する

post a comment