赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

用兵

2019-03-17 23:06:22 | Urawa Reds
J-league Div.1 - 2019 season 4th sec
C.Osaka 1 v 2 Urawa @Yammar Nagai Stadium, OSAKA(AWAY)

本日もDAZN観戦のアウェイC大阪戦ですが、過密日程の中でまたもやスタメン一部入れ替え。A北京国安戦からはマウリシオが完全休養で岩波が3バックの真ん中に入り森脇が右STに復帰。興梠の相棒はアンドリュー・ナブートから古巣との対戦となる杉本に代わりました。GGRのスタメン予想だと柏木と宇賀神も休養かと思われましたが、蓋を開けてみれば両名とも引き続きスタメンでした。C大阪さんは都倉選手を1トップに起用して清武、柿谷の両選手がシャドーに入る3-4-2-1の布陣でこの一戦に臨んできました。引き続き試合は総じて内容的には決して芳しいものではありませんでしたが、それでもオリヴェイラ監督の用兵が怖いくらいズバズバ当たっての見事な逆転劇となりましたね。

前半から浦和はC大阪さんのバックラインにはさしてプレッシャーをかけることなくリトリート気味に試合を進め、C大阪さんがボールを保有する時間帯が多いまま試合は推移しました。それでも浦和は守備ブロックはそれなりにしっかり形成できているので破綻するところまではいきませんが、攻撃面では相変わらずボールを奪う位置が低すぎるのでリトリートからのカウンター発動もままなりません。後半に入り64分には調子の上がってこない長澤を柴戸にスイッチしてアンカーに入れるいつものパターンでしたが、しかし64分に自陣に右サイドで森脇が都倉選手に体を入れられて倒してしまいFKを与え、これをソウザ選手が意表を西川の意表を突くような形でゴール右隅に突き刺してC大阪さんが先制します。ここまでの浦和の攻撃ぶり見る限り流れからのゴールは望みにくいと感じていたので、正直これはかなり苦しいと思いました。

これ対しオリベイラ監督は宇賀神に代えて山中、柏木に代えてマルティノスを投入しますが、この用兵が面白いように的中しました。投入されて直後山中としてはファーストタッチとなるFKを興梠が頭で合わせてローストチキンコオロギ浦和店オープン記念ゴールで同点とし、80分過ぎにはカウンターからマルティノスがスピード感溢れるドリブルで相手エリア内に突進しこれをC大阪片山選手が堪らず倒して浦和がPK奪取。そして個人的に痺れたのは古巣との対戦をノーゴール(というかノーシュート)で迎えた杉本にこのキッカーを任せた場面でした。杉本は、C大阪在籍時にはよくPKの練習をしていたというキムジンヒョン選手相手にこのPKを落ち着いて決めて咆哮。逆転に成功した浦和はと土壇場のメンデス選手のシュートなど危ない場面はありつつもそのまま逃げ切りに成功しました。

2週間の中断直前の3試合を北京でのドロー含め2勝1分で乗り切れたのは現状の浦和のパフォーマンスをふまえると望外の結果と思えます。負傷者も戦列に戻るであろう30日のエフトーさんとのホームゲームではもう少し違った姿を見られると期待して、浦和勢皆無で皆目興味を見いだせない代表戦のインターバルをやり過ごすこととします。

J1第4節 C大阪1×2浦和@ヤンマー長居

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