赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

苦いリスタート

2006-12-16 23:41:20 | Urawa Reds
天皇杯5回戦 浦和3×0福岡(延長)@埼スタ

90分で終わってたらブーイングで選手を迎えていたかもしれない(実際前半終了時にはブーイングがあったが)。そんな「クソ試合」だった。残念ながら両軍の選手たちからは「どうしても勝ちたい」という気持ちが伝わってこなかった。いや福岡の場合はミスが多かった=技術的な問題だったのかもしれないが・・・。まあ、こちら(観客側)の空気も何となく「ヌルい」ものだったから彼らだけの責任じゃあないんだろうが。

何とかの一つ覚えのようにワシントンにボールを集めまくるものの中々ゴールを割ることはできず、逆に速攻を浴びてあわや、という場面も幾度か喰らう。てか、シトンに放り込んだところでアレ不在で精度の高いクロスは供給されないわけで・・・。相馬も突破までは痺れるのだが・・・。「相馬がいるからアレが海外行っても来季も大丈夫」なんて無邪気に考えていたが、今日の試合を見る限りではそれは必ずしも真ではないかもしれない。対する福岡は人数をかけて懸命に守る。GKはレギュラーのトサカの兄ちゃんではなかったが、決して総合的に良いキーパーとは思われないものの浦和の決定的なシュートを見事に弾いていた。

脱線するが、途中何やらまだベンチにいた永井に対するコールが始まった。これには、その瞬間ピッチに立っている選手たちに失礼なので追随せず。00年J2時代、ひたちなか?でのアウェイ水戸戦の時も、その試合でのクビツァのあんまりの出来に福永コールが始まりついつい調子に乗って一緒になってやってしまって後々後悔したことがあったので。てかこの永井コールといつもより多めだった都築コールは移籍の噂と関係があったのだろうか。



試合は結局のところお互い決め切れないままスコアレスで90分が過ぎて延長へ突入。試合前はポカポカしていた陽気もこの頃にはすっかり肌寒くなってきていたが、ゲーム内容も手伝って余計に薄ら寒く感じてしまった。



延長開始早々、ゴール前でシトンが落としたボールにロビーが飛び込んでようやく先制。後半途中に投入されてパッとしなかった永井は延長に入って俄然動きが良くなり、シトン、ロビーと構成する前線で福岡守備陣を翻弄、次々と加点。シトンがゴール後にユニを脱ぎ始めたときは一瞬凍ったが、何と下に半袖にユニがw それでも主審が近づいていったので、やっぱダメか、と思ったが「いつまでもはしゃいでるな」という主旨の注意のみだったようで事なきを得る。浦和の酷いパフォーマンスにすっかり不機嫌になっていた自分もこれには何となくニヤニヤして、多少なりとも気分は晴れた。しまいには永井までもがゴールを決めて終わってみれば3×0。

しかしこの体たらくを「まあ天皇杯だから」の一言で片付けてしまっていいのか。チキやらオシムやら、そして噂どおり次期監督に内定したというオジェックは何を思ったか。

試合とは関係ないが、天皇杯のまだ5回戦であり、優勝の掛かりナーバスになったリーグ戦の試合の直後であり、加えて優勝パレードの前日という悪条件が重なったためある程度の観衆が減ることは予想していたが、アッパーは開けず、ロアーもアウェイよりはガラガラで1万7千人ちょっとという数字で、駒場でも十分というレベルだったのはちょっとショッキング。来年のアジア挑戦がいろんな意味で不安・・・何てネガに考えたりするが、とりあえず気合入れなおして行こう。


(試合後は拍手でなく、「浦和レッズ」コールで選手たちを迎える)

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