赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

痛痒い刺され痕

2006-07-30 02:48:59 | Urawa Reds
J第16節 甲府1×1浦和

自宅でJ-SPORTS1でテレビ観戦。予想通り厳しい展開となったこの試合。浦和の動きは少なくとも軽やかとは言えず、対する甲府は序盤から特に浦和両STの裏を狙いペースを掴む。バレーのシュートがポストを叩いて冷やりとさせられるなど、甲府が攻め込む時間帯が長かった。CKの戻りが遅くヒヤッとさせられる場面もあった。

浦和は1トップへのフォローが遅いというここ数試合の課題に多少は改善が見られ、時間が経つにつれて少しづつペースを取り戻す。攻撃は平川が好調だった右を使うことが圧倒的に多かった。伸二が何度かシュートを放つも枠内にはほど遠くため息。前半の終盤には闘莉王と堀之内が何度か甲府ゴールを脅かすも得点には至らずスコアレスのまま前半終了。

後半に入って浦和の足がやや止まったように見受けられたのは自分だけだろうか。徐々に選手たちにはフラストレーションが溜まっている様子が見え始め、アレなどはあからさまにイライラきていた。後半10分過ぎ、いつもの伸二→内舘の交代かと思ったら出てきたのは何と永井。伸二が下がって、足が止まっていることに加えて、パスまで繋げなくなりもうグデグデ。簡単にボールを奪われる場面が目立つようになり、そんな刹那に甲府は左サイドから長谷川がクロスを上げ、ファーに走りこんだ藤田にほぼフリーで頭で鮮やかに押し込んで先制。このとき藤田に後ろから迫ったアレが負傷、頭部から流血していたようで交代かと思ったが結局そのまましばらく残ることに。

甲府は後半途中で下がったバレーよりも中盤にまさに”君臨”していた茂原の存在が大きかった。攻撃の起点となり守備にも奔走。こんなに良い選手だった記憶はなかったのだが。前節でもビューティフルなミドルを披露していたようだし、例の一件で心に期するものがあったのだろうか。達也に着いて散々仕事の邪魔をしてくれたビジュとともに印象に残った。後は、この試合の観衆が1万7千人で最高記録と発表されたときの歓声が甲府のゴールが決まったとき並だったのは何となくほのぼのだったか。まあこっちはほのぼのしてるような余裕などなかったが。

その後は闘莉王もいよいよ上がりっぱなしになり傘にかかって点を取りに行く。右サイドからボールを受けた長谷部の気の利いたグラウンダーのサイドチェンジを左サイドで受けたアレが左足を振りぬきゴール右隅へ突き刺し同点とする。ゴール裏に駆け寄る選手たち。でもまだ喜んでる場合じゃねーだろ。そういえば、このときまさにアレと交代しようとしていた相馬は結局出番を失うことに。

直後に黒部が投入され達也と2トップ。このあたりから、甲府の疲れもあったのかもしれないが実にスムーズに攻撃することができるようになる。達也がいちいち下がってボールを受けなくて良くなったのが大きかったか。そうして何度かチャンスを掴むも結局得点はできず、ロスタイムには逆に甲府に攻め込まれるが、今日も当たっていた山岸がセーブ、事なきを得る。このまま1-1のドローに。

試合内容といい、さしたる収穫もなく勝ち点2を失ったのみの試合。当面首位争いをするであろう川崎とG大阪がお付き合いして引き分けてくれたことが不幸中の幸いか。代わりに鹿島の足音がヒタヒタと聞こえてきたようだが。

再開後の4連戦、シトンとロビー抜きで2勝1敗1分けなら御の字と言えなくもない。ただ気になるのは、その4連戦ずっと1トップの布陣を敷いたわけだが、相手が3バックの2戦は共に勝利、4バックだった2戦は1敗1分けという結果は何かを意味するのだろうか。まあフォーメーション以前の問題かもしれないけれども。

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