赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

霧降る駿河路(2)

2009-08-29 00:12:54 | ぶらりアウェイの旅
前回からのつづき)

沼津駅から静岡行き東海道本線に乗り込むと、これが思いのほか混んでいて座れるまで数駅費やした。ようやく席を確保して顔を上げると清水サポの姿も。富士駅で製紙会社の社員とおぼしき人たちが乗り込んできたりなかなか面白かった。車窓からは既に山の上に霧が立ち込め始めていることが確認できた。そんなこんなで14時ちょい前に清水駅に到着、別途鉄道で来ていた極太うぃあーさんとここで合流。



タクシーに乗り込み、日本平のロープウェー乗り場に向かう。2年前に行って改装中のため断念した久能山東照宮の参拝が目的だったのだが、件の霧は日本平でも猛威をふるっており、タクシーに乗っていて視界の悪さに少々怖さを感じるほど。1000段以上の階段を登らずして東照宮に行く為にはロープウェーに乗るしかないので、霧で運休だったらハイそれまでヨだったのだが、運良く運行中。ロープウェーはもう貸しきり状態。



貸切はよかったのだがガイドさんは往復おばさんorz しかしまあたった2人相手でもいろいろと機嫌よく良く喋ってくれたので飽きずに済んでよかったのかも。ガイドさん曰く、この季節にこんな霧が出ることは清水では珍しいこととのこと。ご覧のとおり霧のため風景を楽しむことはできなかったが、日本平と東照宮のまたいつもと異なる顔を見られたような気がして、これはこれでよかったのかなと。で、ロープウェイを降りると左手には東照宮がかつて城だったころ(後述)の石垣も見られてすぐ東照宮入口。



楼門。後水尾天皇筆による「東照大権現」の額が見られる。このあたりから、人手が少なくてヒマを持て余していたであろうボランティアのガイドのおじさんがぴったりマンマークで懇切丁寧に説明してくれて、薀蓄好きには悪くないシチュエーションだった。しかしガイドのおじさんは時間が空くと一生懸命巫女さんに話しかけていたのは内緒だ。



鳥居も霧がかってなかなか風情があります。この久能山、もとは日本平と一体の山だったものが侵食により現在のように独立した山となったものらしい(ロープウェイのガイドさんの受け売り)。そしてそこにはもともとお寺が栄えていたところ、戦国時代に武田信玄が駿府に進出した際にその寺を移動させた上でこの地に久能城を築いたと。



(つづく)

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