赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

渾身

2018-08-02 01:36:04 | Urawa Reds
J-league Div.1 - 2018 season 19th sec.
Urawa 2 v 0 Kawasaki @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)

W杯が終わり久しぶりにリーグの順位表を見返してどっぷり現実に引き戻された(笑)のも今は昔、オリヴェイラさんの指揮する浦和はアウェイゲームで首位広島さんに望外の大勝を成し遂げたのに続いて、同3位につける昨季リーグ王者川崎さんまで破っての連勝。今後の浦和の動向を占う上で試金石のような試合になるのではないかと個人的に思っていたこのゲームをモノに出来たことで、ますます今の自分たちのサッカーに自信を持って突き進んでくれればと思います。



どうやら酷暑がまたぶり返した感がある過酷な気候であった上、ホームゲームとはいえども、中1週間の川崎さんに対して浦和は中3日のインターバルということで彼我のコンディションに差がある中で迎えた試合でしたが、それでも浦和のスタメンは不変でした。川崎さんは名古屋に電撃移籍したネット選手のところには守田選手が入り大島選手と中盤でコンビを組んでいました。予想されたとおり試合は終始基本的にはその川崎さんがボールを保持する展開が続きましたが、開始早々の7分に右サイドで岩波の縦パスに反応した武藤が裏抜けし、GKとDFの実にやらしいところにドンピシャのグラウンダーのクロスを供給、それに興梠が飛び込んでシャレオツなループで見事にゴールして今季10得点目。ややもすると早すぎるくらいの時間帯に先制できました。



先制したことでますます川崎さんは攻勢を増します。浦和はやはり疲労感は否めない感じで動きが重いだけでなくところどころパスやトラップでのミスがありなかなかチェンスメイクできません。そして川崎さんは時折浦和守備陣の裏にボールを蹴り込んできましたが、うち1回が小林悠選手の見事なトラップで抜け出し、マウリシオも交わしてGK西川と1対1に持ち込まれましたがここは西川の神セーブで事なきを得ました。また前半終了間際にはCKからヘッドでバーを叩かれる場面もあり、コンディションの差をふまれば川崎さんは後半更にギアを上げて仕留めにくるであろうことを考えると末恐ろしくなるハーフタイムでした。そうそう、前半にファブリシオが倒れた場面で川崎さんが攻め続けるのはよしとして、槙野が蹴り出したボールのスローインを返してくれなかったのは誠に残念に思いました。むしろあれでスタジアム全体に火がついたのかもしれませんが。



後半に入ると覚悟していた以上に浦和の疲弊ぶりが目立ちほぼほぼ防戦一方という感じで、それでも中は締めて踏ん張ってくれていた。しかし、途中右WB橋岡の西川へのバックパスを小林悠選手に掻っ攫われてまたもや西川と1対1になったときは肝を冷やしましたが、これまた西川が冷静にコースを切って小林選手のシュートをブロック。もうこれは西川の日というのか、小林選手の日じゃなかったというのかわかりませんが、オリベイラ監督はさすがにこの後、クローザ―阿部の投入に続き橋岡を森脇にスイッチ。もしかすると懲罰的な交代だったのかもしれませんが、スタンドから見ていても疲労困憊ぶりがわかるくらいだった橋岡がベンチに下がって少しでも休養を取れて少しホッとしました。橋岡にはこれを糧にまた精進してもらうとして、ともかく高い授業料にならなくてよかった。川崎が中村憲選手を下げてくれたのも大きかったですね。去年のACLがフラッシュバックしたという意味でも(笑)



そしてATには興梠に代わってピッチに入っていたチュンソンが「オレを見ろ」と言わんばかりの渾身の突破。これには川崎DFがたまらずエリア内で倒してPKを奪取し、ファブリシオが決めて2点目を奪い取ることでようやく大きな勝利を手繰り寄せることができました。特に後半は専守防衛で誠に不格好な形ではありますが、インターバルの差をふまえればそこはある程度致し方なし。むしろ、逃げ切るだけでなくカウンターをお見舞いしてダメ押し点まで分捕るあたりにリーグ再開後の浦和の逞しさのようなものを感じました。序盤に大いに苦しんだ分、ぼちぼち「逆襲のレッズ」と行きたいものですね。暑い中お疲れ様でした。そして東京駅発のバスが今日はキックオフに間に合ってくれてよかった!

J1第19節 浦和2×0川崎@埼スタ

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