赤い彷徨 part II

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こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

水母を訪ねて百二十三里(2)

2009-07-15 07:55:43 | ぶらりアウェイの旅
前回からのつづき)

山形城の締めは東大手門。上の櫓が開放されていたので中に入ってみると、余裕のあるスペースでパネル展示が行われており、当然天地人ブームに乗ったようなものもありつつ、城の復元にあたっての過程が写真つきで詳しく解説されていた。作業員がカメラ目線で写っていたりして、復元過程をここまで生々しく自ら晒した展示というのは個人的には初めてだったので興味深いものだった。



東大手門を抜けて振り返っての一枚。かなり巨大な城だったという山形城に相応しい立派な門で、手前の橋の下は山形新幹線やJR線が走っている。また、春になるとこのエリアは桜の名所らしい。ちなみに付近には「最上義光記念館」という義光公ゆかりの品々が展示された記念館がありなんと入場無料だった。現在のハイライトは義光公が敵方の謀将・直江兼続と対峙した「長谷堂合戦」で着用し、その際の弾痕が残るという兜かな。



今回は浦和者を避ける目的で天地人絡みのものは可能な限り訪問スポットから除外したので、その兜はこの旅における数少ない「天地人もの」だったのかも(みてないけど・・・)。そして城を後にして腹ごなしをかねて市街をうろうろしながら昼飯を食うところでも捜すことに。すっかり曇りか雨だと思っていたところ晴れ上がって結構な暑さで閉口。ところで、大手門近くに「貸テレビ」という看板を掲げていた店があったのだが、果たしてどんなビジネスモデルだったのだろうかとちょっと気になった。



近代的な病院の建物だが、どうやら山形城、というか霞城公園の敷地内にあった建物と同じ「済生館」と書いてあったので、きっと現在の姿なのだろう。その当方の類推が正しければ、まあ随分と立派になったもんであります。



さきほどのビジネルモデル云々の話で云えば、こちらも生まれて初めてみた「牛肉店」という形態。「精肉店」は見たことあっても牛肉のみってのは、建物がレトロな点と合わせてさすがブランド牛肉の産地といったところか。このお店をみてグッと肉を喰いたくなったのだが、このお店の細長い建物の端にあったレストランは営業しておらずがっかり。



それでもどうしても諦めきれず、堪えきれずに「山形牛」という大きな看板を見ただけで飛び込んだお店が大当たり。このボリューム感のある「焼肉重」がランチといえどもたったの1000円というのは破格。新しいお店のようで内装も綺麗で清潔だし、お姉さんも綺麗だし(違)、偶然だがなかなか良いお店を発見してしまった。



その後は試合後に飲み食いできそうな店を下見しつつ暑さの中をふらふら歩き、宿泊先に到着してチェックイン。やはり浦和者が多いようでフロントにはこんなミニフラッグが。今回は宿が空いていなかったため個人的には珍しく老舗っぽいホテルに宿泊したし、また浦和のチームバスが近くに停まっていたからもしかしたら選手たちも同じホテルに宿泊してたのかな?



(つづく)