赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

罰ゲームその1

2008-02-17 23:26:00 | Football
EAFC2008 Final Competition
Japan 1-1 DPR Korea @Chongqing Olympic Sports Center, Chongqing

怪我や体調不良で主力組がごっそり抜け、そして本当に加地が左SBに。開始早々、北朝鮮で唯一怖い選手と言えたチョンテセの個人技で先制を許す。川島もせっかくの初キャップとなる試合でチームメイトによる開始早々のゴールで始まってしまうとは皮肉なもの。そしてその後はやっぱり引いてきた赤いユニだらけの敵陣で日本はボール回しでさえ難儀して前半は終了。

それでも後半からはリズムを掴み、ボールが回り始め、少しずつチャンスを作っていた。個人的には、羽生が一生懸命ピッチを動き回って相手を引っ張りまわす動きが印象に残った。相手を左右に揺さぶったところで飛び込んだ啓太が放ったミドルが今日は比較的枠に近いあたりを飛んでいて惜しかった。しかし好調の中村憲の不在は中盤の構成力、そしてミドルシュートの脅威を相手に感じさせるという意味では痛かったように見えた。得点はできなかったがこちらも初キャップの田代もまずまずの仕事ぶりだったように思えた。

とはいえ、パスは繋ぐものの引かれたスペースがないときに必要な「つっかけ」ていくような選手がおらずホントに決定的な場面までは作れずにいたところ、後半途中に投入された前田と安田が仕事をした。安田が左サイドで求められていたであろうとおりの仕掛けからクロスを上げ、これを前田が押し込み同点。その後も精力的に攻撃をしかけるものの、結局ゴールまでは至らずドローに終わる。

リーグ開幕前のこの時期、相手が中国、韓国、北朝鮮、しかも会場が重慶、加えてレフリーが韓国人と中国人というのはやっぱりどう考えても罰ゲームとしか思えません。とりあえず特に啓太が怪我なく帰ってきてくれるように・・・と祈るばかりいうところ。しかしね、試合中にブーイングすることにまで文句をつけるつもりはないが、国歌斉唱中の「騒音」だけは本当に許し難い。やはりこんな程度の国にオリンピックを開催する資格などないと思う気持ちは変わらないな。少なくとも五輪の成功を祈る気にはオレはなれないね。

(写真はバタバタしていて今日やっと手元に届いたシーズンチケットのおまけのチケットホルダー。ペットボトル入れてもこんな感じなんで使い勝手が良さそうだ)

「国技」なるもの

2008-02-17 01:55:09 | 雑録
本日は朝っぱらから隆乃若関という関取の断髪式を観に両国国技館へ。といっても、仕事の関係で誘われていた父が風邪で具合が悪くて仕方なく名代で行ったまでであって、実は相撲というものにはデーモン小暮閣下のオールナイトニッポンを聞いていたわずかの期間を除き、ついぞ興味を持ったことがないというのが正直なところであんまり気が進まなかったのである。朝早くに出発するとバスのなかで朝っぱらからおっ・・・いや人生の先輩方から酒を飲まされ講釈を聞かされるなどしてほうほうの体で国技館到着。残業帰りにたびたびタクシーで通ってきた区間ということも手伝って、ちょっと萎えながら・・・。

「断髪式」とだけ聞いていたので、髪の毛を少しずつ切っていく様子を、「式」と言うくらいだから厳粛に見守るだけなのかと思っていたのだが、前後に曲げ結い実演とか、コント的な取り組みとかいろいろイベントがあってちょっと意外だった。特に、このイベント自体実は「隆乃若引退記念大相撲」ということで、十両と幕下(でいいのかな?)の取り組みまで見られて、まあ所詮花相撲なんだろうけど、それでも初めて生で見た肉体と肉体のぶつかり合いはなかなかの迫力。特に旬の白鵬関と朝青龍関の両横綱の対戦はズブの素人でもそれなりに引き込まれるものがあった。朝青龍関が土俵の周りの人々にふざけて塩を吹っかけていて、周りのおばさんたちの反感を買いまくっていたのは笑ったが。

今回引退した隆乃若関はかなり将来を嘱望されてきた力士のようで、怪我に勝てずに「関脇止まり」で引退することとなったことが残念だ的なことを諸氏がコメントする場面が多かった。今後の身の振り方として、式の司会を務めていたスーパーひとし君の事務所に所属することになるということなのでタレントでも目指すのだろうか。こうみえましても幣ブログは一部の例外を除いてすべてのアスリートを尊敬していますので、この隆乃若関に対しても関取生活本当お疲れ様でした、と心から労いの言葉をおかけするとともに、今後も頑張ってください、と心からお祈りしております。しかしこの隆乃若関、最高位として三役である関脇まで上り詰めたらしいのだが、それでも親方株がなくてもらえないため、今後は完全に「本名」に戻っての第二の人生ということになるらしい。フットボールや野球以上のヒエラルキーによって支配される厳しい世界ということなのだろう。



国技館周辺の住所表示はバスからみていて「横綱2丁目」なんて書いてあるように見えたのでちょっと感動していたのだが、帰宅して調べてみたら実は「横網」(よこあみ)らしく、場所柄そういう風に読み違える人が多いということらしい・・・(恥)今回自分は桝席というところだったのだが、これがスペースがまあ狭くて、無駄に身長が大きい自分は正直閉口した。館内も不案内な点が多く、オレみたいな一見さんには不明な点が多くてあんまり印象はよくなかった。昨今いろいろマイナス面で世間を騒がすことが多い相撲界だが、どうなることやら。ただ、今回引退した隆乃若関の所属していた「鳴門部屋」(2/17訂正)というのは自宅から近い松戸にあるらしいということもあり、今後ちょっと気にしてみてみようかなとは思う。さすがに高い金まで払って国技館まで観に来ようとまではさらさら思わないけども。

さて、帰りに国技館から出てふらふら歩いていたら、前から明らかに自分より背の高い大男が歩いてきたので力士OBかなあなどと思って目を凝らしていたら何と元巨人のジャンボ駒○だったのでびっくり。あんなところで何やってたんだろうか・・・。まあ国技館内で間近で見た琴欧州関に比べたらちっさいんだろうけど、道で190cmくらいのヤツに突然出くわすとやっぱビビるわ。