ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

とりあえずBLOGデビュー

2004年07月04日 | 雑記
PC不調のため簡単HPにアクセスできなくなり、ま、日記は指輪サイトがメインだしなあ・・・とそのまま放置しようかとも思ったのですが、たまには指輪以外の話題も書きたくなることもあるので、この機会にBLOG始めてみようかなあ・・・ということで始めてみました。
BLOGやるからには、毎日書いた方が良いのでしょうが、日記2つを毎日書くのはちょっと無理だし(汗)当面は指輪日記を貼り付ける形で実験的にやってみたいと思います。
そのうち日記をBLOGにしてみたいかな、というのは以前から考えてはいたのですが、思わぬ形で急に始めることになってしまったので、まだ色々と試行錯誤すると思いますが。
という訳でぐらのBLOGデビューでした。(それもこんなひっそりと・・・(笑))
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ガンダルフのこと(続き)

2004年07月02日 | 旧指輪日記
昨日は灰色のガンダルフが愛しいと書きましたが、映画の白のガンダルフも好きです。ビジュアル的にもカッコイイし(笑)何よりも、せっかちで傍若無人なところが原作のガンダルフに近いように思えて好きです。イアン・マッケランの灰色のガンダルフは、慈愛に満ちた人格者という面が強調されていて、「変幻自在でよくおこる」魔法使いな面がちょっと物足りないなあと思っていたもので。
それだけでなく、映画で白のガンダルフを見ていると、なんだか悲しくなってしまうのです。
昨日、白のガンダルフは灰色のガンダルフとは別人格の別人だと思うと書いたのですが、でも一方で、灰色のガンダルフと同一人物であるということもまた真実なのだと思ったりしています。上手く書き表せないのでちょっと矛盾しちゃうのですが(汗)
灰色のガンダルフはモリアで死んで、イスタリとして遣わされて中つ国で長い時を過ごしてきた「灰色のガンダルフ」の生はそこで終わったのだと私は思っています。新しく送りなおされた白のガンダルフは、灰色のガンダルフが遣り残した使命を果たすため、束の間中つ国に遣わされたのだと私には思えました。使命を果たしたら中つ国を去る前提で、わずかな間だけ中つ国に、仲間たちのもとに戻って来てくれたのだと。
そう思わされたのは、TTTでのローハンの厩でのガンダルフの「今は時間がない」という言葉でした。ああ、ガンダルフは戻って来たけれど、それはわずかな間だけなのだな、と・・・決然として迷いのない、けれど愛情深いところは変わっていない白のガンダルフの姿を見ていると、やはり「もうすぐガンダルフとはお別れなんだ」と思ってしまって、時々ヘンなところで涙腺が緩んでしまったりします(汗)
そんなガンダルフが、戴冠式でアラゴルンに見せる「御世に祝福を」という言葉と静かな笑顔、そして灰色港でホビットたちに見せる優しい笑顔と「Farewell, my brave hobbits」という言葉、フロドに差し伸べる優しい手・・・。
灰色港では色々なことが悲しいですが、ガンダルフとの別れは最も悲しいことのひとつです。永い間中つ国を見守り、ホビットたちを見守ってきたガンダルフがついに中つ国を去ってしまうということも、エルフたちが行ってしまうこと以上に「大いなる時代」が終わってしまうことの象徴なのだな、と思ったりします。
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ガンダルフのこと

2004年07月01日 | 旧指輪日記
最近、コンサートでも先日見たFotRでも、妙にモリアで泣けてしまって、どうしてかなあと考えるに、やはり灰色のガンダルフとのお別れが近い、と思ってしまうからなんだろうなあ、という結論に達しました。
物心ついた時からお話の中で死んだ人が生き返るというのが許せなかった私は、「指輪」でガンダルフが復活することについてずっと考えていました。
PJ映画とイアン・マッケランのガンダルフの解釈は、かなり私のガンダルフ解釈を助けてくれました。特に、灰色と白のガンダルフの違いについて、明確に変えていてくれたのが良かったです。
そして、「終わらざりし物語」のイスタリの章を読んで、自分の中である程度ガンダルフについての解釈がまとまったかな、と思いました。
中身?がマイアのオローリンだという点では、灰色も白も同一人物と言って良いのでしょう。でも、中つ国に遣わされるにあたって、人間の肉体を与えられ、長い間中つ国で暮らす間に、元々のマイアのオローリンとはまた違った「イスタリのガンダルフ」としての人格になって行ったのではないかと思うのです。
バルログと戦った後、灰色のガンダルフは間違いなく死んだのでしょう。そして、新しい肉体を与えられ、再び中つ国に戻された白のガンダルフは、灰色のガンダルフとはまた違う人格=別人なのではないかと。
白のガンダルフは「迷いがなくなっている」というイアン・マッケランの言葉にも思うところがありました。灰色のガンダルフは、長い間中つ国の人々と共に生きて来て、中つ国の人々への愛情も深くなり、その分迷いや苦悩もあったのではないかと。フロドが指輪所持者になってしまったことについて、灰色のガンダルフは心を痛め、悩んでいたはずです。
白のガンダルフは、中つ国への愛情を失ったわけではないけれど、元のマイアとしての存在に近い段階?の存在になったのではないでしょうか。同じ視点で迷い、心を痛めるのではなく、高いところから見守る存在になったのではないでしょうか。
白のガンダルフが優しさを失ったわけではないけれど、イアン・マッケランが言うところの「迷い」を持った灰色のガンダルフの存在はとても愛しく思えます。そんな灰色のガンダルフとの別れを思うと、モリアでも、ロリアンでも、そしてネン・ヒソイルでフロドがガンダルフの言葉を思い出す場面でも、しみじみと悲しくなってしまうのです。
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