ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ハッピーエンド・・・?

2004年02月23日 | 旧指輪日記
昨日会った友だちが、お父さんが映画好きですでにRotKを観たと言うので、「なんて言ってた?」とリサーチ(笑)してみたところ、「ハッピーエンドだったよ」と言っていたんだそうです。
えーっ、と原作既読者は思ってしまうのではないでしょうか。あの灰色港での別れがハッピーエンドだとは、原作では思えませんよね・・・
映画の灰色港の解釈、いいかなあとも思っていたのですが、あの明るさが逆に誤解を招いてしまうのかもなあとちょっと思いました。笑顔で別れているからハッピーエンドなのだと・・・
YAHOOのユーザーズレビューとかでもあの灰色港のラストに触れいてる感想がほとんどなくて、原作知らない人は一体あれをどう思ったんだろう、というのがすごく気になってはいたんです。映画館で出口調査して聞いて回りたい気分です(笑)
あれが「ハッピーエンド」だと思うのは、あの終盤があまりにも慌しくて、「あれが本当のラストシーンだ」という印象にならないのかも・・・
それとも逆に、あのエピローグが長いと感じてしまう人にとっては、「指輪を棄てた」という時点で物語は終わりで後はつけたしなので、「ハッピーエンド」ということになるのかもしれません。
原作未読の知り合いの人の一人の感想では「友情っていいね、と思った」ということでしたが、これも原作を読み終わっての感想とはかなり違うような気がしました・・・まあそれもありますが、それが一番の感想には来ませんよね、やはり。
映画では重点を置かれて描かれているものが違うんだなあと、今更ながらに思ったりしています。そして、これでいいのかなあ、というほのかな疑問も。今後も原作を読まない人にとって、「指輪物語」はそういう物語なのだと思われてしまうということでもありますからね・・・
まあ、おすぎとか村上隆氏とか朝日新聞に映画評を書いていた稲垣都々世氏とかの評価を読むと、観る人が観ればちゃんとわかるんだなあ、とは思いますが・・・
これから、妹や、結末を全く知らない友だち何人かと一緒に観に行く予定にしているので、どう思ったか根掘り葉掘り聞きだして嫌がられる予定です(笑)まあ、彼女たちは結構LotR気に入ってくれてるので、妙な感想は言わないと思いますけど・・・どんな感想を持つか、とても楽しみです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする