ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

3回目の感想いろいろ

2004年02月22日 | 旧指輪日記
2回目に「結構素直になれたかも」と思ったのですが、今回はまたちょっと辛口モードになってしまいました(汗)まあ、多分観る度に原作よりになったり映画よりになったりと、コロコロ意見が変わるのではないかと思います。TTTの経験から言って(汗)
単純に原作と違うから、というだけで批判はしたくないと思っているので、どのような意図で原作と変えられたのか、その結果どういう効果が生まれているのか、なんてことを考えながら観られたらとは思っていますが。

今まで2回観た時点では、サムはまあ許せるかなあと思っていたんですが、今回は「やっぱりちょっと・・・」という面が見えて来てしまいました(汗)
指輪を棄てた後、フロドと二人でホビット庄のことを語る時、ロージーのこと思い出すのはいいのですが、最後まで「ロージーと結婚したかったよー」と泣いてますね、サム・・・で、フロドに慰められちゃってます(汗)
今回のサムは指輪を棄てる使命に燃えていたのはフロドのためだったんだなあと思えたので、TTTよりは違和感がないと思ったのですが、あのシーンを観ていると、「フロドが解放された後」というよりは「使命を達成した後」という感じで・・・ちょっと残念です。
そして、最後の「さあ今帰っただよ」のところも、普通に幸せそうで・・・もう少しフロドと別れた悲しさみたいなものを孕ませてくれていてもいいのになあと思いました。
でも、フロドをかついで行くところとか、灰色港での別れとか、そういう場面はとても良かったので、見過ごせる範囲ではありますが。
あと、やっぱりデネソールですねえ・・・。あくまでも個人的な感想だということをお断りしておきますが、やっぱり今のところ私はまだまだあのデネソールには馴染めません・・・設定の改変もさることながら、どうもジョン・ノブルの演技が「濃い」のにも馴染めなかったりして(汗)
なんだか、私原作のデネソール結構好きだったんだなあというのが実感されて来ました(汗)冷徹なデネソールがほんの一瞬垣間見せる、ピピンの忠誠に心を動かされた様子。それまでギリギリの線で保って来た誇りがファラミアの物言わぬ帰還で崩れ去る様子・・・
まあ、これからまた違う面を発見できたらとは思っています。
あと、今回すごくエオウィンに感情移入してしまいました。エオウィンも原作とは大分違いますが、なんか映画のけなげでかわいいエオウィンもいいなあと思います。

コメント
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