ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

RotKサントラのこと

2004年02月27日 | 旧指輪日記
TTTの時はサントラを先に聴き込んでいて、「あんまり聴かなきゃ良かったなあ・・・」と思うところが多々あったのですが、結局公開直前までRotKサントラを聴きまくってしまいました(汗)
やはり聴きすぎで失敗、なところもありました。サントラ聴いていて一番泣けた「王の帰還」は、実際に映画で観たらあんまり泣けませんでした。結構場面転換がめまぐるしかったせいもあるとは思うのですが、やっぱり自分のイメージと違ってたせいでしょうね。
「望みと思い」とか「ローハン軍の長征」も聴きすぎてなければもっと感動しただろうになあとちょっと残念。
「シェロブの棲家」は、画面観てると音楽の印象がすごい薄れるんですが(汗)音楽だけ聴いてるとかなり良いんですが・・・
でも、実際に映画で観た方が感動した、という曲もいくつかありました。
「白の木」では、最初の部分、実際に枯れた白の木の映像と共にあの悲しいテーマを聴いたらかなりグッと来てしまいましたし、烽火が上がる場面は、音楽だけ聞いていたら、ただの勇ましい音楽かなーと思ってしまいましたが、実際に映像と合わせてみたらすごく感動的でした。
そして、一番の驚きは「黒門開く」でしょうね・・・。あのすさまじい滅びの山の光景の中に響くティンホイッスルの明るい音楽。絶望的な状況の中、ホビット庄を思い出し、フロドを背負って行くサムの心情に合っている・・・というよりも、意外性において凌駕しているかも(汗)それなのに、とにかくあの場面にはぴったりなんですよね。
そう言えば、以前bbsで教えていただいた「CUT」に「邪魔にならないサントラ」というような記事が出ていたのを読みましたが、この記事を書いた方は、RotKを観ていて音楽の印象が全く残っていないのだそうで。ちょっとわかるかも・・・というのも、私もFotR一回目に観た時は、「ホビット庄の社会秩序」しか印象が残らなかったものです(汗)これってある意味すごいことかもしれません。本当に場面の邪魔になってないんだなあと。
少なくとも「CUT」の記事を書いた方は「黒門開く」の音楽も印象が残らなかったのでしょうから、あれだけ意外な音楽の使い方をしていても、やはり場面の邪魔はしていないということですよね。やっばすごいかも・・・
結論を言うと、今回は、先に聴きこんでいて良かったかも、という気がしています。聴き込んでいたからこその感動というのも味わえたので。

コメント
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