ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

シュタンベルク湖のカモメとカモ

2010年08月19日 | 旅行
フュッセンから一路ミュンヘンへ。インフォメーションで宿を予約して落ち着いたあと、Sバーンでシュタンベルク湖へ向かいました。以前教えていただいた、トーマス・マンの仕事場と、ついでに前にも行ったけど妹が初めてなのもあって、ルードヴィヒ2世が亡くなった場所にも行こうかなと。前回行った時は熱があってふらふらだったし・・・(汗)
シュタンベルクの駅についたら、ちょうど遊覧船の出発の時間があったので、先にルードヴィヒの十字架があるところに行くことに。
桟橋がカモメだらけで面白がって撮った写真。



これは船の甲板から。スイスもドイツも朝食にパンが出るので、お腹すいた時に食べるかな・・・とちょっと多めに持ち出して、結局食べなくて余ったのを鳥にあげることが多かったです(汗)
シュタンベルク湖には白鳥も少しいたけど、メイン?はカモメとカモ。
カモメとカモのパン屑取り争いはちょっと面白かったですねー。
同じ水鳥?というか水辺に住む鳥ですが、カモメは泳ぐのよりも飛ぶのが得意、カモは飛ぶのよりも泳ぐのが得意。
パン屑を落とした時、カモメは泳ぐ速度ではカモには勝てないので、飛び立って空中でキャッチしようとするんですねー。
一方のカモは、飛び立つ瞬発力はカモメにかないませんが、泳ぐの速いんですよね~。パン屑が落ちた時の猛ダッシュぶりがすごかったです(笑)
でも、カモも、ちょっと離れたところにえさをくれる人がいると、そういう時は飛んで近くまで行くんですね。
そんなことを観察して楽しんでました。

前回行った時は熱があって船室でぐったりしてましたが、今回は甲板でのんびり景色を楽しめました。(の割りに写真撮ってないな・・・なんかスイスを見てしまった後だと何もかも色あせて見えてしまったんだよなあ(汗))
行きに乗った遊覧船は、なんだかレストランみたいなものもある豪華客船のような遊覧船でした・・・(汗)
帰りは普通の遊覧船でしたが。あれは何だったんだろう・・・
帰りの便では、結婚式をしてきた新郎新婦と家族・友人たちが乗ってました。どこかで式を挙げて遊覧船で帰るんですねー。
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The Woman in Black

2010年08月19日 | ミュージカル・演劇
せっかくロンドン行くのに、今回ロンドン滞在が少ないのと、最終日日曜にしたらなんと日曜ウェストエンド休演という衝撃の事実のため、舞台は一つしか観られませんでした。日曜休演って・・・普通月曜じゃないの? 稼ぐ気ないのかウェストエンド・・・
本当は亜門版ファンタスティックスを観たかったのですが、残念ながら6月で打ち切りになってしまったので・・・亜門版ファンタスティックス好きなので残念。(でも今回の日本のはキャストが今イチで観に行きませんが・・・ヨッシーか山路さんが残ってたら行ったのになあ)
地下鉄のレスタースクア駅(だったかな)のエスカレーター横に、撤去し忘れなのか1枚だけファンタスティックスのポスターがあってちょっと悲しかった・・・
とまあそんな訳で1本しか観られない舞台、レミゼでもオペラ座の怪人でもなく、ウーマン・イン・ブラックを観てきました。
この作品、大好きなんですよね。ホントよくできてると思います。日本版を3回観て、ウェストエンドでも7年前に一回観てます。
本当はあまり観ると新鮮味がなくなるので、日本でも2回行きたいところ我慢して1回ずつしか行ってないのですが、それでもさすがに5回目ともなると結構話を覚えてしまって、そんなに怖くなくなってしまいますね・・・悲鳴のタイミングも覚えちゃったし。初めて観た時の怖さったらなかったですから・・・あの主人公と一緒に閉じ込められたような空間が・・・
でも、雰囲気と役者さんの演技を楽しむことはできました。あと初めて観る観客の反応を楽しむとか(笑)7年前も思いましたが、ウェストエンドの観客の反応は日本よりもずっと激しくて、最初の悲鳴のあとは場内ざわめく、というよりも大騒ぎに近い感じになって芝居中断しちゃいそうなくらいです(汗)
それでも、休憩中とか終演後に「面白いよ」「素晴らしかった」みたいな感想が聞こえると、自分の手柄でもないのに嬉しくなってしまいますね・・・(笑)
外国の観客って、つまらないと雑談しちゃったりとか見事に集中できないのですが(汗)いい舞台だと集中してシーンとして観てるんですよね。この作品でも静かなシーンは皆静まり返って観ていて、よくできた作品なのがわかります。
あと、劇場が本当に古い感じなので、「古い劇場が舞台」というのがすごくリアルなのがいいですね~。
今回、TKTSよりも周辺のチケットディスカウントの店の方が安かったのでそちらで買ってみました。席はドレスサークル(2階席)の最前列でしたが、2階席がかなり前の方まで来ているタイプの劇場だったので、オペラグラスいらないくらいでした。欧米では背が高い人が前に来る確率がものすごく高いのですが、前に人がいなくて大変良く見えたのもよかった(笑)

実は7年前に初めてウェストエンドで観た時は、キャストが今イチな印象だったんですよね。特にオールド・キップスが、なんかもともと偉そうな人が気弱な人を演じている、という感じに見えてしまってかなりイメージダウン・・・斉藤晴彦さんが良かったなあ、なんて思ってしまったものでした。
ヤング・キップスも押し出しが強すぎて鼻につくというか・・・今回もそんな感じなので、欧米でやるとこんな感じになるのかなあ。
ただ、今回はオールド・キップスがすっごく良かった! かなり背が高い人でびっくりだったんですが(190くらいありそうに観えました)、大きな体を縮こませるような感じで、大きな目鼻立ちで悲しげで情けなさそうな表情で、なんだかとてもかわいいオールド・キップスでした。とっても好感度大。
ヤング・キップスは前回と似たような、押し出しが強い感じなんですが、オールド・キップスとのバランスで見ると結構ハマって見えてきて、ああ本来こういう組み合わせなものなんだ・・・という気がしました。
でも、「上手い演技をしている演技」と「本当に恐怖を感じている演技」の区別があまりわかりませんでした。上川隆也さんはその辺がちゃんと区別ついて、本当に恐怖を感じて来ている(演技していることを超えてきている・・・という演技。ややこしいですが(汗))のがわかって、それにゾクゾクしたものですが・・・まあお国柄なだけかもしれませんが。
オールド・キップスはとても良かったですが、でもポニーの馬車に乗るところとか、スパイダーと一緒の場面とか、斉藤晴彦さんほど笑わせてくれる人はなかなかいませんねー。
あ、黒衣の女の仮面が、日本のよりももっとあからさまにお化けっぽい感じだったような・・・これもお国柄ですかねー。
オールド・キップスが、劇中劇でナレーターを務めつつ、自らの記憶を追体験し、ヤングキップスと一緒に表情を変えていくのがまたいいんですよね。感情を追体験しつつ、でも先の運命を知っているから次第に表情を曇らせて・・・というあたりを観ていると涙腺が緩みがちなんですが、今回もちょっと泣けてしまいました。いやー良かったです、オールド・キップス。
今のところ来年もイギリス行くつもりなんですが、また見たいかな・・・でも年一回は観すぎかな・・・でも次いつイギリス行くかわからないし・・・なんて今から考えちゃってます(笑)

ところで、ダニエル・ラドクリフ主演でウーマン・イン・ブラックが映画化されますが、この舞台の映画化ではなく、あくまでも原作の映画化、なんですよね。
原作読んだことないんですが、劇中劇のような入れ子構造は多分二人芝居のためのアレンジですよね。そうすると、一番ゾッとする最後のあのオチは原作ではないのかな・・・
ちょっと気になるので原作読んでみようかな、と思いつつ、映画で観るなら読まないでおいた方がいいのかなと思ったり・・・ちょっと悩んでます。
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