ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

聖コロマン教会を臨む

2009年12月04日 | 旅行
ノイシュヴァンシュタイン城の帰り、展望台のようになっているところから撮った写真です。
お城の中からもさんざん見えてたんですが、嘘のような絶景でした。写真じゃ伝わらないかもしれませんが。
大自然の美しい絶景もいいですが、結構こういう田園風景の方が好きかも。近寄りがたい感じではないからかな。
真ん中に写っている小さい教会は聖コロマン教会という小さな教会です。この教会自体は観光名所というわけではないんですが、何しろ立地が素晴らしいというか。


ちょっと拡大してみました。教会わかるかな?
聖コロマン教会には翌日行ってみよう、ということになりました。
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渇き(ネタバレ)+第十回東京フィルメックス閉会式

2009年12月04日 | 映画
第十回東京フィルメックスのクローズ上映の「渇き」を観てきました。
クローズ上映なので閉会式も見ちゃいました。こういうの初めて・・・
閉会式なので授賞式がメインでしたが、作品一つも観てないので・・・(汗)
審査員特別賞はイランのバフマン・ゴバディ監督の「ペルシャ猫を誰も知らない」、観客賞と最優秀作品賞のダブル受賞は韓国のヤン・イクチュン監督の「息もできない」でした。
どちらも監督が来ていなくて、代理の配給会社の人とか通訳の人とかが受け取っていてちょっと寂しい感じ・・・
と思っていたら、「ヤン・イクチュン監督から受賞の喜びのビデオレターがたった今届きました」ということで上映されたんですが、いきなり坂道の向こうから変な踊りを踊りながら近づいてくる人の映像で場内爆笑に。
喜びにハイになって「喜びの踊り」を踊る監督本人でした(笑)
このビデオレターで場が和んでいい雰囲気になったと思います。

続いて次に上映される「渇き」のパク・チャヌク監督(JSAとか「親切なクムジャさん」とかの監督ですね)が軽く挨拶してから本編上映に。
あ、私はシン・ハギュン目当てで観に行きましたので・・・(笑)
ソン・ガンホ主演のヴァンパイア映画で、シン・ハギュンが気持ち悪い役らしい、ということくらいしか知らずに観に行ったのですが(笑)
観終わって、何を言わんとしてるのかよくわからなかったな・・・と思ったんですが、終了後に監督のQ&Aがあって、皆さん的を得たいい質問してくれるので(この間の「ブッデンブローク家の人々」とはえらい違いだった・・・)、作品の理解にすごく助けになりました。なるほど、こういうこと考えて作ったんだ、と。
監督が描きたかったのは、「人を救うはずの神父がヴァンパイアになったらどうなるだろうか」ということと、キリスト教の儀式でワインをキリストの血、聖体をキリストの肉体として飲んだり食べたりすることが子どもの頃からとても不思議だった、それが本当の血だったらどうだろう・・・というところから来ているそうです。(日本語の通訳では言ってなかったけど、「カニバリズム(人肉食)」って言葉も聞こえたなあ)
なるほど、人を救いたいと思いつめて実験台になった神父が、己の欲望に負けて生きるようになってしまった、その苦悩を描きたかったんですね。
でも、観ていて正直、色々なエピソードが入りすぎて、神父の苦悩が見えにくかったかな・・・その色々なエピソードが面白かったりはしたのですが。
観ていて、「長いな」とは思ってしまいましたが、個々のエピソード自体は面白くて、引き込まれて観てはいましたね。
あと、さすが韓国映画で役者さんが皆上手いので。
ヒロインのキム・オクピンも良かったし、姑役の人の目の演技もすごかった(笑)
シン・ハギュンは、気持ち悪いというか、結構かわいかったんですが・・・(笑)
遺影の写真がやけにさわやかでカッコよかった・・・あれ欲しいかも(笑)
しかし、いわゆるヴァンパイア映画としてはかなり変わってるな・・・と思ったんですが、Q&Aで、「特にヴァンパイア映画が好きなわけではない」と言っていて、なるほどな、と思いました。
テジュの義母がずっと観ているという設定、監督としては、鏡に映る自分の姿を見るという(監督としては)陳腐なシーンの代わりに思いついたそうで、義母の目がソンヒョン自身の目であり、神の目であり、観客の目であり・・・という位置づけだったそうですが、なんかちょっとあれは怖かったなあ・・・気持ち悪かったというか。
特にラスト、全てを観てしまうのが・・・怖かったです。ゾッとしました。
でもまあ、なんであそこで義母を連れて行くのか、という理由がわかりましたけどね。映画として見届けされるためで、他の意味はあまりなかったのでは・・・(汗)
このあたり、この監督独特の感覚なのかもしれないけれど、なんか韓国映画っぽいなーという気もしました。
ラストでテジュがサンヒョンへの愛情を見せるような演出になっていることについて、監督は「フィルムノワール的にはファム・ファタール(運命の女)は主人公を愛していたのかどうかわからない方が良いのだけれど、ああいう風にしたくなってしまった」と言ってました。このあたり、監督の優しさかなーと思いましたね。

とまあそんな訳で、なかなか不思議な映画でしたね。
久々にシン・ハギュンを観られたという点ではまあ満足でした。
ちなみに来年2月から日本でも公開するそうですよ。

てな訳で今年見た映画の順位。
1.インスタント沼 / 2.女の子ものがたり / 3.アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~ / 4.ウルヴァリン:X-MEN ZERO / 5.ハリー・ポッターと謎のプリンス / 6.トランスフォーマー・リベンジ / 7.ダウト~あるカトリック学校で~ / 8.渇き / 9.ブッデンブローク家の人々 / 10.レッドクリフpart2 / 11.マンマ・ミーア! / 12.ウルトラミラクルラブストーリー / 13.カムイ外伝 / 14.スタートレック / 15.アラトリステ / 16.三国志 / 17.キラー・ヴァージンロード

あと今年見に行く予定の映画のリスト。
12月19日公開 「のだめカンタービレ最終楽章 前編」
今年もあと1本になりました。今年は少なかったな。1月にいきなり観たいのが固まってますが。
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