ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

エルフの耳は(ホビットも)とんがっているのか???

2006年01月30日 | 指輪物語&トールキン
実は前々から気になっていたことがあります。もしかして前に書いたことあるかな・・・多分書いてないと思うんですが、まあ書いてたとしても本人が忘れているくらいですからいいでしょう(笑)
PJ映画のキャラクターのビジュアルを観て、エルフの耳がとんがっているのを観て、ちょっと不思議だったんです。いや、エルフの耳がとんがっている、という常識?は知ってたんですが・・・
さらに、ホビットまで耳がとんがっているので、あれれ? と思ったのでした。
原作では、エルフやホビットの耳がとんがっているなんて記述はない、ですよね? 私が見落としているのかもしれませんが・・・
でも、初めて読んだ時にエルフやホビットの耳がとんがっている、というイメージはなかったし、映画を観て「あれ?」と思った後に何度か読み返していますが、そういう記述に気がついたことはありませんでした。
追補編にもなかったと思うし、シルマリルや「終わらざりし物語」でもなかったと思います。
バクシアニメはどうだったかなあ・・・レゴラスの耳はとがっていたような気がしますが、記憶が曖昧です(汗)
で、PJ映画では、エルフやホビットの耳がとがっているのはもう当然の設定とばかりに、わざわざつけ耳までさせてとがらせてるんですよね。ホビットの足に毛が生えているのと同じくらい当然、という感じで。
あれ、私何か読み落としてた? と不思議な気分になりましたが、そのまま特に追求せずに今日に至っているわけですが。
そもそも、「エルフのとんがり耳」という設定はどこから出てきたんでしょう・・・と思ってWikipediaを観てみたところ、どうもエルフの一般的なイメージとして「耳がとがっている」という特徴があるらしいです。但し、どうも昔からの伝承というよりは近年の(=「指輪物語」以降の)ファンタジーフィクションの中でのイメージらしいですが・・・
Wikipediaでホビットの項も見てみたら、ここでも「耳がとがっている」という記述が。
でもおかしいなあ、どこにも書いてないのに・・・と思って、中つ国用語辞典さんを見てみたところ、やはりホビットに関しては「耳がとがっている」という記述はないようです。うーむ、どこから来たんだろう、あのとんがり耳・・・
ついでにエルフの項を見てみたら、トールキンはエルフの耳がとがっているという記述はしていないが、残された資料から、そのように想定していたことが伺えるんだそうです。なるほど。
とんがり耳のエルフ(妖精)、という概念は、常識的なものだったのかもしれませんね。
となると、なんでホビットの耳もとんがっているのかという疑問が・・・
人間でない種族だということをあらわすため、というのならドワーフだってとんがり耳でもよさそうなものですが、映画のドワーフの耳はとんがってないですよね。
うーん、よくわかりませんが・・・なんとなく妖精っぽい存在、小人、というイメージなんでしょうか。
これも、もしかしたらトールキンがとがった耳として想定していたような資料が残っているのかもしれませんが・・・
でもちょっと気になるのが、「ホビット とがった耳」で検索してみたところ、ホビットの特徴として「とがった耳」と書いてあるサイトが結構あるんですね。Wikipediaを筆頭に・・・
少なくとも「指輪物語」でも「ホビットの冒険」でも直接には「ホビットの耳がとがっている」という記述はないので、なんだか映画のビジュアルのイメージが先行してしまっているのでは、というのが気になってしまいます。
ああでも、とがった耳の起源というか由来というか、がなんだか気になってしまいます。こういうの調べたら面白いだろうなあ・・・と思うだけですが(汗)
コメント (2)
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