ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

指輪ミュージカルの音楽のこと

2006年01月10日 | 指輪物語&トールキン
TORn経由なんですが、こちらで、指輪ミュージカルの音楽の話が載っています。
ミュージカル・スーパーバイザーで編曲と作曲も少し担当しているChristopher Nightingaleのインタビューが主になっています。
右上に出ているのはリハーサルの写真のようですが、これはフロド役のJames Royeですね♪ 抱き合ってる(取っ組み合ってる?)坊主頭の人はゴラムなのかサムなのか。ん~、こういうの見ると楽しみになりますね♪
しかしJames Loye結構カッコイイですよね(笑)
と話が逸れましたが(汗)ミュージカルの音楽の話です。私の英語力による要約なので、嘘書いてたらすみません・・・(汗)正しくは原文を読んでくださいね~。
最初Nightingale氏がプロデューサーのKevin Wallaceに声をかけられた時は、指輪ミュージカルは「レ・ミゼラブル」やアンドリュー・ロイド=ウェバー作品のような、歌でストーリーを追っていくようなスタイルが考えられていたそうです。
で、Nightingale氏はこのアイデアは最悪だと感じたそうです(汗)
しかし、Wallace氏に説得され?演出のMatthew Warchusに会ったそうです。Warchus氏も全く乗り気ではなかったようですが(汗)
しかしWarchus氏との話し合いで面白いプロジェクトになる感触を掴み、どのような音楽を創るのかの取材に入ったそうです。
まず聴いたのがトム・ウェイツ(私は全然知らなかったのですが、ボブ・ディランなんかと同世代?のミュージシャンなんですね)のアルバムだったそうです。このトム・ウェイツの音楽を、彼らは「Black Rider」と呼んでいたそうで(笑)この「黒の乗り手」の音楽で、いかにして暗い音楽を陳腐でメロドラマチックにせずに作るかを学んだそうです。
(このトム・ウェイツと黒の乗り手の話、前からインタビューで良く出ていましたが、今日はじめて真面目に調べてみました・・・(汗))
そうして少しずつ脚本や美術デザインも進み始めたそうです。普通は脚本と音楽がまずあって、それに美術やその他のコンセプトが付いてくるものですが、この作品に関しては、全てがもっと関連しあって作られたそうで、舞台上であるアイデアが浮かぶと、音楽や構成にも影響を及ぼしたそうです。
そのうちにNightingale氏はプロデューサーの一人John Havu氏と一緒に音楽の素材探しを始めたそうです。
Havu氏は北欧の音楽を調べ、Valttinaにたどり着き、オファーしたところ二つ返事で引き受けたとか。
一方シルクロードからインドにかけての音楽を調べていたNightingale氏は、「ボンベイ・ドリーム」などを手がけたインド人のA.R.Rahmanにオファーします。「フィンランドとインドの音楽を融合しようなんてとんでもない人だ」と言うRahmanに、Nightingale氏は「トールキンの世界は全世界に存在していて、その音楽も全世界に存在しているのだ」と説明したとか。
いつも一人で仕事をして来たRahman氏には違うアーティストとのコラボレーションは大きな冒険だったそうですが、結果として、Valttinaが作った音楽、Rahman氏が作った音楽、そして両者とNightingale氏のコラボレーションになる音楽、などが出来たそうです。
ここでそのコラボレーションの一例として(だと思うんだけど・・・)シェロブの音楽を挙げています。いかにして気味の悪い蜘蛛の音楽、にならないようにするかに皆で頭を悩ませ、結果的にはValttinaの音楽に拠るところが大きかったそうです。
ここでちょっと気になるのが、シェロブが出てくるのが第三幕だと言っているところです。(指輪ミュージカルは三部作に合わせてか三幕構成なんだそうです)
原作ではTTTで出てきたシェロブ、映画でRotKに出てきたものだからそういうイメージになったんじゃないといいんですが・・・
まあ、PJが言っていたように、シェロブを第三部に持って来ないとフロドとサムの旅のほかの人たちの旅が釣り合わない?というのはあるのかもしれませんがが・・・

というわけで、久々に面白いインタビューが読めました。(なんか誤解してるような気もするけど・・・まあいいや(笑))
考えてみたらプレビュー開幕まで1ヶ月切ったんですねえ。(私のトロント行きも1ヶ月切ってるんだった、そういえば(笑))
どんな舞台になっているか、いよいよ楽しみになって来ました!
コメント
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