年末に2回しか聴かないで(汗)感想書いたのですが、その後聴き込んで感想も変わってきたところがあるので、再び書いてみます。
最初の感想はこちらです。長いですが(汗)
それでは、感想が変わった曲、感想を書かなかった曲(汗)について書いてみます。
3.Bregald's Song
編成が豪華になったのに惑わされて(笑)前のアルバムの木の鬚よりも洗練された感じだなーなんて思ったのですが、聴き込んでいるうちにとってもトールキン・アンサンブルらしい曲だということがわかりました(笑)
5 Song of the Elves Beyond the Sea - Galadriel's Song of Eldamar (II)
クリストファー・リー様がガラドリエルがヴァリノールを想って歌った詩を読むというちょっと不思議な曲です。リー様の役柄?は木の鬚とナレーションとなってましたので、ガラドリエルとして読んでいるわけではなさそうですが(笑)
バックでガラドリエル役?のメゾソプラノの Signe Asmussenさんが歌詞のないメロディを歌っています。敢えて歌詞をつけて歌わせていないところが面白いなあと想います。
このメロディが、最後には前回のAT DAWN IN RIVENDELLの灰色港と同じメロディになり、ガラドリエルが海を渡っていくことを暗示しているように思えます。
今回のアルバム、全体的に祝祭の雰囲気が漂うと前に書きましたが、こうして少しですが灰色港を暗示する部分もあるんだなあと、ちょっとホッとしました。
7.The Ents' Marching Song
感想は特に変わらないんですが、カッコイイんですよねえ、この曲。「Hungry as Hunters, Hobbit Children」の歌の次に(笑)好きです!
8 Galadriel's Messages
これも5と同じように、ギターの物悲しげな調べをバックにリー様がガラドリエルのアラゴルンとレゴラスへのメッセージを読み上げます。
ギムリへのメッセージは詩じゃないので読んでくれませんが(笑)
某所で、ギムリのメッセージだけ詩じゃなくて雰囲気が違うので、実は奥方はギムリにはメッセージがなくて、ガンダルフが捏造したのでは、説を読んだことがありますが、やっぱそうかなーと思えてしまいます・・・(汗)
9 Song of Earendil
最初の印象ほど単調なだけではないんですが、やっぱり長いんですよね~(汗)寝る前に聴いていてここまで起きていられても、絶対この曲で寝てしまいます(汗)
起きていて聴いていても、気がつくと集中が切れてほかの事考えてたりしがち・・・(汗)
でも、ギター1本とPeter Hall氏のとつとつとした歌い声だけで10分超通しているのが、ビルボが歌っているな~という雰囲気はあります。
あと、この曲、「トム・ボンバディルの冒険」に出ているErrantry(さすらいの騎士)という詩と同じリズムになっている・・・と思うのですが(汗)、Errantryの朗読の仕方、「だんだんゆっくりになって行く」というリズムに忠実かなあと思いました。早口なのもErrantryに通じる感じです。
やっぱりこの詩って、内容は神話的?ですが、結構おどけた雰囲気のある詩なのかなあ、なんてことを思いました。
10 Song of Durin
この曲も6分超でやや長めですが、ドラマチックな展開で飽きさせません。
最初、ギムリのバスの美声♪がしずかなハープをバックに歌われるのが、「ホビットの冒険」で、袋小路屋敷でドワーフたちが歌ったイメージにもつながります。
その後、チャイム(鐘)の音が厳かに鳴り響き、弦楽器が加わり、金管楽器が華やかに加わり、男声合唱で盛り上がった後、再び鐘が鳴る中、静かなギムリのソロになったり・・・とドラマチックな展開に唸らされます。
ギムリにこんな素敵な曲を作ってくれてありがとう♪という感じです!
11 Tom Bombadil's Song (III) I Had an Errand There...
トムが、ゴールドベリに睡蓮の花を持っていくためにここに来てたんだよ、という歌ですが、なんだかロマンチックな響きに、トムの別の一面を見たような気がしました・・・(笑)
12 Wight's Chant~ 13 Ho! Tom Bombadil~ 14 Tom Bombadil's Song (IV)
塚人に捕まったフロドがトムを呼ぶ、という流れをミュージカルのごとく音楽で表現してくれた、という感じですね。
今後、「指輪物語」がどのようなメディアになっても、ほぼトムと塚人のくだりはカットされるでしょうから(汗)貴重なものかもしれませんね~
20 Sam's Invocation of Elven Hymn to Elbereth Gilthoniel
サムが「A Elbereth Gilthoniel」の詩を口にする場面・・・オークの塔を脱出するところでしたっけ?(汗)の歌です。
最初華々しい音楽の後、Peter Hall氏によるサムの、素朴な感じの声が歌いだしますが、やがてガラドリエル(なんでしょうね、役名がガラドリエルしか書いてなかったから)のSigne Asmussenさんの歌声が美しく現れ、サムと一緒に歌うんですね~。
サムが見守られてるという、私が原作を読んでいて感じていたことが見事に現されているようで、ちょっと感動してしまいました。
というわけで、やっぱり素晴らしいアルバムですよ~!
最初の2枚を聴いていない私としては、一日も早く4枚組みボックスセットが発売されることを祈っております(笑)