ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ドイツの食べ物

2005年08月21日 | 旅行
今回初めてドイツに行ったわけですが、いや~ひさびさに美味しいものが食べられました。イタリアとか韓国とか香港・台湾あたりほど「ものすごく美味しい!」ではないんですが。(注:イタリアは行ったことありませんが・・・)
ここ数年、アメリカかイギリスにばかり行っていて、旅行中和食やパスタやインドカレーが恋しくなったりしていたものでしたが、久々に和食が恋しくなりませんでした。
まず、パンが美味しい! 特に北ドイツ特有らしいライ麦パンが美味しかったです~! これならパン主食で生きて行ける、と思いました(笑)昔フランスとスペインに行った時も思いましたが、また違う美味しさですね~。
その辺のパン屋さんで普通に美味しいパンが食べられるのに感激・・・
それから、ソーセージですね。美味しいとは聞いていましたが、本当に美味しかったです。
と言っても、「こんな美味しいの初めて食べた!」というのではないんですが。軽井沢の腸詰屋とか、牧場で売ってる手作りソーセージってこういう味だよね・・・という感じ。
しかし、日本じゃ牧場に行かないと食べられないようなソーセージが、その辺のスタンドで売ってるんですよね。これは感激でございます。
上の写真はリューベックの肉屋さん?で売ってたものですが、もっと普通に街中で売ってるやつの方が美味しかったかな。これも美味しかったですけど。
一応レストランにも入ってみました。トイレに入れる貴重な機会でもあるし。
最初に食べたのは、リューベックの市庁舎の地下にあるラーツハウスケラーで食べた、北ドイツ名物らしいラプスカウスです。

これ、要するにコンビーフ炒めの上に目玉焼きが乗ってるんですが・・・な、なんかまさにコンビーフに目玉焼き、という感じで、うーむ、でした(汗)不味くはないけど、そんなに美味しいか? という・・・延々コンビーフ食べるのも辛いですし。
でもハンプルクの有名なレストランでは、この料理が賞を獲ったりしているらしいです。美味しいところで食べたら美味しいのかなあ・・・
ドイツ全般で名物らしいヴィーナーシュニッツェル(子牛のカツレツ)は美味しかったです。(写真撮るの忘れた・・・)
でも、全体的にちょっと塩味が強すぎかなあ。まあそれでも美味しかったですけど。
魚料理が名物ということだったんですが、魚嫌いなので、ハズしたら辛いなあとおもって結局ちゃんとした料理は食べませんでした。
でも、港のそばでおそるおそるFischfrecadereという、魚のすり身のフライらしきものを食べてみたら、やはり塩辛かったんですけど美味しかったです。もっと勇気を出して魚料理も食べればよかったなあ。
そしてもうひとつ、北ドイツ名物らしいと聞いていたローテ・グリュッツェも食べてみたのですが、今ひとつ・・・(汗)

これ、アイスクリームにあったかいベリーソースがかかっているものとか聞いていたのですが、アイス入ってなかったような? ソースも暖かくはなかったし。有名なレストランだったんですけどねえ。こんなものなのかな。
これと一緒に頼んだ、ポテトスープに海老が入ったやつはとっても美味しかったです。メインを頼むとデザートが食べられないと思ってスープしか頼まなかったのですが、ちょっと惜しいことをしたかなあ。ローテ・グリュッツェが今ひとつだっただけに余計に(笑)
この他、肉屋さんで買ったレバーヴルストとかも美味しかったし、(これも日本では腸詰屋とか行かないと買えません・・・)久々に食生活は充実してました。
美味しいものがあるっていいよなあ・・・(しみじみ)
次はまたアメリカ&カナダなのですが、こういう経験してしまうと辛いものがあります(汗)やっぱ旅行は欧州がいいよなあ。(アジアもいいですが)
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Tanz der Vampire

2005年08月21日 | ミュージカル・演劇
ハンプルクでやっているミュージカルの中で、どうやら一番評判がいいらしいミヒャエル・クンツェのTanz der Vampireを見ました。
ストーリーを聞いたところでは面白そうには思えなかったのですが、いやはや一見の価値ありの作品でした。
最初のうち宿屋の場面なんかは「どこがいいんだろう」と思ってたんですが、ヴァンパイアたちの踊りが出てくるあたりからなるほど、と思いました。いやすごい迫力でした。
装置と演出、そして歌とダンスの、極上のエンターテイメントですね。官能的だったり、ホラーっぽかったり、お化け屋敷みたいな面もあったりして。
コメディも笑えましたね~。教授最高(笑)
来年日本でもやるらしいんですが、リピーターの方々が「日本でできるのか」と心配されているのがよ~くわかりました。
装置とか演出はなんとかなるかもしれませんが(でもすごいでかいステージだったなあ。帝劇も横幅は負けてないと思いますが、縦が全然違うと思います・・・)、問題は歌とダンスでしょうね。日本の役者さんも最近は随分上手くなったと思ってたのですが、ちょっとレベルが違いましたね~。すごい迫力でした。
正直なところ、装置と演出と歌とダンスが命で、ストーリーは割りとどうでもいい感じなので(汗)ちょっとでもスケールダウンしたら、かなりつまらない作品になってしまうんじゃないかと思うんですよね・・・うーん、私も心配になって来ました(笑)
クロロック伯爵はオリジナルの人ではなかったようなんですが、それでもメチャクチャ上手かったです。あのくらい上手いと、長々としたソロも許せてしまいますね。他のキャストも皆メチャクチャ上手かったです。
日本だと誰がやるのかとか、なんとなく見えてきてしまうのですが、うーん、なかなか辛いなあ・・・(汗)ロックナンバーを表拍で拍子とりながら歌ってしまう人ではなあ・・・(大汗)
曲も良かったです。思わずCD買ってしまいました(笑)
最後がアンサンブルのみで終わるというのも珍しくて面白かったかもです。それにしてもカッコよかったなあ、ヴァンパイアダンサーたち。
実はとても気になったのは、教授の助手のアルフレッドでした。どうしてもメリーに見えて仕方なかったんです(笑)クルクルカールの髪型に、クラシックな服装・・・あまつさえズボンが膝下で留める短いやつだと来てますから(笑)
役者さんの顔もちょっとドミニク・モナハン似で。ドイツ人にはドム似の人多いです(笑)ああ、日本でもアルフレッドはメリーに見えるでしょうか・・・? 名前も「エルフの友」ですね、そう言えば(笑)

そうそう、二幕の途中で、突然装置に支障が出たのか、かなり長いこと中断してしまいました。あれだけおおがかりな装置ならそれもありかも・・・
観客もあまり気にせず、珍しいことがあって面白かったね、くらいの余裕な態度でした。1曲1曲、ショーストップしそうなくらいの拍手と歓声でしたし。

という訳で、一見の価値ありの舞台でした。ハンプルクにお越しの方はぜひご覧になってみてくださいませ。
座席は、真ん中ブロックの両サイドの通路に近い席が楽しいかもしれません(笑)結構通路を通るので。
コメント (4)
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ノイミュンスターのLotRシンフォニー

2005年08月21日 | 指輪物語&トールキン
今朝帰国しました! 荷物がまだアムステルダムにいますが(笑)身体は無事に帰ってきました!
早速、今回のメインの目的のLotRシンフォニーの話です。
演奏は良かったです。特に大人のコーラスが素晴らしかったです。London Voicesに匹敵するくらいだったかも。ソロの人が上手かったもんなあ。今まで聴いた中で一番上手かったです、アルトの人もパスの人も。これだけでもレベルがわかろうというものです。
少年合唱は頑張って、という感じでしたが・・・(汗)でもちゃんと子供がソロやってた分ピッツバーグよりは偉かったかと。あ、IN DREAMSの英語がかなり訛っていて面白かったです(笑)
金管も今まで聴いた中では一番上手かったかなあ。トランペットとホルンの柔らかい音色にはうっとりでした。ホルンちょっと音合わなかったりしてたけど、音が綺麗だったから許します(笑)
木管、特にクラリネットとコールアングレはやや不満でしたが。NPORのクラリネットが好きだったなあ。
テリー・エドワーズ氏の指揮は、ショアともマウチェリーとも違っていて面白かったです。ちょっと指揮に演奏がついて行ってない部分がありましたが・・・リハーサルあんまりできなかったんでしょうね。
ヴォーカルソリストも予想に反してとても上手いソプラノで、素晴らしかったです。(プログラムが荷物@アムステルダムの中なので今名前がわからないんですが(汗)ベルギー人みたいでした)クラシックな歌い方なのでどうかと思ったんですが、ゴラムの歌もとてもよかったです。ただINTO THE WESTは今ひとつだったかな(汗)でも他はとてもよかったです。

というわけで演奏はなかなか良かったんですが・・・
実は会場がちょっとね~(汗)
上の写真が外観なんですが、なんか平べったいような気はしてたんですが、中に入ってみて唖然・・・
体育館じゃん!(笑)

まあそれでも国際フォーラムホールAよりはマシでしたけど。マイクも使ってましたが、体育館にしては響いてたし・・・いやそもそも体育館って響くものですかね(汗)
私の座席は、このくらいなら少し高くなってて見やすいかな、と思って真ん中よりやや後ろあたりにしたんですが、その辺もまだ全然フラットでした。しかもドイツ人背が高い高い(汗)
今まで、楽器が見えなかったことはありましたが、指揮者やスクリーンまで見えないという状態は初めてでございました・・・(汗)前のお兄さんの頭の位置次第だったんですけどね(汗)
最後には盛り上がってスタンディングオペイションになったんですが、うわ~、なんも見え~ん(笑)前のお兄さんの肩が私の頭より10センチくらいは上にあったもんなあ。背伸びしても見えませんでした・・・
というわけで、カーテンコール何回やったかも全くわかりませんでした(笑)
ステージはきれいにディスプレイされていたりしたんですけどね。

コスプレの人もたくさんいました。でも、「それ誰のコスプレ???」というような、なんとなくエルフっぽいけどオリジナルなコスプレが多かったなあ。
後でハンプルクのコミックショップを覗いたら、既製品でそれっぽい衣装を売ってるんですね。そういうのを着てたのかもしれません。
でも、白の木の紋章がついた衣装とか、明らかにオリジナルでつくったらしい衣装もありましたけどね。エオウィンの色違いバージョンっぽいのとか。

あと印象的だったのは、第三楽章のローハンのテーマの静かなあたりで、外から「パープーパープー」という暴走族のサイレンのようなやかましい音が(汗)後で分かったんですが、この派手な音は実は救急車か消防車のサイレンだったんですけどね・・・なんであんな柄の悪いサイレンなんだ(汗)
少年合唱の子が一人歌い終わった直後に思いっきりくしゃみしてたりとかもあって、やや笑いが起きてました(笑)私も思わずくすっと笑ってしまいましたが。
少年合唱のソロの子は「がんばれ~」という感じだったんですが、観客には大人気で、(ソロの子だけでなく少年合唱全体がでしたが)カーテンコールではかなりの拍手と歓声でした。
全体的に、あったかい雰囲気で盛り上がってた、という感じでしたね。
最初に体育館と知った時にはかなりショックでしたが、今思い出すとなかなか面白いコンサートだったかも、という気になって来ました(笑)
いい音響のコンサートを聴くならピッツバーグに行くべきだったかもしれませんが、旅行するにもドイツの方がアメリカよりも楽しかったしなあ。
というわけで、やっぱり行って良かったなあと思ったのでした。
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