ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

唐突ですが、セオデンのこと(汗)

2003年09月16日 | 旧指輪日記

今日の写真は、チョコを買ったのと同じ、ロンドンの玩具店Hamleysに売っていた、子供用LotR仮装グッズです。こういうのがあるところが日本と違うなーと思いました(汗)
フロドはともかく、ガンダルフとナズグルって子供が仮装するものか!?というのに衝撃を受けて思わず写真撮ってしまいました(笑)

さて、今日は唐突ですがセオデンの話です。いやー、どうも最近セオデンがマイブームなんですよね(笑)
セオデンは初めて原作を読んだ時から好きでした。やはりメリーに対して優しかったところが特に好きだったんですが、一番好きな場面はどこかと言われたら、ガンダルフに癒される場面ですね。暗い黄金館の外に出て、驟雨が降り注ぐ緑の草原と、彼方の雲の割れ目から差す陽の光を観て、「ここはそう暗くはない」と呟くセオデン。トールキンらしい美しい情景描写と、暗闇から抜け出したセオデンの心情を思って、読み返す度にうるうる来てしまいます。
しかし、この場面が映画でどーだったかと言うと・・・(笑)かなり長い間納得できないでいましたが、今ではまああれも仕方なかったなあ、と思うようになりました。なぜそういう心境になれたかというと、サルマンから解き放たれた後のセオデンの描写がすごくいいなあ、と思えるようになったからです。
原作では、ガンダルフに癒されたセオデンはすぐに暗い物思いから抜け出し、後は栄光ある死に向かって真っしぐらです(汗)
でも、映画のセオデンは、とりあえず「魔法」から解放された後、暗い思いから抜け出すまで自ら葛藤を続けるのです。この人間的な映画のセオデンにもかなり惚れこむようになりました。
そんな映画のセオデンの一番好きな場面は、ギャムリングに鎧を着けさせながら、「余は何者だ」「信頼できる王であろうか」と問いかける場面ですね。ガンダルフが助けてくれたのはサルマンの支配からだけで、正気に返ってみれば過酷な運命に自ら立ち向かわなければならない・・・。そんなセオデンが呟く正直な心情にグッと来てしまいますねー。ギャムリングがその辺をさっぱり理解してないのがまた・・・(笑)
さて、映画RotKでは、いよいよセオデンはメリーと出会い、そして今度こそ栄光ある死へと・・・。出番が少ない怖れはありますが(汗)どんなセオデンが観られるのか楽しみです。いや、死んじゃうのに楽しみってのはヘンですが・・・(汗)

コメント
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