ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

フロドのこと・・・

2003年09月13日 | 旧指輪日記

今日の写真は、HMVのロンドンピカデリー店のディスプレイです。最初のうちはフロドはいなかったのですが、気がついたらいつの間にかいました(笑)DVDが店頭に並んだのに合わせたのかもしれません。
しかしこのフロド、等身大よりはちょっと小さいような気も・・・?

さて、今日は珍しく(汗)フロドの話です。
正直、フロドのことは未だによくわからない私です(汗)特にやはり原作のフロドについて、ですが。
別に理解できないから嫌いというのでもないし、もちろん嫌いだから理解できないというのでもありません。本当にわからないんです(汗)どうやら私に理解できる次元の存在じゃないらしい、ということが最近解って来ました(汗)
原作を初めて読み終えた時、灰色港のラストはかなりの衝撃でした。どうしてフロドが行かなければならないのか、全然解らなかったのです・・・。
私の「指輪物語」初読時の感動のひとつに、離れ離れになった仲間たちが、遠くからフロドの孤独な戦いを支えていたのだ、ということがありました。ガンダルフやアラゴルンはもちろん、メリーもピピンも、彼らなりのやり方でやはりフロドを助けていたと思いました。そして、その頂点?にいたのがサムだと思いました。
でも、指輪を棄てた後、フロドがだんだん病んで行って、ついには中つ国を去らなければならなかったという結末を読んで、とてもショックでした。仲間たちの思いも、結局フロドを救うことはできなかったのかと・・・あんなに健気なサムにさえも。
ふと思ったのですが、私がPJ映画のフロドにさほど違和感を感じないのって、映画のフロドには、少なくともTTTの時点ではまだ、仲間たちの思いが届いているように思えて、それがちょっと嬉しかったのかなあと・・・。
今では、フロドの戦いはフロド一人に属しているもので、誰も助けられなかったのだ、ということがおぼろげに解って来たような気がしています。それでもまだ本当に「おぼろげに」なんですが(汗)
もしこれから、どうして誰にもフロドが救えなかったのか、ということが理解できるようになったら、また新しい感動を得ることができるかもしれません。まだまだ自分に理解できていない側面があるんだと思うと、まだ本当には「指輪物語」は読み終わってないんだなあ、なんて思って、それはそれでかえって嬉しかったりして(笑)

コメント
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