写真は、一昨日(2/19)の日本経済新聞に掲載された出版社・同友館「決断と再生」の広告。
都内の書店では、平積みされました。平積みされるのは、発売後1週間から1か月のようです。規模が小さい書店だと、3冊仕入れて2冊売れると、そのまま棚に移されてしまいます。
読後感想文
「決断と再生」の共著者、櫻田登紀子先生 の公演に行きました。そこで今回は、この本の凄さについて、公演内容を踏まえつつ感想を書かせていただきます。既に読まれた方が多いと思いますが、 この本のすごいところは、
(1) 最新のノンフィクション ~徹底した取材~
本書に収められた7つの物語すべてに、再生現場のリアリティが宿っている。 企業再生にかけた男たちの熱き思い、そして「再生」を果たしたときの清々しい感動。 それは、最新の再生事例ばかりを徹底的に取材した、貴重なノンフィクションだからこそ伝わるものだ。
再生した企業といえども、自社が事例としてとりあげられることには少なからず抵抗感もつ。 ましてや進行中の事例なら、なおさらだろう。
取材拒否、行き違いによるトラブル、執筆者降板など幾多の危機に見舞われた・・・そんな厳しく、貴重な取材を通してしか得ることのできない本物の凄みがこの本にはあると思う。
(2) 細部まで、とことん「こだわり」
タイトルはもちろん、カバーデザイン、帯のキャッチコピーなども出版社に頼ることなく、全て櫻田先生のこだわりで出来たもの。
特にカバーデザインは素晴らしい!
シンプルでいながら実に力強く、無駄なところが一切ない。 本の内容ともよく合っているし、とても上品。
(3) 再生手法より経営手法
人間ドラマでもなく、再生スキームの解説でもない。 中小企業診断士に一番求められる、「経営の視点」を中心として書かれている。 だから参考になる。 ( これは企画段階からコンセプトとして据えていたそうです。)そして、21日の公演では、第5話登場の 再生請負人 村木貞之さん ご本人が登場!
・ 企業再生にあたっては、まず職場を活性化して社風を変える
・ むかうべき夢を示しさえすれば、一時の辛抱は可能
・・・などまさに再生企業の経営に関する、リアルなお話もうかがうことができました。
■ わたしは、この本に出会い、やりたいことが見えてきた気がします。 とても良い本ですから、まだ読まれていない方は、是非本屋で手にとってみてもらいたいと思います。
☆★☆――――――――――――――――――――――――――――――
社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2010年2月11日号O
◆──────────────────────────────◆
【経営】村木さんの再建体験
◆──────────────────────────────◆
中川 こんにちは。
社長 こんにちは。
最近業績がふるいません。
なにかいい言い知恵はありませんか?
中川 中川は人事労務のコンサルタントですが、経営のコンサルタントでは
ありません。
中川に相談しても困ります。
社長 それは失礼しました。
中川さんはいろんな社長を知っているでしょう?
これはという方はいませんか?
中川 そうですね。
たくさんいらっしゃいますよ。
社長もそのうちのお一人です。
社長 また、おだてて。
中川 では、短期間に赤字会社を黒字会社にした社長のお話をしましょう。
社長 ほう!短期間で。
是非聞きたいですね。
中川 今は現役を退かれましたが、茨城県に在住の村木貞之さんです。
社長 ほう、元社長だったのですか。
中川 そうです。
出会いはセミナーでした。
弊社主催の茨城県水戸市で「コンピテンシーセミナー」に参加されました。
そのご縁が続いている方です。
社長 あのう、不勉強で恥ずかしいですが「コンピテンシー」とは
何ですか?
中川 社員は行動をしてなんぼです。
その行動を高いレベルにすることをコンピテンシーといいます。
社長 もっと具体的に説明してください。
中川 たとえば、評判のいいA子さんと普通のB子さんがいたとします。
その違いは行動なのです。
社長 はい。
中川 評判のいいA子さんはお客様の名前をすぐに覚えて「中川様」と
話しかけていたのです。
しかし普通のB子さんは「お客様」としか言わなかったのです。
社長 若い子から自分の名前を言われるとうれしいですね。
中川 A子さんは優秀な社員です。
そのA子さんの行動を模範として他の社員の行動を高めようと
いうものです。
社長 へえ、なんだかよさそうですね。
中川 村木元社長は、赤字会社の再建にコンピテンシーの導入をされました。
同業者と差別化するにはこれだと感じられたのです。
社長 へえ、そんなにすごいことですか。
コンピテンシーとやらは。
中川 そうです、すごいのです。
でも、もっとすごいのは村木元社長です。
行動の質を高めることを本気で取り組まれました。
この本気度がもっとも大事だと思います。
社長 ほう。
中川 赤字会社でリストラをしたことで暗かった職場が
明るく元気のあるあいさつを交わす職場に変身したのです。
社長 それはすごいですね。
中川 笑顔がすてきな方で、従業員と和気あいあいの雰囲気をつくり
だされました。
社長 へえ、一度お会いしたいですね。
中川 中川式賃金研究所でも数回セミナー講師をしていただきました。
社長 そうですか。
何というセミナーですか?
中川 「経営が苦しいときに経営者がうつべきこと」というセミナーでした。
社長 今も開催しているのですか?
中川 今は予定がありません。
セミナーを収録したDVDはあります。
http://nakagawa-consul.com/dvd-6.html
上記から購入できます。(宣伝ですみません。良い情報だからお許しを)
社長 はい、早速拝見します。
中川 中川のセミナーに参加された経営者が経営で苦しまれており
ご相談を受けたことがあります。
経営は中川は出る幕がありません。
その場合に村木さんを紹介しています。
社長 へえ。それで実績は?
中川 詳しいことは知りませんが、いずれも軌道に乗っているようです。
社長 すごい実力の方ですね。
中川 そうです。尊敬する経営者のお一人です。
社長 本を書かれていますか?
中川 はい、「決断と再生」を書かれています。
共著ですが。
同友館発行
すばらしい内容です。
村木さんは第5話で登場します。
社長 それはいいですね。
早速買います。
(中川コメント)
「決断と再生」安田龍平、櫻田登喜子編著 同友館 1700円(税別)
ません。
良い情報を提供するのが中川の役目と思っていますのでご容赦ください。
今日はここまで。では、またあした。
都内の書店では、平積みされました。平積みされるのは、発売後1週間から1か月のようです。規模が小さい書店だと、3冊仕入れて2冊売れると、そのまま棚に移されてしまいます。
読後感想文
「決断と再生」の共著者、櫻田登紀子先生 の公演に行きました。そこで今回は、この本の凄さについて、公演内容を踏まえつつ感想を書かせていただきます。既に読まれた方が多いと思いますが、 この本のすごいところは、
(1) 最新のノンフィクション ~徹底した取材~
本書に収められた7つの物語すべてに、再生現場のリアリティが宿っている。 企業再生にかけた男たちの熱き思い、そして「再生」を果たしたときの清々しい感動。 それは、最新の再生事例ばかりを徹底的に取材した、貴重なノンフィクションだからこそ伝わるものだ。
再生した企業といえども、自社が事例としてとりあげられることには少なからず抵抗感もつ。 ましてや進行中の事例なら、なおさらだろう。
取材拒否、行き違いによるトラブル、執筆者降板など幾多の危機に見舞われた・・・そんな厳しく、貴重な取材を通してしか得ることのできない本物の凄みがこの本にはあると思う。
(2) 細部まで、とことん「こだわり」
タイトルはもちろん、カバーデザイン、帯のキャッチコピーなども出版社に頼ることなく、全て櫻田先生のこだわりで出来たもの。
特にカバーデザインは素晴らしい!
シンプルでいながら実に力強く、無駄なところが一切ない。 本の内容ともよく合っているし、とても上品。
(3) 再生手法より経営手法
人間ドラマでもなく、再生スキームの解説でもない。 中小企業診断士に一番求められる、「経営の視点」を中心として書かれている。 だから参考になる。 ( これは企画段階からコンセプトとして据えていたそうです。)そして、21日の公演では、第5話登場の 再生請負人 村木貞之さん ご本人が登場!
・ 企業再生にあたっては、まず職場を活性化して社風を変える
・ むかうべき夢を示しさえすれば、一時の辛抱は可能
・・・などまさに再生企業の経営に関する、リアルなお話もうかがうことができました。
■ わたしは、この本に出会い、やりたいことが見えてきた気がします。 とても良い本ですから、まだ読まれていない方は、是非本屋で手にとってみてもらいたいと思います。
☆★☆――――――――――――――――――――――――――――――
社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2010年2月11日号O
◆──────────────────────────────◆
【経営】村木さんの再建体験
◆──────────────────────────────◆
中川 こんにちは。
社長 こんにちは。
最近業績がふるいません。
なにかいい言い知恵はありませんか?
中川 中川は人事労務のコンサルタントですが、経営のコンサルタントでは
ありません。
中川に相談しても困ります。
社長 それは失礼しました。
中川さんはいろんな社長を知っているでしょう?
これはという方はいませんか?
中川 そうですね。
たくさんいらっしゃいますよ。
社長もそのうちのお一人です。
社長 また、おだてて。
中川 では、短期間に赤字会社を黒字会社にした社長のお話をしましょう。
社長 ほう!短期間で。
是非聞きたいですね。
中川 今は現役を退かれましたが、茨城県に在住の村木貞之さんです。
社長 ほう、元社長だったのですか。
中川 そうです。
出会いはセミナーでした。
弊社主催の茨城県水戸市で「コンピテンシーセミナー」に参加されました。
そのご縁が続いている方です。
社長 あのう、不勉強で恥ずかしいですが「コンピテンシー」とは
何ですか?
中川 社員は行動をしてなんぼです。
その行動を高いレベルにすることをコンピテンシーといいます。
社長 もっと具体的に説明してください。
中川 たとえば、評判のいいA子さんと普通のB子さんがいたとします。
その違いは行動なのです。
社長 はい。
中川 評判のいいA子さんはお客様の名前をすぐに覚えて「中川様」と
話しかけていたのです。
しかし普通のB子さんは「お客様」としか言わなかったのです。
社長 若い子から自分の名前を言われるとうれしいですね。
中川 A子さんは優秀な社員です。
そのA子さんの行動を模範として他の社員の行動を高めようと
いうものです。
社長 へえ、なんだかよさそうですね。
中川 村木元社長は、赤字会社の再建にコンピテンシーの導入をされました。
同業者と差別化するにはこれだと感じられたのです。
社長 へえ、そんなにすごいことですか。
コンピテンシーとやらは。
中川 そうです、すごいのです。
でも、もっとすごいのは村木元社長です。
行動の質を高めることを本気で取り組まれました。
この本気度がもっとも大事だと思います。
社長 ほう。
中川 赤字会社でリストラをしたことで暗かった職場が
明るく元気のあるあいさつを交わす職場に変身したのです。
社長 それはすごいですね。
中川 笑顔がすてきな方で、従業員と和気あいあいの雰囲気をつくり
だされました。
社長 へえ、一度お会いしたいですね。
中川 中川式賃金研究所でも数回セミナー講師をしていただきました。
社長 そうですか。
何というセミナーですか?
中川 「経営が苦しいときに経営者がうつべきこと」というセミナーでした。
社長 今も開催しているのですか?
中川 今は予定がありません。
セミナーを収録したDVDはあります。
http://nakagawa-consul.com/dvd-6.html
上記から購入できます。(宣伝ですみません。良い情報だからお許しを)
社長 はい、早速拝見します。
中川 中川のセミナーに参加された経営者が経営で苦しまれており
ご相談を受けたことがあります。
経営は中川は出る幕がありません。
その場合に村木さんを紹介しています。
社長 へえ。それで実績は?
中川 詳しいことは知りませんが、いずれも軌道に乗っているようです。
社長 すごい実力の方ですね。
中川 そうです。尊敬する経営者のお一人です。
社長 本を書かれていますか?
中川 はい、「決断と再生」を書かれています。
共著ですが。
同友館発行
すばらしい内容です。
村木さんは第5話で登場します。
社長 それはいいですね。
早速買います。
(中川コメント)
「決断と再生」安田龍平、櫻田登喜子編著 同友館 1700円(税別)
ません。
良い情報を提供するのが中川の役目と思っていますのでご容赦ください。
今日はここまで。では、またあした。