とき:2013.3.30(土)
ところ:本郷ふれあいセンター
目的:「阿見町の身近な自然の現在」を平成23~24年の2年間にかけて、野鳥、植物、昆虫・クモ、水系生物など各班に別れ実態調査。
(野鳥班の反省会、報告会終了後、”四季和膳 一陽”にて)
□ 阿見町の自然と開発計画
阿見町は、戦前には予科練関連の開発があり、その跡地は開拓農地となり、霞ヶ浦の湖岸堤が築造され、さらに最近では住宅開発、工業団地開発が進められた。
阿見町の多くの町民は、地元産の農産物を美味しく食べ、多くの家庭には自家用の菜園があり、土と親しむ暮らしをして、暮らしやすい町。
阿見町第五次総合計画の基本方針に、「自然環境と共生した持続可能な循環型社会の形成」を目標に町づくりをすると述べられている。自然保全と町の開発計画とのバランスを取っていこういうこと。その第一ステップとして、「現在の姿」を調査した。
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平成23~24年度の2年間の鳥類生息調査で124種(外来種4種を含む)を確認。過去の記録(平成7年以降)と総合すると、「阿見町鳥類目録」は155種(外来種4種を含む)となった。
この中には、絶滅危惧種と言われる鳥12種を確認。
チュウヒ、オオセッカ、サシバ、ハヤブサ、ヒクイナ、アカアシシギ、セイタカシギ、コアジサシ、コジュリン、ミサゴ、オオタカ、クロハラアジサシ
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阿見神社
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植物調査は、阿見野草の会が担当。維管束(コケやキノコを除く)植物は、1075種を観察。
この中には、国や県の指定する絶滅のおそれのある植物69種があった。
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チョウの仲間(ガも含め):73種
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トンボの仲間:25種
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セミの仲間(カメムシを含め):64種
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クモの仲間:62種
※ほかに、バッタの仲間:55種、ハチの仲間:31種、アブの仲間:30種を確認。
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神田池の指標生物(ヘイケボタル)について