さだ・とし信州温泉紀行

続編;茨城パートⅡ

群馬県・草津温泉

2020-12-22 09:19:11 | 温泉紹介

2020.12.17-18
◇草津ナウリゾートホテル
所在地: 群馬県吾妻郡草津町白根750  Tel:0279-88-5111
泉質 :酸性泉、硫黄泉、アルミニウム
草津温泉には、小さなものを含めると約100の源泉がある。草津ナウリゾートホテルでは、その中でも湧出量の最も豊富な『万代鉱(ばんだいこう)源泉』を引いている。万代鉱源泉は、本白根山の中腹にある硫黄採掘の坑道から湧出する源泉。山を眺めると、蒸気がもくもくと高く立ち上っている箇所があり、それがこの源泉。
◇草津温泉
 毎分3万2300ℓ以上の自然湧出量は日本一、日本三名泉(他は下呂温泉と有馬温泉)の一つ。 
 源泉は、公的に管理している大源泉が6つ存在するほかホテル等が所有している小源泉も多数存在。自噴する温泉の湯量は極めて豊富であり、湯温も摂氏50-90度前後と高い。万代鉱源泉はラジエーターを使い高い湯温を下げて配湯している。
 草津温泉が考案した独特の入浴法として「時間湯」がある。これは、湯もみによる低温化と組み合わせたもので、1877年(明治10年)頃に完成した。温度が高過ぎて人間の入浴に適さない草津温泉の源泉の湯を、加水することなく適温化するために考え出された方法で、温泉成分が加水で薄まることを避けることができる。湯もみ板で湯をもみ、湯長の号令で一斉に入浴し、3分間の入浴を行う。
 町中に共同浴場が多く存在しているが、草津温泉では昔から「めぐり湯」は「してはいけない」と戒められている。




八ッ場ダム(やんばダム)
2020年(令和2年)3月31日完成・4月1日運用開始。事業費は5,320億円。
利根川の主要な支流の一つである吾妻川中流に建設された多目的ダム。ダム湖は「八ッ場あがつま湖」と命名され、神奈川県を除く関東1都5県の水がめ・利根川上流ダム群の一つとなった。
 水害から首都・東京及び利根川流域を守るために1952年(昭和27年)に計画発表された。 だが、計画発表以降、水没地域である長野原町において頑強なダム建設反対運動が起きた。
◇ダム建設反対運動史
 このダムが当初計画どおりに完成すると、川原湯温泉街を始め340世帯が完全に水没する。首都圏に住む人々のために、水没地に住む住民が犠牲になることには断固反対するという声が多く、町議会の「建設絶対反対決議」を始めとして、町全体を巻き込み、長期にわたる反対運動が展開された。
◇民主党政権による計画の転換
 2009年8月30日に投開票が行われた第45回衆議院議員総選挙では、マニフェストで「川辺川ダム、八ツ場ダムは中止。時代に合わない国の大型直轄事業は全面的に見直す。」と掲げた民主党が308議席を得て衆議院第一党となった。9月16日、鳩山由紀夫内閣が正式に発足、国土交通大臣に就任した前原誠司は、認証式後の就任会見において八ッ場ダムの事業中止を明言し、鳩山由紀夫も翌17日の記者会見でこれを支持した。

 新政権発足に伴う国の突然の方向転換に対し、永年にわたる国家政策との対立の末に苦渋の判断を下して代替地転居と事業執行を待つばかりとなっていた関係者の反発は大きく、長野原町議会は9月17日、「八ツ場ダム建設事業の継続を求める意見書」を採択した。また、群馬県知事の大沢正明は同日、「地元住民の方々の意見、関係市町村、共同事業者である1都5県の意見を聞くことなく、建設を中止としたことは言語道断で、極めて遺憾」とコメント。同じ共同事業者である東京都、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県の各都県知事からも同様に建設中止に対する批判や中止の際の負担金返却要求の声が上がった。

◇八ッ場ダム計画の評価
 2011年9月13日、国土交通省関東地方整備局は利根川流域6都県の知事らとの事業の検証を進める検討会において、治水と利水の両面でダム建設が最も有利だとする評価結果を示した。この評価結果に対して、民主党政調会長の前原誠司は自身が国土交通相時代に工事中止を宣言したが、国交省関東地方整備局が「建設が最も望ましい」とした検証結果を発表したことについて、記者会見で、「なぜこのタイミングなのか。事前説明もない。極めて不愉快だ」と述べ、不快感を表明した。
 2011年12月9日、東京都知事石原慎太郎を始め地域6県の知事は、「八ッ場ダム建設事業の継続」の決断を求める緊急声明」を発表。12月22日、国土交通相の前田武志は、八ツ場ダムの建設再開を表明した。

 国土交通相の前田武志は、長野原町でこれまでの混乱を謝罪した。前田は会見で、「公約通りの結果が得られなかったのは残念だが、苦渋の決断をした」と強調。その上で再開の理由として、「継続が妥当」とした国交省関東地方整備局の検証が適切だと同省有識者会議が認めたことや、ダム下流に人口が集積する利根川水系の治水の重要性、流域6都県の知事らの建設要望などを考慮したと説明した。
◇令和元年東日本台風(台風19号)通過後の八ッ場ダム
 東日本台風の影響により、累加347ミリメートルの降雨を観測。この降雨により、総貯留量約7,500万m3、ダムの貯水池は518.8メートルから573.2メートルまで、約54メートル(10月11日2時 - 13日5時)水位が上昇した(満水時の水位は標高583メートル)。
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信州渋温泉

2020-12-05 07:14:04 | 温泉紹介



2020.11.27-28 信州渋温泉「古久屋」 &  高山村のリンゴ
湯田中渋温泉郷は、志賀高原の麓にあり、奈良時代の高僧・行基が開湯したと伝えられる開湯1350年の古い温泉地。渋、湯田中など9つの温泉街が並んでいる。
渋温泉「古久屋」は、16代、400年余り続く古い三階建ての温泉情緒ある宿。源泉は敷地内からも出てお り、毎分400Lという豊富さ。源泉は6種類。館内だけで九湯14槽の湯めぐりができる。

住所: 長野県下高井郡山ノ内町渋温泉 TEL:0269-33-2511
主人:一六代 古久屋市左衛門




湯巡り
 館内には露天風呂「一茶の湯」のほか、2種類の露天風呂、3種類の内湯があり、館内で湯巡り。
源泉は6つ、そのうち2つは、館内の地下より湧出している。つまり、温泉の湧き出ている真上に旅館を建てたという事。 「福六の湯」で、全ての源泉を堪能。




渋温泉厄除巡浴外湯めぐり
 石畳の続く温泉街を、下駄をはいてカラン、コロン!
 外湯(共同浴場)は9湯あり、源泉や効能が異なる9つの外湯はどれも歴史を感じる。九(苦)労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿のご利益があると言われている。営業時間:10:00~16:00(宿泊者は6:00~22:00)


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