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さだ・とし信州温泉紀行

続編;茨城パートⅡ

瀬戸内海/淡路島「高田屋嘉兵衛公園」

2007-09-28 18:49:09 | 稲葉ゼミ
9/24-25,ゼミ仲間(9名)で瀬戸内海/淡路島/・洲本市五色町の高田屋嘉兵衛公園「ウエルネスパーク五色」などを旅行した。
ウエルネスパーク五色
ウェルネスパーク五色は、瀬戸内海・播磨灘を一望できる丘陵地にあり、公共の宿、温泉などの施設が充実した複合リゾート施設。高田屋顕彰館・歴史文化資料館「菜の花ホール」では、カムチャッカへ連行抑留された高田屋嘉兵衛の生涯をわかりやすく紹介している。
高田屋嘉兵衛
1769年、高田屋嘉兵衛は淡路島にて6人兄弟の長男として生まれた。22歳で兵庫(現・神戸市)に出た嘉兵衛は、大坂(大阪)と江戸の間を航海する樽廻船(たるかいせん)の水主(かこ)となり、船乗りとしてのスタートを切った。やがて廻船問屋として海運業に乗り出す。28歳で、当時国内最大級の千五百石積の船「辰悦丸(しんえつまる)」を建造し、まだ寂しい漁村にすぎなかった箱館(函館)を商売の拠点として開発した。当時千島列島を南下してくるロシアとの国防対策を急ぐ幕府に協力して、エトロフ島とクナシリ島間の航路を発見したり新たな漁場を開くなど、北方の開拓者として活躍。
嘉兵衛が北方で活躍していた頃、鎖国を理由に通商を断られたロシアが、武力行使で日本側に通商を認めさせようと、本国の許可も得ず、民間船二隻に命じてエトロフ島の日本人を襲そった。日本側が厳戒態勢を取る中、たまたま蝦夷(北海道)沖の地理を調査中であったロシア皇帝艦のゴローニン艦長が、クナシリ島で水・食料の補給を得ようと上陸したところ、警備隊に捕らえられるという事件がおこる。 艦長を失ったロシア船は、偶然近くを通りかかった嘉兵衛の船を捕らえ、嘉兵衛を配下五人と共にカムチャッカへ連行抑留した。 囚われの嘉兵衛と副艦長リコルドは同じ部屋で寝起きし、「一冬中に二人だけの言葉をつくって」交渉、嘉兵衛はリコルドに、一連のロシア船蛮行事件は、ロシア政府が許可も関知もしていないという証明書を日本側に提出するようにと説得、その言葉を聞き入れたリコルドは嘉兵衛と共に日本に戻り、この両者の協力が遂にゴローニン釈放にいたる両国の和解を成し遂げた。
晩年は、故郷淡路島にもどり、港や道路の修築など、郷土のために力を尽くし、59歳で自宅で静かにその生涯を閉じた。
高田屋嘉兵衛は、小説「菜の花の沖」を書いた作家司馬遼太郎がこよなく愛した人物。
渦(うず)の道
幅1.3kmの狭い鳴門海峡は、潮の満ち引きで瀬戸内側と外海側に最大1.7mもの落差が生じ、その時に出現するのが渦潮。大潮の時には、直径20m以上に達することがある。大鳴門橋の真下付近では太平洋側と瀬戸内海側で干満の逆転現象が起こり、高いほうから低いほうへ勢いよく流れる。満ち潮(北流)と引き潮(南流)があり約6時間おきに流れが変わる。大潮は月に2回、新月と満月の頃。
北淡路震災記念公園
阪神・淡路地域を襲った「兵庫県南部地震」は、日本で初めての近代的な大都市における直下型地震であり、大きな破壊力をもって、未曾有の被害をもたらした!
      発生日時:1995 平成7年1月17日 午前5時46分
      震   源:淡路島(北緯34"36' 東経135"03')
      震源 深さ:約14km
      規   模:マグニチュード 7.2
      震   度:震度6(一部地域で震度7)
      特   徴:横揺れと縦揺れが同時に発生
この地震による死者は6400人を超え、阪神地方や淡路島北部は大きな被害を受た。この地震災害は「阪神淡路大震災」と呼ばれている。淡路島・北淡町ではこの地震によって大きな地面のずれが生じ野島(地震)断層と呼ばれる断層があらわれた。野島(地震)断層は、地震の大きなエネルギーを象徴するかのように、町の北端にある江埼灯台付近から南は富島地区まで、長さ約10㎞にわたって続いている。
この断層にそっては地面が1mから2mも右横にずれ、山側の地面が50㎝から1.2m隆起。この地震断層は、以前から活断層として知られていた野島断層にそって地面のずれと段差があらわれたもの。このことは、兵庫県南部地震が野島断層の再活動によって起こったものであることを示している。
野島(地震)断層はざまさまな地表面の変形としてあらわれ、学問的にも貴重なので、地震直後から、野島(地震)断層を将来にわたり保存・活用していくべきだという意見が多くよせられた。
こうした中で北淡町・小倉地区では、野島(地震)断層の一部を保存・活用するため、野島断層保存館がつくられた。





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