さだ・とし信州温泉紀行

続編;茨城パートⅡ

伊豆半島ジオサイト

2019-06-26 14:33:39 | ファミリー
2019.6.4-5、ウェルネスの森伊東、伊豆半島ジオサイト巡り。

2018年4月にユネスコ世界ジオパークに認定された伊豆半島にあるジオサイトをめぐり、地球発見の旅。
■200万年前~100万年前
フィリピン海プレートが火山活動を繰り返しながら、本州から30KM程度の海峡を陸地が誕生した。この頃の長泉町は海の中だった。
■100万年前~60万年前
伊豆半島が本州衝突開始。丹沢山地の隆起と浸食、海峡へ大量の土砂堆積があった。
■60万年前から20万年前
  伊豆半島が本州と衝突、丹沢山地、足柄山地、伊豆の地層の隆起が進行、ほぼ現在の伊豆半島に。
■10万年前
富士山が、本州と伊豆半島の境界付近に誕生。約1万年前の噴火で大量の溶岩が黄瀬川に沿って流れ下った。溶岩は「三島溶岩」と呼ばれ、粘りけが弱く、薄く広がりながら長い距離を流れ、溶岩の亀裂やすき間が地下水の通り道になり、豊富な湧水をもたらした。この溶岩の南西端に「鮎壺の滝」(県指定天然記念物)がある。


鮎壺の滝(長泉町)
約1万年前に富士山から流れてきた溶岩流(三島溶岩)は広い範囲の大地を作り出し、伊豆半島の北部地域に、遊水など多くの恵みをもたらした。
 黄瀬川にかかる鮎壺の滝には、何枚かの溶岩が積み重なった厚さ10mほどの岩盤が見られる。 溶岩の下にあったやわらかいローム層(風に舞った火山灰や大気中のほこりが積もった地層)が黄瀬川の流れによって削られ、残された硬い溶岩によってつくられた滝。 岩盤の底には、かつてそこに生育していた樹木が立ったまま焼かれたことを示す溶岩樹型の丸い穴(溶岩樹型)がある。
滝の周囲は公園として整備され、つり橋からは滝と富士山を正面に見ることができる。映画「七人に侍」のロケ地になった。



割狐塚稲荷神社
 滝の東側の割狐塚稲荷神社は溶岩塚の上に建っている。
 溶岩塚は、溶岩が流れる際に、中は1000度でも表面と底面は冷気や地面にふれすぐ固まり、先に冷え固まった部分が後からきた溶岩の持ち上げられ、割れて盛り上がってできたもの。




[龍宮窟]
伊豆半島ジオサイトのひとつ「下田の龍宮窟」
伊豆でも最大級の天窓がある神秘的な洞窟。 遊歩道から見下ろすとハートの形に見えることから パワースポットとしても人気。
 女優吉永小百合が出演しているJRのテレビCM「大人の休日倶楽部」に龍宮窟が神秘的な映像で紹介されている






舟戸の番屋
平成26年10月オープン。地元の海鮮をバーベキューで食べられる体験型観光施設。相模湾が一望できる絶景露天は、日帰り温泉(300円)、本日は定休日
所在地: 静岡県賀茂郡河津町見高358-


ほたる鑑賞会 2019.6.1(土)~9(日)松川湖展望広場にて、源氏ホタルが乱舞。伊東ホタルを育てる会

■ジオパークとは?
ジオパークとは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉。そのジオパークの見どころとなる場所を「ジオサイト」に指定している。
 現在日本には、日本ジオパーク委員会が認定した「日本ジオパーク」が44地域(2018年9月現在)。その内、9地域がユネスコ世界ジオパークにも認定されている。
 日本のユネスコ世界ジオパークは、洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟県)、山陰海岸(鳥取、兵庫、京都)、室戸(高知県)、島原半島(長崎県)、隠岐(島根県)、阿蘇(熊本県)、アポイ岳(北海道)、伊豆半島(静岡県)の9地域。




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