さだ・とし信州温泉紀行

続編;茨城パートⅡ

山田温泉『大湯』

2006-01-08 15:49:41 | 温泉紹介
 須坂の自宅から30分、「松川」の深い渓谷に架かる高井橋を渡ると、たちまち山懐に抱かれ、のどかに白煙を棚引かせる「山田温泉」に到着する。浴槽の湯は、熱い。大人にはどってことない温度だが、子供には熱いかも?赤ちゃんには、硫黄臭で泣くかも? 湯が豊富で、外には足湯がある。  総檜造りの「大湯」 「山田温泉」のシンボル、平成元年( 1988 )に改築された湯屋は、入母屋(いりもや・屋根の形名で上が切妻、下は四方をふきおろしたもの)と唐破風(からはふ・八の字型の曲線を描いた破風)を用いた桃山風建築で、周囲にマッチした風情ある造り。 浴場は、全体が総檜造りの豪華さ、天井、屋根までの吹きぬけという大胆な造りになっている。籠もりがちの湯気を外部に排出するため。周囲を囲む板も程よく色付き、昔ながらの趣あり。「山田温泉」の歴史は古く、開湯は江戸時代の寛政十年( 1798 )。俳人小林一茶が、高山村の久保田家に滞在した折にこの湯に訪れ、次のような句を詠んだ。     山田猿場 春風に 猿もおや子の 湯治哉  一茶  また、明治時代には、この地を訪れた文豪森鴎外が、のどかな趣を残す温泉場の日常を、自身の作品のなかで紹介している。  上高井郡高山村大字奥山田山田温泉 3580  TEL 026-242-2314 泉質: 含硫黄 - ナトリウム・カルシウム - 塩化物温泉 (硫化水素型)。泉温: 源泉で 68. 5度。  [ 営業時間 ] 6: 00 ~ 21: 00  [ 定休日 ] 毎週第三月曜日(祝日の場合は翌日) [ 料金 ] 大人 300円、子供 150円
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1 コメント

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チビ断念 ()
2006-01-09 22:53:57
ここは、れいじ1才の時に連れていきましたが、

大泣きして湯船に入れませんでした。

妊娠中のお母さんと足湯でマッタリしました。
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