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2013.7.14(日)公会堂にて、救急救命訓練
□突然の心停止
いわゆる突然死の大きな原因の一つである「病院外での心停止」は年間2~3万件と推定される。心筋がけいれんを起こして血液を送り出せなくなる「心室細動」。心臓停止後約3分で死亡率50%、119番通報から救急車が到着するまで10分位かかるので、近くにいる人の心肺蘇生やAEDによる措置が急務となる。
□AEDとは?
AEDは、コンピューターによって心臓のリズムを調べ、除細動(じょさいどう ※電気ショック)が必要かどうかを判断する機械。一般の人でも、簡単に安心して除細動が行うことができるように設計されている。「阿見町コミュニティ助成事業」により、レイクサイドタウンにAEDを設置することになった。
□AEDの使い方
①電源ON!・・・AEDの電源を入れる。
②あとは音声の指示に従って・・・ 2枚のパッド(電極)を装着
衣服をはだけ、何もつけていない胸にパッド(電極)を貼り付ける。胸に金属・水分(汗など)があると、効果が低くなる場合があるので除去する。
③機械が心臓の波形(心電図)を読み取る
コネクターを機械に差し込む。パッドと機械がつながると、自動的に解析(心電図の読み取り)が始まり、除細動が必要な心電図ならば『除細動が必要です』のメッセージが流れるとともに充電を開始します。
この際、感電することを防ぐため、自分の周りすべての人が患者に触ってないことを確認すること。
④『ショックが必要です』のメッセージがあれば・・・
もう一度、誰も患者に触れていないことを確認。「離れてください」
準備が整ったら、点滅するボタンがあるので、それを押すと除細動がなされます。除細動が完了すると「ただちに胸骨圧迫を開始してください」などのエッセージが流れるので、これに従ってただちに胸骨圧迫を開始する。
⑤心肺蘇生を再開して2分ほど経ったら、除細動後は再度解析が始まりますので、患者には触らないでください。 再度『ショックが必要です』のメッセージが流れたら、再度誰も触っていないことを確認してから、除細動を行う。
⑥『ショックは不要です。ただちに胸骨圧迫を開始してください』とメッセージが流れたら、これに従ってただちに胸骨圧迫を開始する。
□胸骨圧迫
胸の真ん中を、重ねた両手で「強く、速く、絶え間なく」圧迫する。肘をまっすぐに伸ばして手の付け根の部分に体重をかけ、傷病者の胸が少なくとも5cm沈むほど強く圧迫する。1分間に少なくとも100回のテンポで30回連続して絶え間なく圧迫する。圧迫と圧迫の間(圧迫を緩めるとき)は、胸がしっかり戻るまで十分に圧迫を解除する。
※小児に対しては、両手または片手で、胸の厚さの約1/3が沈むほど強く圧迫する。
□人工呼吸
30回の胸骨圧迫終了後、口対口人工呼吸により息を吹き込む。
(1)気道の確保
傷病者の喉の奥を広げて空気を肺に通しやすくする(気道の確保)。
片手を額に当て、もう一方の手の人差し指と中指の2本をあご先(骨のある硬い部分)に当てて、頭を後ろにのけぞらせ(頭部後屈)、あご先を上げる。
(2)人工呼吸
気道を確保したまま、額に当てた手の親指と人差し指で傷病者の鼻をつまむ。
口を大きくあけて傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして、息を約1秒かけて吹き込む。傷病者の胸が持ち上がるのを確認する。いったん口を離し、同じ要領でもう1回吹き込む。
ポイント
・2回の吹き込みで、いずれも胸が上がるのが理想ですが、うまく胸が上がらない場合でも、吹き込みは2回までとし、すぐに胸骨圧迫に進む。
・傷病者の顔面や口から出血がある場合や、感染防護具を持っていなくて口対口人工呼吸が躊躇される場合には、人工呼吸を省略し、胸骨圧迫のみを続ける。