弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

判事室から ふじ山望む 国会議事堂 見下ろして

2006年05月31日 23時15分21秒 | 裁判
私が任官して2年間配属されていた東京高裁の民事部の裁判官室は、高層階の南西角で、晴れた日は遠く富士山を望むことができ、目を下方に転じると国会議事堂が眺められるという絶景の位置にあった。
ちょうど、控訴されてきた原審東京地裁行政部の難事件を担当し、頭を悩ませていた頃に作ったどどいつ。

今日の朝日新聞朝刊の次の記事を読んで思い出した。

「最高裁に変化の兆し」
 東京地裁の藤山雅行裁判長が行政を相次いで敗訴させた一連の判決。
高裁では大半が覆されたが、最高裁が再逆転させる例が相次いでいる。
「復活」現象の背景に、最高裁の変化の兆しを探った。

「♪ナンバーワンに ならなくてもいい」 歌がオリコン ナンバーワン

2006年05月31日 20時13分59秒 | 未分類
今月で「オリコン」創立40周年だそうだ。
なんで私たちはこんなに順位を付けるのが好きなんだろう。
そういう私も、高校生の時は、久米宏と黒柳徹子のTBS「ザ・ベストテン」を毎週欠かさず見ていた。

私は起立を 命じはせぬが 立たぬようにも 求めない

2006年05月31日 00時05分14秒 | 未分類
以前、新聞社からのアンケートで、裁判官が法廷に入る時、当事者や傍聴人に起立させているか、その根拠は何か、という質問があった。
おそらく、裁判官等によって流儀が違うかも知れない。
私の単独法廷では、裁判官として入廷し、立ったまま礼をしたり「おはようございます」などと挨拶したりしてから着席するが、その間に在廷する人たちを起立させてはいない。
ただし、自然に起立する人に対し、立たないように呼びかけることもしない。
それが常識的な線だと私は思っている。


裁判ルールを 勉強しない 怠慢・不正な 漫画本

2006年05月30日 00時36分26秒 | 未分類
「ビッグコミック スペリオール」に再連載が始まった「雨の判決」。
前号までのあらすじには「晴れて裁判官となった雨宮が見たものは、想像とは異なる、不公正で、怠慢な裁判所の姿だった。」とある。
しかし、新たな裁判官漫画が始まったと期待した岡口裁判官や私が見たものは、想像を絶する、荒唐無稽な漫画だった。
前回の連載では合議室に証人を連れてきた東京地裁刑事部の雨宮判事補。次回は自ら東京地検に乗り込む。
問題点の指摘は、岡口裁判官のHPの意見に私も全面的に同調する。
なんで、兄弟誌「ビッグコミック オリジナル」の大傑作「弁護士のくず」のように、弁護士に監修を頼まないのだろうか。

芸術選奨 盗作疑惑 爆笑問題 では済まぬ

2006年05月29日 22時43分45秒 | 未分類
笑い事では済まないが、ニュースを見て爆笑した。
芸術選奨の受賞の会場に、すぐ後ろから爆笑問題が入って来る場面だった。

J1・J2 分裂・格差 日本サッカー だけでいい

2006年05月29日 18時47分10秒 | 未分類
今日の朝日新聞朝刊
「分裂にっぽん」に賛否
を目にして着想。
「格差社会」と言われる点など、日本の「社会が『分裂』し始めていないか」という問題意識からの連載だったそうだ。

うちは公費で 飲み食いないし お茶も飲ませて もらえない

2006年05月29日 17時50分41秒 | 未分類
前作の解説中の「裁判所の場合,公費で飲み食いはあり得ないですね。情報公開されても全然大丈夫です(^_^)。」と、
以前の作「300円の お茶代取られ オンブズマンも 脱帽す」から。

痛くもない腹 探られるより 公開している 裁判所

2006年05月28日 21時23分11秒 | 未分類
今日の朝日新聞の社説「調査費流用 国会も情報公開を」の結びの一文の、国会と「同じように裁判所も情報公開法から除外されている。むだ遣いなどないというのなら公開を嫌う理由もなかろう。ここは、ともに対象に加えるべきだ。」が引っかかった。
一昨日のどどいつの題材にした国会の問題と、裁判所とが同列に論じられてしまうのは残念だ。
岡口裁判官のHPにも「裁判所の場合,公費で飲み食いはあり得ないですね。情報公開されても全然大丈夫です(^_^)。」とあったが、私も全く同感。
そもそも「情報公開法」の正式名称は「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」だから、この法律の対象に裁判所をそのまま加えるわけにはいかないだろう。
三権分立の建前からしても、法律が制定されないのは裁判所の責任ではないし、そもそもこういった裁判所のルールを国会が法律で定めるべきなのか、裁判所が規則等で定めるべきなのかという問題があると思われる。
そして、裁判所も「情報公開法」の制定と同時に「最高裁判所の保有する司法行政文書の開示等に関する事務の取扱要領」の運用を開始した。これに基づく裁判の事例も既にある。
何よりも「公開」は裁判所が正しい判断をするための生命線である。
むしろ、原則公開であるべき裁判にまで、非公開を望むような意見が増えていることの方が、私には気にかかっている。




レッドカードで 退場しても 申告漏れして 復帰する

2006年05月28日 11時14分30秒 | 未分類
さっきから放送中のTBSテレビ「サンデー・ジャポン」に、あの橋下徹弁護士が2年半ぶりに出演して、自らの申告漏れの件について弁明し、産経新聞の報道内容を批判していた。
元々、同弁護士は、レギュラーだった同番組で問題発言を2回繰り返し、自ら「イエローカード2回でレッドカードです」と反省の弁を述べ、生放送中に降板したという「退場」歴を持つ。
れっきとした「ルール違反」である申告漏れがどのような内容であろうと、なぜそれをきっかけに試合に復帰できるのか、サッカーファンでなくても釈然としないだろう。

次の将棋の 名人戦は 先手「毎日」 後手「朝日」

2006年05月27日 12時03分09秒 | 未分類
 今日の東京新聞朝刊の次の見出しの記事から。

名人戦交渉 先手は「毎日」
 将棋連盟 提示金額しだい、「朝日」も

軽い万引 不起訴にせずに 科する罰金 五十万

2006年05月27日 00時24分41秒 | 未分類
明日施行の刑法改正で、懲役刑(10年以下)のみだった窃盗罪に罰金刑(50万円以下)が導入される。
これまで万引などはよほど悪質でない限り、正式公判で懲役刑を求めることまではせず、訓戒して起訴猶予にする例が多かったと思われる。
しかし、これからは略式命令で罰金刑を科する例が多くなりそうだ。

不正支出は 五万と有ると 請求書にも 書いてある

2006年05月26日 17時34分34秒 | 未分類
(今日の朝日新聞朝刊の続報から抜粋)
請求書「芸者代上乗せ」
 東京都新宿区の料亭での支出に関する請求書には、料理代金が1人5万円と記載されていた。しかし、店側によると、料理の最高額は2万円のコース料理だという。
 衆院は事前に店側に見積もりを求め、概算を聞いた上で請求書を事前に作って持ってくることもあったという。店側は「代金総額は支払ってもらっているが、請求書の料金の記載は誤り」としている。
 当時現職だった谷前事務総長は、個別の飲食については「覚えていない」としたうえで、「コンパニオン、芸者さんを呼んだ時は、提出する明細にそんなことを書けないから、料理代に上乗せしていたこともある」と語った。


見よやあれこそ 最高機関 てっぺん雷 落ちている

2006年05月26日 17時34分14秒 | 未分類
朝日新聞は昨日の朝刊から、国政調査活動費の問題を報じている。
社会面では「銀座・赤坂 払いは国会」「ワイン6本10万円・料亭で5万円料理」の大見出しの下、請求書の写真や全国市民オンブズマン連絡会議事務局長の新海聡弁護士のコメントも掲載されていた。
その隣には、24日夜の雷と国会議事堂の写真が。
タイトルは「天も怒った?」。
そう言えば、2年くらい前には、実際にてっぺんに落雷したのを見た記憶がある。

七七七五を 分解すれば (3・4)(4・3) (3・4)5

2006年05月26日 01時15分48秒 | 未分類
もしも、私のブログをご覧になって、自分もどどいつを作ってみたいと思った方がいらっしゃったら。
私からのワンポイントアドバイス。
どどいつは、七七七五ですが、もっと正確に因数分解すると、3・4-4・3-3・4-5 となるように作るのがコツです。
傑作として歴史に残るどどいつを、いくつか思い浮かべて確認してみて下さい。
例えば、
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は 百合の花」
「右を向いても 左を見ても ○○と×××の 絡み合い」
これはどどいつじゃなかったかしら。ごめんなさい。

これは盗作 みたいだけれど そうじゃないのよ 本歌取り

2006年05月25日 23時10分04秒 | 未分類
前作に、これは盗作じゃないかと思われた方、違います。
日本が誇る短歌の文化「本歌取り(ほんかどり)」だと理解して下さい。