弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

横浜地裁は 東京の上? 判事の世界の ランキング

2009年04月30日 00時16分41秒 | スポーツ
祝日は横浜に世界卓球を見に行って来た。
注目の14歳、丹羽孝希君を先頭に、日本人選手は順調に勝ち進んで、今後が楽しみだ。
選手のゼッケンの番号は、世界ランキングの順位なのだという。厳しい世界だ。
裁判官も、ポスト・報酬・期などによって、ランキングを大雑把に付けることは可能であろう。そんなゼッケンは付けたくないが。
ちなみに、横浜地裁の部総括判事は、東京地裁の裁判長(部総括ではない代理裁判長も少なくない)よりも、いずれかといえば上位に観念されているようである。これは弁護士から任官した私には意外だった。

一休判事が 頓知をきかせ 退治するのは モンスター

2009年04月29日 11時36分17秒 | 裁判
難事件での裁判官の仕事は、一休さんの頓知話に似ていると感じることがある。
昨日の最高裁判決も、悪さをした子が体罰を受けたと訴えた親や、刑事の公訴時効完成後に自首して損害賠償義務も除斥期間で消滅したと争った殺人犯を、見事に撃退したと見ることもできよう。
(写真)
川越・喜多院で土産物として販売していた、一休さんの虎退治の人形。

司法試験を 九回落ちて 総理を狙う 男だぎゃー

2009年04月28日 08時26分11秒 | 世相
一昨日の名古屋市長選で、河村たかし元衆議院議員が当選した。
名古屋は私が弁護士をしていたホームグラウンドなので、馴染みがある。
東京新聞の記事によると、司法試験を九回落ちて転身したのだそうだ。それだけが人生ではないという好例。
キャッチフレーズは「名古屋から総理を目指す男」だった。一昔前までは一笑に付されていたが、少し現実味も出て来たようだ。
だけど、今の名古屋人は、あんな「ずぶずぶのどぼどぼ」の名古屋弁を喋っとらんでね。

三面六臂の 阿修羅であれば 判決三件 書けるのに

2009年04月27日 00時02分20秒 | その他
「国宝 阿修羅展」(東京国立博物館 平成館)に行って来た。
本当に美しい姿で、羨ましく感じたが、やはり正面側から鑑賞するように造形された仏像であって、わざわざ裏側には回らない方が良いのではないかとも思った。

「罪を憎んで 人憎まず」の 「情けは人の ためならず」

2009年04月26日 07時54分32秒 | 世相
諺を二つ並べただけだが、最近忘れられがちのことを古き良き日本人が教えてくれている。
「情けは人のためならず」は、「情けをかけることはその人のためにならないから、やめた方がいい」という意味に誤解している人さえいる。

トップニュースは 地デジも彼か? 酔漢・好漢 チョナンカン

2009年04月25日 09時38分51秒 | テレビ
一昨日の大騒ぎ、それにしても国営放送を初め、各局がトップで報じるほどのニュースだったのだろうか。その陰で、もっと重大なニュースが十分に報じられなかった気がする。
ともあれ、昨日の釈放後の記者会見も誠実で正直、好感をもった。彼の復帰をいつ許すのか、日本国民が一昔前までは持っていた寛容度が問われているように思う。

相撲も将棋も 「後の先」取って 受けて立つのが 名人芸

2009年04月24日 00時05分55秒 | 将棋
大相撲では、横綱は変化したりせず、受けて立つのが上とされている。
長らく先手がやや有利とされてきた将棋でも、昨年度は後手が勝ち越した。
今期の名人戦も、後手番が2連勝。今後の展開が楽しみだ。

深く読むけど 手抜けるとこは 手抜いて勝つのが 名人芸

2009年04月23日 01時11分46秒 | 将棋
将棋の名人戦。
羽生名人に郷田九段が挑戦して、第2局で1勝1敗になった。
今期は事前には「手抜けるところは何でも手抜く」つまり受けに回らないでも何とか済みそうな局面では、仕掛けられても相手をせずに、逆に攻めまくる勝負と評されていた。
必ずしもそのとおりにはなっていないが、確かにぎりぎりの面白い将棋が続いている。
裁判にも参考になりそうだ。
(写真)
椿山荘での第1局の大盤解説会

「疑わしき」とは どういう意味か? カレーとセットで 公平に

2009年04月22日 08時23分18秒 | 判決どどいつ
昨日の最高裁判決から。
先日の痴漢逆転無罪判決では「疑わしきは被告人の利益に」の大原則を補足意見で格調高く展開した那須弘平裁判長のもとでの全員一致判決は重い。
確かに動機の解明が必須だとすれば、自白の強要を招きかねないから妥当ではなかろう。
将来、ナスカレー判決と呼ばれるかも知れない。

向かいに建ってる KKR 地図に載らない 名地裁

2009年04月21日 08時23分02秒 | 裁判
東京地家裁八王子支部が立川支部に移って、昨日、開庁した。しかし、新しい裁判所を表示する地図がまだ少ないようだ。
私の地元の名古屋の裁判所も、真向かいに建っているKKRホテルのパンフレットの地図にさえ載っていなかった。
国家公務員共済のホテルだというのに。
裁判所の存在感の薄さを示すものでなければ幸いだが。

厳罰だけなら 改称しては? 「犯人お仕置き センター」と

2009年04月20日 00時41分25秒 | 裁判
最近は「社会復帰促進センター」などと称する刑務所もあるようだ。
最初に聞いた時は驚いたが、刑事政策としては、正しい方向のように思う。やはり少し頭を冷やす必要がある。

来たか張さん 待ってたホイと イチロー「あっぱれ!」 日本晴れ

2009年04月19日 08時59分08秒 | スポーツ
張本さんは、イチローがまだ新人の頃から「おれの記録を超えるのは、お前だけだ」と言っていたそうだ。

「世間知らず!」と 反対意見 それでもボクらは 罰しない

2009年04月18日 11時11分33秒 | 判決どどいつ
14日の「痴漢逆転無罪」最高裁判決から。
裁判官3対2で、1・2審の有罪実刑判決を破棄自判して、無罪。
朝8時前後の小田急線の成城学園前駅から下北沢駅までの間の事件であった。
多数意見は「被害者は、車内で積極的な回避行動を執っていないこと」「被害者が、成城学園前駅でいったん下車しながら、車両を替えることなく、再び被告人のそばに乗車しているのは不自然であること」などから、被告人の犯行を断定するには「なお合理的な疑いが残る」とした。
「疑わしきは被告人の利益に」の原則を強調する補足意見に対し、反対意見は「この時間帯の小田急線の車内は、超過密であって、立っている乗車は、その場で身をよじる程度の動きしかできないことは、社会一般に広く知れ渡っているところ」「この時間帯における通勤・通学電車が極めて混雑し、多数の乗客が車内に押し入るように乗り込んで来るものであることに対する認識に欠けるなど」と批判している。
絶対に間違いない認定は無理な事案であり、裁判官を悩ませた難事件であることだけは間違いない。
それでも私は「疑わしきは罰せず」を貫こうとする多数意見を支持したいと思う。
この事案で逆転無罪が出たのは、周防正行監督の映画「それでもボクはやってない」の功績であることも間違いない。


ウソはホントで ホントはウソと センス疑う 「署名記事」

2009年04月17日 00時02分01秒 | 将棋
「週刊新潮」はこうして「ニセ実行犯」に騙された
編集長名で今週発売号に掲載されている記事だが、各紙社説を含め、マスコミ界からの評価は散々である。
要するに、あのスクープはホントはウソだったが、そのウソを信じたのはホントだったというだけだから、弁明になっているのかどうか。
それよりも私が知りたかったのは、
名人戦第1局で羽生名人に署名を貰った観戦記者とその扇子、
北野誠の問題発言の内容。
前者はテレビで生放送、後者もラジオで放送されてしまったシーンなのに、なぜ新聞は伏せるのだろう。
ちなみに前者は写真入りで掲載されている。記事のタイトル「驚愕のセンス」には笑った。

いつもやってる 川越まつり ヤマザキ春の パン祭

2009年04月16日 00時05分30秒 | 川越
観光地・川越では、ほとんどいつも何らかの祭をやっている。
現在は小江戸川越春まつり開催中。
なお、NHK連ドラ「つばさ」にちなんだヤマザキパンも販売中。