弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

「最低・最悪」大逆転の イラク訴訟を 思い出す

2023年11月30日 20時56分37秒 | 裁判
https://www.asahi.com/articles/ASLDM658HLDMOIPE027.html

たまたま裁判官として担当した問題に、退官後も弁護士として関わり続ける例は、案外少なくないようだ。

流行語大賞 はっきり言えん たぶん「アレ」だと 思うけど

2023年11月29日 19時06分58秒 | 世相
12月1日にトップ30から発表。

https://www.jiyu.co.jp/singo/

今年はガチガチの本命か。

利敵行為か?利益相反?「退官後には 五大事務所」

2023年11月28日 08時56分42秒 | 裁判
私の証言の主尋問の最後の方で岡口裁判官に対する過酷な処分は、裁判所による司法修習生の争奪戦において、五大事務所を利している旨の証言をしたところ、反対尋問・補充尋問を含めて大反響があった。
しかし、考えてみると、利敵行為というよりも利益相反行為ではないかという見方も成り立ちそうだ。
なぜならば、東京高裁長官は最高裁入りをほぼ約束されており、最高裁判事は退官後の五大事務所入りがほぼ約束されている実態があるからだ。
大変な事に気が付いてしまったか。

今日の産経から。
https://www.sankei.com/article/20231128-IJYN7WBT6BM45EVBOIP6UG6YDA/


さすが地元紙「伊勢新聞」は 記事で「津地裁 裁判長」

2023年11月27日 18時11分15秒 | 三重
私の知る限り、紙面で報道してくれたのは、証言翌日の伊勢新聞だけだった。
あとは、産経新聞のネットニュースと、時事通信のネット配信。

そして、弁護士ドットコムニュース。
「法曹志望者の裁判官離れ、
 合格者増なのになぜ?
 現役判事が理由告白」
https://www.bengo4.com/c_18/n_16815/

「かけ出し」どころか ベテランだけど 共に頑張りましょう!「Non」先輩

2023年11月24日 08時38分01秒 | 裁判
ブログ「かけ出し裁判官Nonの裁判取説」の最新記事より。
https://saibankan.blog.jp/archives/22601637.html
岡口さんもNonさんも知らなかった、ブログ推奨→禁圧当時の東京地裁の手のひら返しの様子を証言することができたので、やはり「裁判官ブログ弾圧史」という「私のバカせまい史」を語るには、最適任だったようだ。
それにしても、現職裁判官約三千人中、ブロガーがわずか3人とは。

「東京・大阪 四会」じゃなく「巨大事務所」の 指定席

2023年11月23日 15時48分29秒 | 裁判
弁護士出身の最高裁判事は、かつては東京三会と大阪又は神戸から一人ずつというのが指定席であったが、最近は顕著な変化がある。
第一東京弁護士会から6人連続で任命されているところ、山口厚(刑法学者)を除き東京の巨大ローファーム(経営法曹の法律事務所)からの任命である。
既に退官した
宮崎裕子(長島・大野・常松)
のほか現職の
草野耕一(西村あさひ)
渡邉惠理子(長島・大野・常松)
岡正晶(梶谷綜合)
宮川美津子(TMI)
全員がそうである。
渡邉裁判官は宮崎裁判官の後任だから、もはや、長島・大野・常松は、最高裁判事の指定席を確保しているとも見られる。
さらに、消費者庁長官から最高裁入りしている岡村和美裁判官も、長島・大野・常松に所属していた経歴があるという。
最高裁からも多様性が失われつつある。

弁護士会から 裁判官に 裁判官から「証人」に

2023年11月22日 00時03分14秒 | 裁判
いよいよ今日、裁判官弾劾裁判所に証人として出廷する。
現職裁判官が裁かれる裁判官の側の証人として出廷するのは、初めてかも知れない。
(写真)
弁護士任官の先輩の著書。
2人とも、弁護士会の推薦委員会も下級裁判所裁判官指名諮問委員会も存在しなかった「一本釣り」時代の弁護士任官者だが、個性は両極ともいえる。
私はいずれかというと、田川和幸先輩を崇敬する「田川チルドレン」を自負している。
将来の「竹内チルドレン」の誕生を期して、講演と証言、更には執筆・出版活動に邁進中だ。

少数意見の ようにも見える「刑事判決 引用」罪

2023年11月21日 18時40分44秒 | 裁判
明日の証言に備えて、岡口基一裁判官に対する2件の最高裁大法廷決定を読み直すことにした。
どの投稿を戒告処分の対象とされたのか、誤解している人も多いので、私自身の頭の整理を兼ねて、要約してみる。

まず、1件目の戒告決定(平成30年10月17日)。
これは飽くまで、飼主が放置した犬の所有権を巡る民事裁判の顛末を報道した朝日の記事を引用したTwitterの投稿に対する処分である。
https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=88055

次に、2件目の戒告決定(令和2年8月26日)は、裁判所サイトに誤って掲載された性犯罪の刑事判決を引用した投稿に抗議してきた遺族が当局に「洗脳」されている旨記載したFacebookの投稿に対する処分である。
刑事判決を引用した投稿(これは2回目の(書面による)厳重注意(平成30年3月15日)の対象とされていた。)それ自体が対象とされたわけではない。もし、それをも対象とすれば、誤って判決を掲載した裁判官も同様に処分しなければならなかったであろう。

注目されるのは、1件目の戒告決定で、3人の裁判官が、むしろ刑事判決を引用した投稿こそを戒告の対象とすべきであった旨の補足意見を付していることである。逆に言えば、多数意見はそれは戒告には値しないと考えていたことになろう。

ちなみに、1回目の(口頭による)厳重注意(平成28年6月21日)の対象が、有名になった、半裸での白ブリーフ姿や縄で縛られた写真等の投稿であった。

最高裁は、裁判官の懲戒に当たり、分限裁判では足りないと考えれば、罷免訴追請求をすべき義務がある。
そして、2件の戒告決定によっても、民事裁判・刑事裁判のいずれに関する投稿についても、罷免には値しないと判断していたことになる。
それでも、裁判官弾劾裁判所は罷免判決をできるのであろうか。三権分立の観点からしても疑問は深まるばかりだ。

(参照条文)裁判官弾劾法15条3項
最高裁判所は、裁判官について、弾劾による罷免の事由があると思料するときは、訴追委員会に対し罷免の訴追をすべきことを求めなければならない。

最高裁の 議事録見れば「人事について(略)終了」

2023年11月20日 19時20分26秒 | 裁判
こういう無内容な議事録要旨を見せられるのは有害無益のような気もするのだが。

ヘアアイロンで「焼き入れる」のも「日常的に あった」事?

2023年11月19日 10時26分24秒 | 世相
もっともらしい報告書にも「語るに落ちた」部分がある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/18944a6a24d24ddba91f04be9e2bafcda7d4dcfd

裁判で提出される証人等の陳述書にも「日常的にあること」なので、見逃さないようにしたいものだ。

発信の価値を 論ぜぬままに ブログやめさす「事なかれ」

2023年11月18日 19時17分36秒 | 裁判
今日の中日社説から。
「映画助成金判決 自由守ることが公益だ」
https://www.chunichi.co.jp/article/808577
「一部の出演者の犯罪を理由にして、芸術的な価値を論ぜぬまま、助成金を出さないのは、事なかれ主義の表れではないか。」
この間の裁判官を含む裁判所職員のSNSへの対応についても、同様のことが言えると思う。

最高裁から 高裁の君へ「忖度し過ぎだ 反省せい!」

2023年11月17日 18時24分45秒 | 判決どどいつ
今日の最高裁判決から。
https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=92502
元々、「表現の自由」の観点から批判が強かった東京高裁判決なので、最高裁が破棄自判して、東京地裁判決を支持したのは当然か。
助成金を予定どおり交付することは「観客等に対し『国は薬物犯罪に寛容である』と誤ったメッセージを発したと受け取られる」などという原判決の判示は、そもそも国民を馬鹿にしている。
それにしても一審の進歩的な判決を覆すのが任務と心得ているかのような高裁裁判長が目立つ。

「行司」務める には「物言い」が 付く片方の「草の者」

2023年11月16日 20時03分39秒 | 裁判
https://www.tokyo-np.co.jp/article/289761
東京高裁の訟務局出身裁判長のみならず、最高裁の弁護士出身裁判官でさえこんな指摘を受けるようでは、大事な裁判が滞りかねない。
(写真)甲賀忍者屋敷
最高裁庁舎も、からくり屋敷みたいで、何となく似ている。

弁護士らしくない。「商人みたい。」それが、第一印象だ。

2023年11月15日 19時41分05秒 | 裁判
法律事務所の新聞全面広告は初めて見た。

セクハラ・パワハラ 二次被害者を 生む心無い「第三者」

2023年11月14日 23時23分49秒 | 世相
宝塚でも旧ジャニーズでも被害者が自殺に追い込まれる事案が続いた。
暗澹たる思いがする。
https://news.yahoo.co.jp/articles/05533664d60b0f596f4686f228fb9ac2bae34dfe