弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

家庭シーンは 問答無用 中村主水の 婿いびり

2008年03月31日 19時53分57秒 | 未分類
今月初旬、公開された映画「明日への遺言」で主役の岡田資中将を演じた藤田まことが、テレビ朝日「スマステ」でインタビューを受けていたのを見た。
興味深かったのは、有名な「必殺シリーズ」の中村主水の家庭シーン(姑と嫁による婿いびり)は、基本的に台本が無いアドリブであったという話。

せっかく活字を 大きくしても ルビが読めない 新聞紙

2008年03月30日 20時56分09秒 | 未分類
今月末から朝日新聞などで活字が大きくなる。
最近小さい字が読みにくくなってきたので、それは有り難いのだが、なお不満が残る。
固有名詞には、もう少しルビを振ってほしい。それを小さな字にされるとますます読めないので、括弧書きで付記する形にしてもらえるとなお有り難い。
私も判決の固有名詞のルビには配慮したいと思っている。

朝のヒロイン 若さと笑い ええ貫地谷でえ しほりちゃん

2008年03月29日 20時11分30秒 | 未分類
NHK「ちりとてちん」が終わった。
朝の連続テレビ小説を見るのは、「ひまわり」「ふたりっ子」「さくら」以来。
抜群に面白かった。定席「天満天神繁昌亭」をオープンし最近元気な上方落語界を取り上げた脚本の良さもさることながら、ヒロイン・徒然亭若狭を熱演した、貫地谷しほりも好感をもてた。
さっそく4月からの民放ドラマでも引く手あまたのようだ。
今後の活躍に注目したい。

得点・合格 9割越えた 川越検定 ハイレベル

2008年03月28日 19時59分48秒 | 未分類
今週月曜日、第1回「小江戸川越検定」の合格発表があった。
試験は、2点×50問=100点満点で、合格点は70点。
私は、3問だけ間違えて94点だった。
成績上位かと思ったら、それほどでもないのに驚いた。
平均点92.87点
合格率94.48%(合格者数1353名/実受験者数1432名)
予想問題集から主に出題されたため、点を取りやすかったことはあろうが、それにしても、数ある御当地検定でも突出したハイレベルの受験生たちではないだろうか。
「小江戸川越大好き人間」が多いことをあらためて実感した。

シャッター通りの 商家の戸締め 嫌う川越 七ツ締め

2008年03月27日 20時31分48秒 | 未分類
今年は送別会で3回連続、締めの挨拶をさせていただいた。
さっそく、小江戸川越検定で勉強した、川越の「七つ締め」を紹介し実践した。
なぜ、3・3・3・1の「十締め」ではなく、3・3・1の「七つ締め」なのか。
商家の多い川越では「十締め」は「戸締め」に通じ、商店の戸が締まったままでは縁起が悪いからという説があるそうだ。

判決書くため 送別会を 欠席するとは 義理を欠く

2008年03月26日 00時03分27秒 | 未分類
裁判所でも、転勤時期を控えて送別会ラッシュである。
私も、送り出す側ながら、今月は7回も送別会に参加する。
ある県の弁護士会主催の送別会で、対象裁判官の過半数が欠席して問題になったという。
おそらく、判決起案と引越準備の追い込みのため、欠礼したということなのだろう。
万難を排して参加すべきだと思うが、転勤直前の激務は経験した人でないと分からないだろう。私も昨年は引越こそなかったものの、4月1日(日)まで判決を書いていた。
もう少し余裕があるとよいのだが。

一体このあと どうなるかしら? 「世紀末」より 「年度末」

2008年03月25日 22時14分16秒 | 未分類
今年度もあと1週間を切った。
年度末のせめぎ合いは多かれ少なかれ例年のこととはいえ、今年ほど緊迫した局面は、あまり記憶がない。
でも、そんなことより、転勤を控えた裁判官にとっては、自らのカウントダウンの方が大変である。

先手「▲人事」を 後手「△不同意」で 堂々巡りの 千日手?

2008年03月24日 21時31分39秒 | 未分類
20日の毎日新聞のコラム「余録」は、国会同意人事を巡って膠着する政局を将棋の「千日手」に喩えた内容で、なるほどと思った。
将棋ではどちらも打開せず、同一手順の繰り返し3回(正確には同一局面4回)で引き分け、先手・後手を入れ替えての指し直しとなる。
このような場合にどうするか決まっていないのは、ルールの不備かも知れない。
さあ、既に2回繰り返してしまったが、一体どう打開されるのだろう。

しおんに負けずに 女王目指せ 群雄割拠の 女流棋士

2008年03月23日 18時56分25秒 | 将棋
将棋ファンとして、関係するテレビ番組は欠かさず見ている。
このところ楽しみにしていたのは、フジテレビ「しおんの王」だった。
土曜深夜のアニメで、今朝未明の放送が最終回だった。
少女棋士が名人を打倒する現実離れしたストーリーだが、大傑作だったと思う。それにしても、なぜこんな深夜に放送するのだろうか。
そして、今日午前放送の「NHK杯」は、出場女流棋士決定戦だった。
このところ、女流棋士の世界は、4大タイトル(女流名人・女流王将・女流王位・倉敷藤花)を常時3~4人で分け合い、奪い合うなど、戦国時代の様相を呈しつつある。そこに、この春には、5つ目のタイトル、初代「女王」(マイナビ女子オープン)が加わってくる。
今日放送の決定戦では、清水市代2冠が貫禄を示した。ぜひ、本戦で男性棋士を連戦連破して、アマだった瀬川さんと同様、女流の実力者は正式な棋士4段に編入させるべきだという議論を再燃させてほしい。

トータルTenthの ボスの座奪い 「しのびねえなあ」 「かまわんよ」

2008年03月22日 21時25分19秒 | 未分類
私もお笑いファンだが、毎週のテレビ番組で欠かさず見るのは、「笑点」以外には、NHK「爆笑オンエアバトル」だけである。十年も前から、現在のお笑いブームの基礎をこつこつと作ってきた番組と評価してもよいのではないか。
昨夜の放送で第10代チャンピオンの座を「トータルテンボス」が勝ち取った。奇しくも、10回目の優勝者に相応しいコンビ名になっているようだと思った。
私はこのコンビの漫才の 「しのびねえなあ」「かまわんよ」というセリフが好きだ。相方に対するこのような思いやり、譲り合いの心があれば、私たちの仕事は随分減るだろうにと思う。

地球に優しい 訴訟をしよう 無駄な書証も 省略を

2008年03月21日 21時16分54秒 | 未分類
川越スカラ座で映画「アース」を見て来た。
温暖化のため、美しい地球の動物たちも苦しんでいる姿が印象的だった。
その観点からも、不必要に大量の書証を出すのは控えた方が良いのではないか。

「将棋講座」も 尾張の天下 殿に美濃姫 飛車を振る

2008年03月20日 21時15分22秒 | 将棋
名古屋の将棋ファンにとっては、嬉しいニュースだ。
NHK将棋講座(NHK教育テレビ日曜朝10時)の4月からの講師が、初めて、名古屋の棋士師弟となる。
「杉本昌隆の振り飛車ナビゲーション」
講師は、杉本昌隆7段。アシスタントは、室田伊緒女流1級。
師弟ともに振り飛車党で、室田さんは「尾張の美濃姫」と呼ばれている。
今日「春分の日」、夕方4時から渋谷東急本店で、紹介イベントがあった。
師弟が目隠し将棋をし、室田さんはその名のとおり奇麗に振り飛車「美濃囲い」に組み上げたが、師匠の攻め込みに屈した。しかし、戦いぶりは堂々としたもので、天晴れだった。
帰りに講座のテキストに師弟そろってサインを戴いた。
私も今度の講座はしっかり見て、勉強させてもらおうと思う。

川越奉行所 あるべき場所は 矢張り丁字路 突き当たり

2008年03月19日 17時32分38秒 | 未分類
さいたま地裁の裁判官会議の後で、管内各支部の様子を伺う機会があった。
気が付いたのは、駅から遠い裁判所が多いことだ。
川越支部も、県外から初めて来庁する人など、駅からの時間を読み誤ったのか、法廷に遅刻するケースが後を絶たない。
しかし、場所は、川越城のエリア内であり、メインストリートの突き当たりの三叉路にある。おそらく、このロケーションが相応しいとされたのだろう。
そういえば、名古屋の裁判所も名古屋城の三の丸にあるし、お堀の内側にある裁判所も少なくない。

川越まつりの 川越締めは 3・3・1の 七ツ締め

2008年03月18日 08時11分24秒 | 未分類
小江戸川越検定で知り、送別会でこの「七ツ締め」をやったらウケた。
しかし、DVD「川越まつり」の締めのシーンでさえ普通に3・3・3・1で締めているくらいだから、地元でもあまり徹底していないようだ。
知らない人が圧倒的だが、川越の法曹会でぜひ流行らせたい。

(小江戸川越検定問題集からの出題)
川越の祭礼の最終幕では、関係者一同で手締めをする。伝統の川越締めで手を打つ回数は?

匿名被害者 最高裁の 符号は甲乙 丙丁戊

2008年03月17日 00時05分05秒 | 未分類
匿名は良しとして、今どき甲乙丙丁戊はどうよ、という感想もありそうです。
最高裁もHPや「裁判所時報」等に掲載される判例では、ABCDEを主に使っているようなのですが。
疑問は尽きません。
・若い人には、そもそも、甲乙からして馴染みがないのでは。
・「甲乙つけがたい」という慣用句を知る人も、次が丙と知らないのでは。
・三面訴訟で甲乙丙までは使うことがあっても、丁は使わなかったのでは。
・さらに、丁の次が戊だと知っているのは、よほど年配の人では。
・さて問題です。たまたま5人だったからいいけど、戊の次は何でしょう。

符号には甲乙丙丁戊を使うべしという判例が出たわけではないので、差し支えがない限り私はABCDEを使いたいと思います。

(朝日から抜粋)
 「甲(こう)が丙(へい)を介して手渡し」「丁(てい)と戊(ぼ)に2発を発射」……。犯罪被害者を守るため、刑事訴訟法の改正で昨年暮れから被害者の名前を法廷で伏せることができるようになり、最高裁で初めてこの制度を適用した刑事裁判が13日あった。
 一部の遺族が匿名を望んだため、最高裁第一小法廷(才口千晴裁判長)が被害者5人を「甲、乙(おつ)、丙、丁、戊」と呼ぶことを決定。その呼称で弁護側の主張が読み上げられた。

(答)十干は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸。
上の記事は、前半が読めない人が多いという前提でルビを振っています。
ならば、後半はなおさら読めないでしょう。
音読みでは、き・こう・しん・じん・き。
「き」が音ではかぶってしまいます。やはり、実用には堪えません。