ノリに乗ってる 山本山が 番付ノリます 新十両

名古屋場所後の番付編成会議で、十両昇進力士３人が発表された。
最大の注目は、文字通りの大器「山本山」だ。
新十両では最重量記録の体重２３２キロの巨漢、日大出身の山本山（２４）本名山本龍一、埼玉県出身、尾上部屋。
噂には聞いていたが、テレビで初めて見た。
キャラクターも面白い。
幸せそうに大食いしている姿を見て、こういうお相撲さんの「タニマチ」になりたいという心理が判る気がした。
高見盛の「永谷園」の向こうを張り、「山本山」の海苔のＣＭを狙っている。
ぜひ実現してほしいものだ。

宿に泊まって 判決かけば これがホントの 泊まりがけ

今月は、裁判所で遅くまで居残って判決を書くために、３度もホテルに泊まった。
おかげで、判決の延期は解消することができたが、出費も馬鹿にならない。
もちろん、そんな宿泊費は公費から支給してもらえない。
しかし、それくらいしてでも、判決を溜めそうになったら全力で解消すべきだという先輩裁判官のアドバイスに従ったまでである。
おかげで、心安らかに夏休みに突入できることになった。

普段不慣れな 主賓の祝辞 「お座り下さい」 言い忘れ

主賓の祝辞の初体験での痛恨のミスは、「新郎・新婦、どうぞお座り下さい」をつい言い忘れてしまったこと。
やはり人間、不慣れなことはするものではないか。
法廷では宣誓の後に絶対に忘れずに言っているのに。
たぶん、その時はこっちも座るから言い忘れないのだろう。

「ファーストバイト」が 「ファイト」と聞こえ 思い浮かべた 初喧嘩

結婚披露宴の「ファーストバイト」とは？
最近はそういうセレモニーがあると聞いたことはあった気がするが、初めて拝見することができた。
一瞬、「ファーストファイト」と聞き間違えて、最初の夫婦喧嘩をする儀式があるのかと早合点した。
ウェディングケーキを新郎・新婦が一口ずつ「あーん」をしあう儀式である。
新郎「君を一生、食べさせてあげるよ」
新婦「あなたに一生、美味しい物を作ってあげるわ」
という意味の儀式なのだそうだ。
男女の役割分担がどうだとか、野暮なことは言わないでおきたい。

トムとジェリーが 理想の夫婦 二人仲良く 喧嘩しな

結婚披露宴での都々逸その２。
似た者夫婦なのに、稀に意見が対立する場面が大事ではないだろうか。
夫婦ではないが、子どもの頃に好きだったテレビアニメ「トムとジェリー」の主題歌を思い出した。
「仲良く喧嘩しな」

家裁判事と 家事書記官は 犬も食わない もので食う？

書記官の結婚披露宴に、主賓としてご招待いただくという光栄に預かった。
祝辞の中で披露した新作の都々逸その１。
「夫婦喧嘩は犬も食わない」
誰もが知っていることわざだが、その理由は何と、
「すぐに仲直りしてしまって、つまらないものだから」
だそうだ。へぇ。
家裁の人事訴訟係には、現実にはもっと深刻な段階の御夫婦がいらっしゃるので、この都々逸は正しくないようだ。

常用漢字に 拘泥しては 期待に貧する 可能性

先日の長銀事件逆転無罪の最高裁判決に、銀行経営が「危たいにひんする可能性があった」との表現があった。
確かに常用漢字のみを用いるとすれば「危殆に瀕する」をこう書くことになるのだろう。
しかし、こういった混じり書きは、どうも好きになれない。
どうせなら、そんな難しい表現を使わず、「危機が迫る」とかの別の言い方を考えた方がいいと思うが。

うなぎ名産 「一色」さえも 一色じゃなくて 色々と？

産地偽装問題で大いに信用を失ったのは愛知県の「一色漁協」だろう。
マネーならぬ「うなぎロンダリング」という新語まで誕生した。
同じ三河出身の私としても、非常に残念だ。
今日は「土用の丑の日」だが、高騰しているとも聞いて、ボイコットさせてもらうことにした。

合併市名は 変わっていけど 変わらぬ看板 「裁判所」

御影石の裁判所の看板等には、どこでも単に「裁判所」とだけ書いてあることが多い。普通なら「○○裁判所××支部」とか書きそうなものだが。
しかし、これは裁判所の深謀遠慮なのではないかと思う。
市町村合併で裁判所の名称が変わることも少なくないからである。
単に「裁判所」とだけ表示しても、一昔前の大都市簡裁統合の結果、一つの市内に複数の裁判所があることは稀となったから、混乱は少なそうだ。
この例外は、簡裁統合後に両市が合併して政令指定都市「さいたま市」となった浦和簡裁（現・さいたま簡裁）と大宮簡裁のような場合くらいだろう。

水際作戦 突破をされて 次の作戦 硫黄島？

「水際作戦」といえば、最近はこのことを指す場合が多いようだ。
弁護団もできて申請は受け付けさせるという闘いを展開しているとのこと。
しかし、最近は「硫黄島作戦」になりつつあるという。
上陸された際、水際では抵抗を行わない。
いったん上陸は許して油断させ、反撃して殲滅する作戦のことのようだ。
（今日の朝日朝刊１面トップのリードから抜粋）
全国各市と東京２３区の生活保護窓口へ相談に訪れた人のうち、生活保護の申請をした割合（申請率）は０６年度、４５％程度にとどまっていた。朝日新聞社が情報公開法に基づき厚生労働省から資料を入手した。バブル崩壊以降、生活保護を受ける人は増え続ける一方、国は社会保障費の抑制策を進めており、窓口で申請をさせない違法な「水際作戦」の広がりをうかがわせる。

海山行けない 判事の夏は 記録の山へと ダイビングー

フジテレビ系の将棋ドラマ「ハチワンダイバー」が終わった。
大傑作だった。プロの棋士や将棋ファンにも評判がいい。
将棋盤の中にダイビングして最善手を発見する主人公に倣い、私たち裁判官も、山のような記録の眼光紙背に徹し、真実を見抜きたい。

篤という間に 夫が死んで 獅子奮迅の 未亡人

NHK大河ドラマ「篤姫」が絶好調だという。
私も片手間で見続けているが、堺雅人演ずる夫（徳川家定）が春から登場して以来、俄然面白くなったと思う。
でも、ファンの「除名嘆願」空しく、史実どおりに、あっという間に死んでしまった。
今後の視聴率は、一転して苦戦する可能性もあると見ている。
しかし、そこはドラマの強味である。
毎回、夫が夢枕に立つというシナリオにすることを推奨したい。

忘年会より 大事な行事 夏休み前 「暑気払い」

弁護士時代にはほとんど経験がなかったが、裁判官になってからは恒例となっているのが、「暑気払い」の懇親会である。
比較的長い夏休みがある裁判所ならではの、独特の風習かも知れない。

こんな杜撰な 審判しては 地裁所長が 浮かばれぬ

大阪地裁所長強盗傷害少年審判事件の最高裁決定から。
田原補足意見が厳しく指弾しているとおり、「有罪」方向の認定をした審判・決定には、反省すべき点が多いと思う。
真犯人を逃してしまい、これでは被害者が浮かばれない。

知事が昼間に 事務所とジムに？ 是非の「あなたの 真実は？」

あの知事が、議会開会中の昼間に公用車で自分の法律事務所に寄り、ジムに行っていたそうだ。
その是非については「府民の皆さんに判断してもらいたい」とおっしゃているという。
個人的には、他人には厳しく、自分には甘い人は好きになれない。