goo blog サービス終了のお知らせ 

弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官→原告になった竹内浩史のどどいつ集

No!と言えずに Ho!そうかいと KAIHENするから? NHK

2007年01月30日 20時57分30秒 | 未分類
30日の「NHK番組改変訴訟」東京高裁判決から。
(今日の朝日新聞朝刊1面トップ記事のリードから)
 旧日本軍による性暴力をめぐるNHKの番組が放送直前に改変されたとして、取材を受けた市民団体がNHKなどに総額4000万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決が29日、東京高裁であった。南敏文裁判長は「制作に携わる者の方針を離れて、国会議員などの発言を必要以上に重く受け止め、その意図を忖度(そんたく)し、当たり障りのないよう番組を改変した」と指摘。「憲法で保障された編集の権限を乱用または逸脱した」と述べ、NHKに200万円の支払いを命じた。NHK側は同日、上告した。

どっちが嘘か?と 頭を抱え 「それでもボクは 裁きたい」

2007年01月27日 21時51分33秒 | 未分類
映画「それでもボクはやってない」を見た。
全般的にとてもリアルで素晴らしい出来だった。法廷は私も使っているのと全く同じだったので、本物を借りたのかと思って見ていたら、セットなのだそうだ。
裁判官として最も身につまされ、印象的だったのは、ラストの判決宣告直後の主人公の独白だった。
刑事裁判とは少し様相が異なるが、民事裁判でも原告と被告のどちらが嘘を言っているかを見抜かなければならない事案がある。正解を知っている両当事者の前で頭を抱える場合も。

「情を知らない」 市民が読めば 冷たい人だと 思うでしょ

2007年01月23日 20時52分18秒 | 未分類
(産経新聞京都版「難解な判決文」から抜粋)
 「情(じよう)」という単語。「情を知らない」や「その情を秘して」と、判決文によく登場する。一見、前者は「情けを知らない、容赦ない」、後者は「愛する気持ちを隠し」と読めそうだが、本当の意味は違う。
 前者は「事情を知らない」、後者は「事情を隠して」という意味。確かに、広辞苑によると「ありさま、ようす」という意味もあり、正しいのだが、普通の文章で触れる機会は、これまでなかった。「事」の一文字加えれば済むのに…とも思う。

さすが監督 違いが分かる 弁護士任官 御推奨

2007年01月20日 00時34分33秒 | 未分類
(今日公開の映画「それでもボクはやってない」の新聞広告(昨日の読売夕刊等)での周防正行監督のコメントの結びから)
日本の裁判官は常に裁く側で、裁かれる側に立つことはありません。どんなに真実を訴えてもそれを信じてもらえなかったり、そんな人を弁護するような経験をしないまま、人を裁いているんです。だから僕は、裁判官は皆、まず3年間、国選弁護人をやってから裁判官になるべきだと提案したい。そうすれば裁かれる側の気持ちや今の裁判制度の問題点がよくわかるでしょう。

薩摩じゃ弾圧 まだやってるの? 「踏み字」踏ませる 取調べ

2007年01月20日 00時01分00秒 | 未分類
18日の「踏み字」鹿児島地裁判決から。
(朝日新聞から抜粋)
 03年にあった鹿児島県議選の公職選挙法違反事件に絡み、任意の事情聴取を受けた同県志布志市志布志町、ホテル経営川畑幸夫さん(61)が「県警の警部補(44)から家族の名前などを書いた紙を踏みつける『踏み字』を強要されるなど、違法な取り調べを受けた」として県に慰謝料など200万円を求めた訴訟の判決が18日、鹿児島地裁であった。高野裕裁判官は「取り調べ手法が常軌を逸し、公権力をかさに着て原告を侮辱する行為で、精神的苦痛は甚大」として、警部補を雇用している県に60万円の支払いを命じた。
 判決によると、警部補は03年4月中旬の3日間、支援する候補者への投票を依頼する目的で市内の建設業者にビールを配ったなどとして川畑さんを任意で取り調べた。この時、「早く正直なじいちゃんになって」などと家族からのメッセージに見立てた文言を勝手に3枚の紙に記し、川畑さんの両足首をつかんで踏ませた。

ミスターの賠償 ドーナツてるの? 半分っこに してあげる

2007年01月19日 19時40分42秒 | 未分類
18日の「ミスタードーナツ」大阪高裁判決。
代表訴訟で責任を問われた取締役2人について、一審判決が命じた賠償額を約半分に減額した。
(東京新聞から)
 ミスタードーナツが法定外添加物を含む肉まんを販売した事件で、運営会社のダスキン(大阪府吹田市)に損害を与えたとして、株主が芝原修一元専務と菅野誠介元事業本部長に計約106億円を同社に賠償するよう求めた株主代表訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は18日、全額支払いを命じた1審大阪地裁判決を変更し、賠償額をほぼ半分の約53億円とした。
 渡辺安一裁判長は判決理由で「2人は添加物の混入を知りながら隠し、販売を継続した」と取締役としての注意義務違反を認め、信頼回復キャンペーンの費用やチェーン店の売り上げ減に対する営業補償費など計約105億6000万円をダスキンの損害額と算定した。
 その上で「仮に販売を中止し、混入を公表しても信用回復のため一定の出費を要した」として、損害の半分の約52億8000万円に、混入を知った外部の業者に支払った口止め料約6000万円を加えた計約53億4000万円の支払いを命じた。