暗くなっては 花実が咲かぬ 夜は悩まずに 寝るがいい

今夜のNHK総合「今夜も生でさだまさし」で最後に歌われた「不器用な花」から。
例によって、なかなか歌を歌わない不思議な構成だったが、最後の歌が良かった。
歌詞の中の「夜は悩まずに寝るがいい」は、昨年末に亡くなった父の教えだという。
さださんが年末コンサート等が終わった年明けまで、亡くなったことを伏せていた思いも説明された。
寝ずに悩んでも仕方がないこともある。この言葉を胸に刻みたいと思う。

土日返上 挨拶回り 宮崎誠で ございます

日弁連の会長は激務である。
司法改革を巡って激論が闘わされる会内をまとめるという難しい仕事をしながら、対外的な公務も多い。会の活動として、休日も含めて市民向けの集会を開くことが多いが、「日弁連の顔」として挨拶をしなければならない。
私も、現在の宮崎誠会長には、就任前後の弁護士任官の集会の際に大阪でお目にかかったことがある。２年の任期も残り２か月となった。
さて、次の「日弁連の顔」は誰になるのだろうか。
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宮崎会長出身の大阪弁護士会館

相撲協会 「タカ派」といえば 保守じゃないのよ 改革派

昨日、貴乃花親方が理事選に立候補した。
判官びいきの日本人には心揺さ振られる話題のようで、スポーツ新聞の多くは、ここしばらく一面トッブで動きを取り上げていた。
しかし、立候補翌日の今日に限って、全紙とも朝青龍の不祥事問題で埋め尽くされた。誠に罪深い。

２倍以上は 「アカン」と「イケン」 違憲判決 次はどこ？

衆院選の「一票の格差」に対し、大阪高裁に次いで広島高裁も違憲判決。
さて、次の高裁判決は？
（写真）
広島の裁判所のポストカードから

トライしたいな スマトラトラを お金があったら 飼いタイガー

インドネシア政府が「ペットにトラ貸します」事業を始めたそうな。
保証金や餌代からして大金持ちでないと無理だが、需要があるらしい。
（写真）
うちの「招き猫」ならぬ「招き寅」の置物。
浅草仲見世の土産物屋で買い求めた。

判決書くとき 裁判官は 小さな歴史家・小説家

弁護士任官者として尊敬する先輩の田川和幸先生の名言に「裁判官は小さな歴史家」というのがある。
判決の事実認定は、提出された証拠から、過去に一体何が起きたのかを推認する作業。
規模は違えど、確かに歴史家と同様の仕事であろう。

私が最近思うのは、同時に小説家、特に推理作家の世界にも近いのではないか、という点。ミステリーファンには向いた仕事かも知れない。
世の中には「事実は小説よりも奇なり」ということがあるものだと実感させられる経験が少なくない。裁判になった事例は、おそらく小説の題材の宝庫だろう。
文章力不足で、判決が小説の域には達しないのが残念。

化粧せずとも あなたは美人 車内でやらねば なお美人

電車内のマナーポスターのテーマの一つが化粧である。
なぜマナー違反なのか、当人たちが得心していないのではないか。
東京メトロのこのポスターも説得に成功しているとは思えない。
むしろ、褒め殺しを狙ってはどうか、と作った標語どどいつ。

たったひとりの 裁判官の お金のかかる リクルート

今春の弁護士任官者は、１名だけになりそうだという。
昨年末の下級裁判所裁判官指名諮問委員会で、候補者３名の内２名が不適とされてしまったため。
私たちが任官した2003年は、同委員会の発足直前で、任官者は10名に達したが、以後は一桁で低迷し、ついに最少人数になってしまった。
いったい何が問題なのだろうか。裁判官に欠点の無い完璧さを求め過ぎではないだろうか。
ある弁護士任官者は「最もお金のかかるリクルート」だと評していた。
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千葉地家裁の新館。本館は改築工事中。
23日に近くで開かれた日弁連の弁護士任官関東ブロック大会に参加したついでに見て来た。

そんな家庭が いまどきあるの？ 「金麦」冷やして 妻が待つ(^O^)/

サントリー「金麦」（きんむぎ）の檀れいのＣＭをこんなふうに批判する新聞投書があった。
なるほどとは思ったが、私はＣＭが気に入って妻に「金麦」を頼んだものだった。

ヤクじゃないのよ 厄除けお札 「大麻」取締法やめて

神社関係者が「大麻取締法」の法律名を改正してほしいとの要望をしているそうだ。
本来「大麻」とは、伊勢神宮を初めとする神社のお札を指すという。
私も知らなかったが、確かに広辞苑では、そちらの語義が先に出て来たりする。
ただ、どちらも普通名詞として一般化しているから、一方の意味には統一しにくいと思うが。
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川越氷川神社のお札。
毎年授かって来たが、来年は納めに参れないかも知れないので、今年は各種お守りにした。

人口164万支部は 十庁と立川 越えぬだけ

私の勤務している、さいたま地裁川越支部は、かなり大きな裁判所である。
最近の管内人口(家裁飯能出張所の管内を含む。)を確認したら、164万人を越えていた。
私の調査結果では、この管内人口は、全国の203地家裁支部の中で、東京地家裁立川支部に次いで第2位のようだ。
全国の50地家裁本庁を見ても、川越支部の人口を上回っているのは、10庁(東京・横浜・さいたま・千葉・大阪・京都・名古屋・広島・福岡・札幌)だけと思われる。
本庁と支部を合わせても、堂々の第12位。
この驚くべき調査結果は、別途詳しく発表したいと思う。
（写真）
さいたま地家裁川越支部。
駅から遠いが市役所の通りの突き当たりにある。
耐震工事が最近終わった。

答案書けずに 時間が切れる 今も悪夢に うなされる

NHK教育テレビの「知る楽」火曜日は「歴史は眠らない」。
月替わりの講師とテーマに興味を抱いた月だけ、テキストを買って見ている。
今月は、香山リカ「ニッポン母の肖像」。
第３回の今夜は「孤立する教育ママ」だった。
弊害として、子どもは「母を喜ばせるために勉強する」ようになってしまった、との指摘があった。
私の母は、幸い「教育ママ」ではなかったので助かったが、「先生を喜ばせるため」「周囲の期待に応えるため、というプレッシャーはあった。
折りから受験シーズンだが、今でも時々悪夢を見る。
ただ、これは今も同じような仕事をしているからかも知れない。
もっとも、裁判官が受験生と違うのは、自分の一存で答案提出期限（判決期日）を延ばせることである。

江川事件が 遺訓を残す 「コミッショナーには 法律家」

小林繁さんが亡くなった。
江川事件の当時は、私は高校生で、大議論になったのを思い出す。
異例のトレードで決着させた当時のコミッショナーは、世論の猛反発を受け、
「後任には法律家を」と遺言して引責辞任した。
その後、検察畑のコミッショナーが続いているが、より適任なのは、むしろ裁判官出身の弁護士だと思っている。
球界の憲法たる「野球協約」の番人の役割を立派に務められるだろう。
それにしても、江川事件が大きな遺恨にならなかったのは、小林さんの人徳に尽きるだろう。合掌。

三冠落合 殿堂入れず 二年連続 一票差

中日の落合監督が、二年連続で一票足りず、野球殿堂入りを見送られたそうだ。
三度の三冠王を落選させるとは何事か、という批判もあるが、投票権を持つ野球記者、とりわけ中京地区での不人気が際立っているらしい。
おそらく御本人は気にしていないのだろうが、落合の中日トレードを名古屋で弁護士になる決定的動機にしたほどの大ファンの私としては残念。
ちなみに、中日の現役選手時代の応援団によるテーマソングは、マグマ大使の替え歌で、
「三冠落合 広角打法 レフトへライトへ ホームラン」だったのを思い出した。
（写真）
野球殿堂（東京ドームの野球体育博物館）のテレホンカード

任地変わるよ 今度はいずこ？ 西で住まいは このまんま

都々逸の番組の代表は、やはりNHKラジオ第1放送で原則として毎月第2土曜日の午前11時05分から50分ころまで放送される「文芸選評・おりこみどどいつ」だろう。
今月のお題は「にこにこ」だった。
頭に「に」「こ」「に」「こ」をおりこんで、私も作ってみた。
愛知県出身の私としては、転勤先は東京より西で引越不要だと嬉しい。