弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

痛くもない腹 探られるより 公開している 裁判所

2006年05月28日 21時23分11秒 | 未分類
今日の朝日新聞の社説「調査費流用 国会も情報公開を」の結びの一文の、国会と「同じように裁判所も情報公開法から除外されている。むだ遣いなどないというのなら公開を嫌う理由もなかろう。ここは、ともに対象に加えるべきだ。」が引っかかった。
一昨日のどどいつの題材にした国会の問題と、裁判所とが同列に論じられてしまうのは残念だ。
岡口裁判官のHPにも「裁判所の場合,公費で飲み食いはあり得ないですね。情報公開されても全然大丈夫です(^_^)。」とあったが、私も全く同感。
そもそも「情報公開法」の正式名称は「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」だから、この法律の対象に裁判所をそのまま加えるわけにはいかないだろう。
三権分立の建前からしても、法律が制定されないのは裁判所の責任ではないし、そもそもこういった裁判所のルールを国会が法律で定めるべきなのか、裁判所が規則等で定めるべきなのかという問題があると思われる。
そして、裁判所も「情報公開法」の制定と同時に「最高裁判所の保有する司法行政文書の開示等に関する事務の取扱要領」の運用を開始した。これに基づく裁判の事例も既にある。
何よりも「公開」は裁判所が正しい判断をするための生命線である。
むしろ、原則公開であるべき裁判にまで、非公開を望むような意見が増えていることの方が、私には気にかかっている。




レッドカードで 退場しても 申告漏れして 復帰する

2006年05月28日 11時14分30秒 | 未分類
さっきから放送中のTBSテレビ「サンデー・ジャポン」に、あの橋下徹弁護士が2年半ぶりに出演して、自らの申告漏れの件について弁明し、産経新聞の報道内容を批判していた。
元々、同弁護士は、レギュラーだった同番組で問題発言を2回繰り返し、自ら「イエローカード2回でレッドカードです」と反省の弁を述べ、生放送中に降板したという「退場」歴を持つ。
れっきとした「ルール違反」である申告漏れがどのような内容であろうと、なぜそれをきっかけに試合に復帰できるのか、サッカーファンでなくても釈然としないだろう。