弁護士任官者の送別会が東京で賑々しく開催された。
参加者の中で現職では最も期が上になったので、締めの挨拶をいきなり指名された。
キャリア裁判官の懇親会では絶対にあり得ないシチュエーションだ。
こういう場面でアドリブが利くのが弁護士任官者。
その締めの挨拶を都々逸に。
参加者の中で現職では最も期が上になったので、締めの挨拶をいきなり指名された。
キャリア裁判官の懇親会では絶対にあり得ないシチュエーションだ。
こういう場面でアドリブが利くのが弁護士任官者。
その締めの挨拶を都々逸に。
今夜は、著書「『裁判官の良心』とはなにか」の出版をきっかけに、百名近くに及ぶ弁護士・司法修習生・記者らにzoomで講演させてもらった。
便利な世の中になったものだ。
私の本は、弁護士任官適格者として推薦して下さった中部弁護士会連合会の関係委員会の皆さんを初めとする市民への「報告書」のつもりで書いた。
同時に、遠からず退官する私からの後輩裁判官(まだ裁判官になっていない人や生まれていない人も含む)に対する「遺言書」のつもりでもある。
名著とされる三宅正太郎「裁判の書」に続く類書と位置付けていただけるようになれば、私も生まれて来た甲斐があったと思う。
(写真)名著は復刻版も出ている。
私も買い求めたが、とても難解で、正直なところ中途までで積ん読になっている。
前者が増えないことを逆手に取った新提案を思い付いた。
前年度の弁護士任官の採用人数を、当年度の訟務検事への派遣人数の上限とするのだ。
根拠は最高裁が標榜して来た裁判所の「公平らしさ」。
必死で弁護士任官者を増やそうとする事は請け合いだ。