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弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官→原告になった竹内浩史のどどいつ集

今年の「新語 大賞」に推す 著名人への「ヒムパシー」

2025年04月28日 18時32分26秒 | 世相
これはぜひ今年の流行語にしたい。
今まで、この事象を表す日本語が無かったと思う。
問題を端的に指摘して批判するにはワンフレーズが最適。
私が審査員なら「新語大賞」として当確だ。

「そんな人でない」「才能ある」
性加害男性に集まる「ヒムパシー」
(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/AST3L1RZ3T3LUEFT00WM.html

権力批判が「安倍」コベになる マスコミ・学界・日弁連

2025年04月26日 21時12分43秒 | 世相
日本学術会議法改正に反対する人権派弁護士の間でよく耳にするのは、
①マスコミの次に、
②学界が切り崩されたら、
③日弁連が危ないというものだ。

認識が甘いと思う。私は、日弁連は学界よりも先に、既に切り崩されていると見ている。

歴史年表風に整理すると、
①2016年安倍政権のNHK→民放攻撃
②2019年安倍政権の最高裁判事指名
③2020年菅政権の学術会議任命拒否
という順番になるはずだ。

特に②以降の弁護士出身最高裁判事には6人連続で第一東京弁護士会員が就任したため、日弁連内保守派の経営法曹たちがまるで天下を取ったかのように振る舞い始めた。
最高裁と一体化してしまった日弁連が、最高裁に言うべき事を言うなど、もはや期待できない。最高裁と闘う岡口さんや私に対する態度も、これを反映している。
私も愛知県弁護士会では新執行部の与党となるつもりだが、今の日弁連の体たらくでは、野党にならざるを得ないだろうと覚悟している。
それに比べて、良心的な学者の皆さんは、団結してよく頑張っていると思う。
私も新米ながら大学教授の端くれとして、日本国憲法が保障する「学問の自由」を時の政権から死守するため微力を尽くしたい。

レポート添削「はい喜んで」「あなた方のため」書き直し!

2025年04月24日 23時29分52秒 | 京都
初のゼミのレポート添削が重なる。
今月は登録が遅れたこともあって、弁護士としての仕事がほとんどできなかった割には忙しい。
京都へは、3月31日の辞令交付式に続いて、4月は既に毎週火曜日と木曜日とで8回通ったし、今月末までに土曜日と祝日の臨時開講日があと2回ある。
京都泊まりだけでも6回を数えそうだ。
レポートは、書き直して勉強してもらうため厳し目の採点をする方針。

ゴルフボールが「ボウリング球」へ 故意の破壊は「テスト」へと

2025年04月23日 21時42分55秒 | 世相
トランプ流のフェイクニュースの作り方がよく分かった。
ビッグモーター事件をこんなふうに歪曲し針小棒大に喧伝するとは。
ボウリング好きの人に失礼だ。

アメリカ トランプ大統領 関税めぐり “ボウリング球のテスト” SNSで再主張 「非関税障壁」8つの項目とは (NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250421/k10014784821000.html

「ビジネスと人権」ビジネスにする 経営法曹が 多すぎる

2025年04月22日 23時02分29秒 | 世相
今夜の弁ラボ講演会から。

https://www.benlabo.org/date/2025/04/

私たちのような人権派・労働弁護士からは「何をいまさら」という印象を抱かれかねないほどの大流行。
ただ、この気運に乗らない手は無いと思う。
「コンプライアンス」にしろ、「人権」の尊重にしろ、わざわざ言うまでもないほど当たり前の事だが、これらを大企業が標榜せざるを得なくなったのは大前進だろう。
(写真)もちろん出版直後に買ったが、このところ猛烈に忙しくて積ん読になっている。
来月になって身辺が落ち着いたら、最優先でじっくりと読ませていただく。

今年はおそらく「乞うご期待」の 三重と愛知の 新会長

2025年04月21日 23時46分27秒 | 名古屋・愛知
今夜は、愛知県弁護士会の今年度の理事者の披露パーティーに飛び入り参加。
三重と同様、愛知も久しぶりの女性会長が就任。
私の偏見かも知れないが、裁判官も弁護士も検察官も、女性の方が男性よりも、変な忖度をしないという印象がある。正義感が強い女性が多いのは頼もしい。
今年度は期待できそうだ。
と言うと、前年度は問題があったと思っているのかと尋ねられそうだが、その通りだ。
愛知県弁護士会に復帰した一会員として、おそらく新執行部の与党の立場で、平和的に建設的な提案をして行きたい。
(写真)尊敬している近藤昭一衆議院議員(立憲民主党・リベラルの会)とも初めてご挨拶できて、とても有益だった。

「デートもできない 警職法」に「メールもできない サイバー法」

2025年04月20日 23時41分37秒 | 世相
裁判官生活の22年間は、いわゆる「悪法反対」の意見表明すらも「寺西判事補分限裁判」最高裁大法廷決定の多数意見により禁止されていたため、私にとっては非常に窮屈であった。
一人の日本国民として自由に意見表明することができる権利を回復しただけでも、裁判官を辞めて本当に良かったと実感している。

村山・鴨志田「法制審」の相手は「刑事局長」三人衆

2025年04月18日 23時44分54秒 | 裁判
袴田さん再審認めた元裁判長、 法制審委員に 21日初部会
(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE17B7N0X10C25A4000000/
14人のうち日弁連推薦は、村山弁護士・鴨志田弁護士らだが、あとは研究者6名のほか、法務省刑事局長・最高裁刑事局長・警察庁刑事局長の三人衆と、高検検事・東京地裁部総括判事という顔ぶれだという。

22年ぶり「弁護士」名刺 質問してくれた 学生に

2025年04月17日 22時28分24秒 | 京都
今夜の立命館大学衣笠キャンパスでの法学部生に対する講義中、今日の日弁連理事会で私の弁護士登録が無事認められたと、愛知県弁護士会から電話連絡を受けた。
これで準備していた弁護士としての名刺をやっと使える地位になった。
最初に名刺を渡した相手は、平野哲郎教授の講義の休憩中に、私を教授と認めて初めての質問をしてくれた学生。
(写真)今夜、晴れて使用解禁となった弁護士としての名刺。
ただし、氏名の下の「法科大学」は「法科大学院」が適当。
もっと正確には、立命館大学のロースクールの正式名称は「法務研究科」であるが、普通の法学部の大学院と混同されそうなので、通称使用にしている。

秀吉公の 故事に習って 今日は「長浜 大返し」

2025年04月16日 23時01分30秒 | 京都
今日は朝からまさに東奔西走。
昨晩の立命館ロースクールのゼミを終えて京都からの帰途、宿泊していた米原から長浜へ。
日程最終盤の長浜曳山まつり観光をして盟友の元裁判官・浅見宣義市長を表敬訪問しようと考えていたが、自宅から連絡を受け予定を変更し、すぐに引き返して名古屋へ帰った。
今日中に愛知県弁護士会に提出しなければならない「退官証明書」と過去の「在官証明書」が最高裁から速達で届いたという一報を受けたため。
これらの証明書の送付を締切直前まで遅らせてしまった裁判所の不手際も悪いが、真に問題があるのは、実質的な必要性が全く感じられないような証明書の提出に飽くまでもこだわり続けて来た日弁連の側ではないかと思う。
こんな下らない理由で弁護士登録をまた一か月も遅らされたら、私も堪らないし、おそらく世間の物笑いになるだろう。

訳の分からぬ 登録待機「非弁」ではなく「未弁」です

2025年04月15日 22時30分31秒 | 裁判
私の弁護士登録は、日弁連常務会が開催される明後日まで待たされているため、明日までは弁護士として発言等をすると「非弁」活動になってしまう。
本来は、3月31日限りで依願退官することについては、年明け早々に最高裁による早期退職許可の証明書を提出しており、愛知県弁護士会の常議員会でも問題なく可決されて、日弁連にはとっくに進達されているのだから、翌4月1日付けで弁護士登録ができるように取り計らうべきだろう。
現に、司法修習を今春終えた新人弁護士の大半については、4月1日付けで弁護士登録が認められている。
キャリア裁判官等からの退官者は、弁護士会の事情に疎いから誰も文句を言わないが、退官者に限って最短でも半月以上、退官後に登録申請をした場合に至っては更に何か月も待たせるのは、極めて問題が大きいと思う。