弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

WEB法廷 開くとしても 傍聴人は バーの外

2022年07月01日 18時07分44秒 | 裁判
先日の民事訴訟法改正によって、2年以内には、口頭弁論も双方当事者が裁判所に出頭せずに、WEBで参加することが可能になる。
しかし、傍聴人は、依然として、裁判所に来て法廷のバーの外の傍聴席に座らなければならず、そのため、裁判官も法廷にパソコンを持ち込んで、かつ、傍聴席に画面が見えるようにして、口頭弁論を開かなければならないようだ。
憲法の規定する裁判の公開の原則からして、そうなるらしい。
現行法令上は、最高裁規則である裁判所傍聴規則くらいしか、傍聴人に関する定めは見当たらない。
外国のようにWEBでの傍聴を可能にしようという発想は、今のところ無いらしい。

「もの言う株主」対抗をして「物言い」辞任の 元長官

2022年06月30日 08時29分00秒 | 世相
先先代の名古屋高裁長官が、社外取締役として、存在感を発揮している。

これだけ政党 乱立すれば 比例代表も 選択肢

2022年06月29日 10時22分36秒 | 名古屋・愛知
4月に愛知県から三重県に転居したばかりのため、今日は有休にして名古屋に帰り、不在者投票をして来た。
愛知県選挙区の候補者を全く把握して来ておらず、投票所で立候補者の一覧表を見ながら長考する羽目になった。
それにも増して驚いたのは、比例代表の政党の多さ。
ポスターでは、当選よりもむしろ政党助成金が獲得目標だと公言する政党さえある。
アメリカの上下院に倣えば、衆議院は徹底した一票の価値の平等による選挙区あるいは比例代表、参議院は人口に関わらず各県2人ずつ改選という選挙制度が素直だろう。
しかし、現在の衆議院の選挙制度(小選挙区制ながらも格差2倍に収めようとしている)と参議院の一票の格差の縮小の困難さ(比例代表の議席を選挙区に回しても2倍には収まりそうにない)からすれば、むしろ、参議院の方を比例代表だけにして、例えば100人ずつの改選にするという選択肢もあり得るような気がしてきた。そうすれば、得票率1%の政党でも代表を出せることになる。

ついに「NINJA」が 種目になるの? オリンピックの 新競技

2022年06月27日 21時42分30秒 | スポーツ
TBSの人気番組「SASUKE」が、新競技の有力候補に上がっているという。
確かに、クライミングが入ったのだから、立体の複雑な障害物競争も「アリ」だろう。
これも日本のお家芸になりそうだ。
爆発的な忍者ブーム到来の予感。

あっという間に 全会一致 AV新法 無修正

2022年06月26日 23時06分46秒 | 裁判
今日の「そこまで言って委員会」でも侃侃諤諤の議論になっていたが、このドラスティックな法律の超スピード成立は驚きだった。このような新法の内容については、裁判所内でも既に周知されている。
それでも「売春の公認になる」などという批判があった。
しかし、女優のしていることが「売春」とは似て非なるものというのが、法律家の常識的な見解だろう。
売春防止法の条文を参考に。
(定義)
第二条 この法律で「売春」とは、対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう。
(売春の禁止)
第三条 何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならない。
(適用上の注意)
第四条 この法律の適用にあたつては、国民の権利を不当に侵害しないように留意しなければならない。

それはそもそも 憲法違反「抽象的違憲 審査制」

2022年06月25日 20時34分06秒 | 裁判
憲法を学んだ者には常識であるはずなのだが、日本では「抽象的違憲審査」は裁判所に認められていないというのが、通説・判例である。
これは、憲法判断をためらわず「司法積極主義」と言われるアメリカでも同様だ。
昨日、合憲判決がされた妊娠中絶制限州法の違憲訴訟でも、原告は新たに中絶手術の規制を受け、違反すれば処罰を受けることになる州内のクリニックだった。
日本でも当然、原告適格は認められるであろう。
しかし、新しい立法等について、抽象的に違憲判断を求める訴訟が相次いでいるように見える。単に国家賠償請求の形を取れば良いというものではなかろう。
適切な原告を探し求める努力をしなければ、適切な憲法判断が得られるはずはない。
なお、長官は、合憲派の結論に与しながらも、わざわざ判例変更までは不必要という意見だった。
憲法判断自体に積極的であるとしても、違憲判断に積極的とは限らないことが分かる。これは日本でも同様である。

第二次「南北 戦争」産むか? 判例変更 6対3

2022年06月25日 00時00分31秒 | 判決どどいつ
https://www.supremecourt.gov/opinions/21pdf/19-1392_6j37.pdf
今日のアメリカ連邦最高裁判決から。
何と半世紀ぶりに、各州による妊娠中絶の厳しい規制を合憲とする方向で判例変更をした。
これまでは5対4で是々非々の立場を取る長官がバランスを取っていたが、ギンズバーグ裁判官の後任としてトランプ大統領が任期終了間際に指名した保守派裁判官の票が決め手になったように思われる。
アメリカの分断はかなり深刻だ。

他人の犯罪 茶化して揉めて ついたあだ名が「Twitter」

2022年06月24日 18時40分29秒 | 判決どどいつ
https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/265/091265_hanrei.pdf
今日の最高裁判決から。
Twitterに対する評価は、先例となったGoogleよりもかなり低いことが窺える。
法廷意見はもとより、草野裁判官の補足意見では、他人の犯罪についてわさわざ実名で書き込みをする人たちにも厳しい批判を向けている。
おそらく世間一般の評価もそうなのだろう。
私も「ゴーグル」や「ヤホー」で検索することはあるが、最初からTwitterは使わないことにしている。
岡口裁判官に対する苛烈な攻撃や処分等にも、背景として影響しているのかも知れない。
イーロン・マスクでは、今後ますます心配になる。

こけら落としで 会長破る 次の名人 名古屋から

2022年06月23日 00時21分36秒 | 名古屋・愛知
名古屋対局場でのA級初対局で、藤井聡太五冠が佐藤康光9段に勝利。
日付が変わるまでの激闘だった。

再審ハードル 自ら上げて 飛び越せなければ 共倒れ

2022年06月22日 21時56分26秒 | 裁判
確かに最近だけでも、単なる事故が殺人事件に仕立て上げられていた東住吉事件や湖東記念病院事件といった事例もある。
しかし、共犯事件では、被告人が犯罪の実行や共謀に加わっていないのではないかとの合理的な疑いが残ると言えればそれで十分であり、何も事件自体まで否定する必要はないはず。
ところが、共犯者も一緒に弁護しようとすると、そういう訳にもいかなくなってしまうのが問題だ。