懸賞かけてる アメーバブログ もっと書いてよ 普天王

大相撲秋場所では、普天王の取組には「ブログやるならアメーバブログ」の懸賞がかかっていた。
普天王関は、現役力士では随一のブロガーとして知られる。
http://m.ameba.jp/m/blogTop.do?unm=futenou
私も場所中は毎日アクセスして見ていたが、書き込みの字数が少ないように感じた。もう少し本文を多く書いてほしいという注文を付けたい。
相撲の方は絶好調で、平幕ては最多の勝ち星を上げたが、惜しくも三賞には届かなかった。来場所も大活躍を期待。

大所高所の 議論に北野 風見鶏より 坂の上

この週末は、日本裁判官ネットワークの例会・総会で、神戸に集まった。
会場は北野の「六甲荘」。
せっかくなので、解散後はミニ観光をした。
まず、北野天満宮に上り、「風見鶏の館」を見下ろした。
さらに、坂を上り、新神戸ロープウェイで布引ハーブ園へ。あれほど高い所まで行くとは思わなかった。
大所高所の議論をするという言葉があるが、たまに高い所に上って見渡すと、元気が沸いて来る。

前々首相に 任命されて 全然世の中 良くならぬ

私は５年半前に小泉内閣に任命された裁判官である。
当時より世の中が良くなっていないことを嘆いて、今から半年前に作った都々逸。

既に安倍、福田、麻生と３代も首相が交代してしまったので、賞味期限切れになってしまった。

羽生の名前も マジックならば ホワイト使って 消せるのさ

将棋の王位戦第７局。
深浦王位が、昨年と同じく、羽生挑戦者とフルセットの激闘の末に、最終局で白星を上げて、防衛した。
通算対戦成績でもほぼ互角で、羽生とここまで対等に渡り合える棋士は珍しい。
秘訣としては、相手が羽生であることを忘れるのが良いらしい。
過去、想定外の羽生の一手「羽生マジック」に幻惑され、何かあるに違いないと深読みし過ぎ、応手を誤って自滅した棋士は数多い。
大盤解説会では、どう見ても劣勢な局面なのに「羽生」の名札が貼ってあると良く見える、と不思議がっていた棋士もいた。

５時に帰れて 土日は休む あなたたちとは 違うんです

裁判官の出勤時刻が一般に比べて遅く、まちまちではないかという批判があるようだ。
しかし、裁判官には出退勤時刻の法的拘束は皆無である。とにかく配点された事件を解決すればよいという一種の請負仕事、あるいは究極の裁量労働だと言う人もいる。
そもそも裁判官の仕事は、極論すれば、裁判所で開廷日に期日指定した法廷を開くことと、自宅に記録を持ち帰って判決を起案することの二つに尽きる。
宅調日を確保して自宅で終日起案しても良いし、深夜や未明まで起案した成果物を抱えて遅めの出勤をすることも珍しくない。その方が合理的でもある。それに加えて、土日の多くの時間まで起案に費やしている裁判官は、私も含め少なくない。
出勤時刻を一般社員や職員と同列に論じられてはたまらないのである。

法務大臣 「森英介」と 慌てて上書き する判事

総理大臣は１年交代になってしまっているが、法務大臣に至っては月代わりだ。
判決の当事者として国が登場するときは、代表者として時の法務大臣の名を記載しなければならない。
しかし、法務大臣が誰であるかは公知の事実だから、社長の交代みたいに資格証明書添付の上申書など出してはくれない。
今頃、ニュースを見て慌てて判決起案の当事者欄を上書きしている裁判官も少なくないに違いない。

大岡越前 金さん墓参 ひろしひがんの ひい散歩

秋分の日の９月２３日。
せっかくの祝日なので、偉大な先輩裁判官２人の墓参りに。
ひろしの彼岸の「ひい散歩」としゃれ込んだ。
まずは、赤坂・豊川稲荷。
三河生まれで子どもの頃は毎年、本山の豊川稲荷に初詣に行っていた私だが、赤坂の別院の由緒はつい最近まで知らなかった。
大岡越前守忠相公が自邸に祀って信仰していた豊川稲荷のご尊像を明治２０年に移設したものだという。そのため、ここに公の御廟もある。
大岡祭は前日だったとのこと。来年は休日になるから是非とも来なくては。
次いで、巣鴨・本妙寺の遠山金四郎景元の墓所。
他にも江戸時代の将棋の棋聖・天野宗歩の墓や、囲碁の歴代本因坊の墓もあって、興味深いスポットだった。
日本史上で双璧とされる名奉行の墓参という悲願が叶い、私もあやかって名裁きができそうな気になってきた。

ビデオ判定 場外に出て 初の「逆転」 ホームラン！

大リーグでビデオ判定が導入されて、初の「逆転」ホームランが出た。
歴史的場面に立ち会った岩村のコメントが良かった。
彼の言う通り、ビデオは審判たちだけで「場外」で見るのではなく、大ビジョンに映して観客にも一緒に見せた方が良いと思う。

アンナ娘と 不倫の噂 立つ波風は 家庭内

中日ファンとしても聞き捨てならない芸能ネタが飛び込んできた。
真偽はともかく、不倫は記者会見で発表するようなものではない。
妻の立場がないだろうに。

高見盛と ノムさんだけは 負けてもファンを 喜ばす

ＴＢＳテレビ「ブロードキャスター」が終わってしまった。
最終回のゲストは、東北楽天の野村監督だった。
最下位にもかかわらず続投を要請されているのは、敗戦後のぼやきも面白いからだろう。
大相撲の人気力士の高見盛も、黒星の後うなだれて花道を引き揚げて行く姿が何ともいえない。
負けてもファンが喜ぶ人徳は、この２人くらいだろう。

同い年なの 新憲法と 桜吹雪の お龍さん

横尾和子さんの後任として最高裁判事に就任された桜井龍子さん（６１歳）の紹介から。
これまでにも増して今後の御活躍に期待しております。
ただ、過去３人の女性最高裁判事の全員が行政官出身というのは、法曹としては少し寂しい。下級審判事の定年の６５歳直前にならないと最高裁入りしないという年功的な縛りなどもあるのでしょうが、女性裁判官から最高裁判事が誕生する日を待ち遠しく思っています。
（読売から抜粋）
　これから「番人」を務める日本国憲法とは同い年。桜井龍子さんは最高裁判事で初の戦後生まれだ。
　労働省（現・厚生労働省）の課長時代、旧育児休業法の制定に携わった。
　労働省を退官後、委員を務めた内閣府情報公開審査会では、薬害肝炎を起こした血液製剤「フィブリノゲン」の納入先の公表を厚労省に迫り、「医療機関の不利益になる」と反発する古巣を相手に、「国民の生命には代えられない」と押し切った。

ギガ・メガサイズの 大事件なの！ 甲類審判 ナノ変更

家庭裁判所への「名の変更」の許可申立事件は、家事審判法・戸籍法などに基づく一種の甲類審判である。
従前の多くは、永年使用を理由とするものであったが、最近は性同一性障害を理由とするものも珍しくない。
いずれにせよ、本人にとっては一生の大事な問題なので、参与員と裁判官（家事審判官）とで慎重に審理している。

「家事審判法」 名の変更を 「家事調停 及び審判法」

法改正で「人事訴訟法」も制定され、次は「家事審判法」ではないかと思う。
私には、まず法律のタイトルを変えるべきだという持論がある。
「民事調停法」があるのに「家事調停法」がないのは違和感がある。
家事調停が「家事審判法」に規定されているというのは分かりにくい。
家庭裁判所の家事事件の解決に多大な貢献をしていただいている調停委員が、正当に評価されていない感じもする。
少なくとも「家事調停及び審判法」などと改めるべきだろう。

テレビドラマの 「調停委員」 ヒラと主任と 助手がいる

先月、テレビで「調停委員」のミステリードラマを見た。
驚いたのは、主人公の調停委員（弁護士）が毎日のように裁判所に出勤し、「主任調停委員」の指導を受け、「助手」と共に調停期日に出席していたことだった。
そんな「調停委員」はいないと思いますよ。

３２枚の 優勝額に 重ねる任官 ５年半

両国国技館に掲げられる幕内優勝力士の額は、８枚×４方＝３２枚。
秋場所初日には、今年５月と７月の場所の優勝力士の額が新たに掲げられ、代わりに古いもの２枚が取り外された。
この結果、最も古い額は５年４か月前の２００３年５月のものとなった。
ちょうどその年の４月に私は弁護士任官した。
時が経つのは早いものだと我ながらしみじみ感じた。