きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

全ては小沢氏への疑惑

2010-05-17 12:21:25 | Weblog
全ては小沢氏への疑惑       (010.05.17)

法律的に見て、違反が検証されれば完全に“黒”で検察の起訴執行が決まるが、違反が検証されなければ、限りなく“黒”に近くても起訴が出来ないと言うのが検察の態度だ。

政治資金規正の問題も、全て表面的には「秘書」が本人に代わって代行しており、違反が摘発された時には、すべて本人は“知らぬ”“存ぜぬ”で押し通せば黒に近いグレーであっても本人への起訴は執行されないのである。
秘書の存在は、そのような嫌疑が起こっても常に本人との間の緩衝役として存在し、グレーの状態で、一歩も出なければ、起訴執行が行われないのである。

今までも数多くの政治家が秘書の犠牲に上に救われた例は、多数あり、また秘書と言う物はそれを覚悟の職業であるとも言われている。

今回民主党の小沢問題も秘書が3人も起訴されていても本人に何ら及ばない事をよい事に「何らやましい事はしていません」の一言で押し通し、少なくともグレーな疑いが掛かっていても潔白だと言う態度に、国民の怒りが70%の小沢氏幹事長辞任賛成になり、検察審査会での全員「起訴相当」の決議も「このまま不起訴で良い筈はない」と言う国民感情が成したものである。

国民は民主党に「政権交代」と言う公明正大で、クリーンなイメージの政治を願望しており、期待をしていたが、小沢氏の存在によって、事業仕分けには、文句を付けて妨害し、公共事業の情報についても、陳情の窓口は自分のところで一括すると言う、旧来の自民党政権下で行っていた事と何ら変わらない、政治の利権を振り回す旧来の手法と同じ事をしようとしている。
これでは何のための「政権交代」かと、言わざるを得ない。

この様な一部始終を国民は良く見ており、小沢氏と言う政治家の信頼性に疑問を持っているから、彼の疑惑を「なんら悪い事をしていない」と言っても空々しく聞こえるのである。
だから、法律的にはどうであれ、あれだけの疑惑を招けば、起訴されようとされまいとも幹事長という要職には就いて欲しくないと言うのが国民の感情的な気持ちである。

過去にも、小沢氏が関わった新政党や自由党の政党交付金数十億円のゆくえが不明になっているのも、グレーの状態には法的な責任を問えない事を知っていて、胡坐をかいているとしか思えない行為で、国民は其の事を怒っているのである。当然許せる物ではありません。
(えびなたろう)

タレント候補の乱立

2010-05-16 11:44:50 | Weblog
タレント候補の乱立       (010.05.16)

参議院選挙が近づくに連れて、各党が立候補予定者の選定にあの手この手と策を練っている。其の中で、単にメディアを通じて知名度の高いタレントや有名人を議員の候補に挙げて、選挙戦での得票率を高く得たいと言う政党の思惑で、党からの要望に応えるタレントが目立って増えている。

タレントと呼ばれる人でも無論政治家として立候補の資格はあり、中には政治に関する高い関心と知識を有する人もあるが、殆どが、政治家としては素人で、政党から請われて有権者からの票集めや、人集めの広告塔的な役割を遣らされている人もいる。

結局は、今の政党政治が、数による力で、全てが頼られているから、政策はどうであれ、選挙で少しでも多くの得票さえ得られれば、後は何とでもなる、と言う風潮がそのようにさせているのである。

昨年、当選すれば「大臣にしてやる」と言った甘い言葉を賭けられ、気持ちを揺すられた人が、「総裁の地位」を要求した為、さすがに取り下げた自民党内での一件もあった。

これなんかは、「大臣」と言う地位が、就任する人の知識・技能・人格と言った事よりも、政党の都合による取引材料に使われ、職務の権限については党の幹部や幹事長によって支配されているからで、大臣はそれに大人しく従う者であれば誰でも良かったのである。

そのような政治の仕組みが、官僚に寄って、族議員を動かし、族議員が政党を動かし、大臣は、この様な利権のシステムによって完全に支配されてきたのである。

今回、「政権交代」が必要であると国民の意思が働いたのも、官僚支配による利権システムを破壊し、ひも付きでない、国民を主権とした、「政治主導」が叫ばれ、政権交代が求められているのである。

従って、国会議員の一人一人は、チャンとした思想・知識を持ち、それに対する熱意のある候補者でなければなりません、政党のご都合主義で動く議員では、また元の利権政治が作られるだけである。

クリーンイメージの民主党に「タレント候補」を擁立する動きは、おそらく小沢幹事長しか思いつかない事ではないでしょうか。それは、古い自民党的遣り方だからです。

自民党でのタレント候補は、昔からの事だから、別に文句は言わないが、民主党ではタレント候補の擁立は、よっぽど素晴らしい適任者以外は賛成できない行為と思います。

近年議会に於ける議員定数の削減が言われているが、単なる数だけの議員で、本来の議員の仕事が出来ない人が居るから、そのような議員は要らないと言っているのです。
その意味からも、国民は騙されないよう、次期選挙には、投票する候補者は良く吟味して投票するようにしましょう。
(えびなたろう)

民主党に裏切られた国民の意思

2010-05-15 12:20:49 | Weblog
民主党に裏切られた国民の意思        (010.05.15)

「政権交代」と言う大きな看板に国民の80%が民主党に靡いたのはほぼ真実と言って良いのではないでしょうか。
従ってその反対軸に自民・公明の政権与党がいて、やる事が全て官僚に依存する丸投げ方式であったため、税金の無駄使いや、官僚優遇の姿勢が国民からの乖離を生じ、中でも年金制度に至っては、官僚が加入している共済年金には一切手を付けず、国民が加入している国民年金には、あらゆる無駄使いを始め、遣りたい放題使いまくり、目に余るものがあった。

其の上、加入者の記録や、管理が出鱈目で、5000万件の記録不明が安部内閣の命取りとなり、それ以後も、官僚OBによる天下りや渡り等々、民間人とは、かけ離れた報酬や退職金などを許し、外交においても対米一辺倒による“しわ寄せ”が国民の犠牲の上に掛けられ、特に沖縄での基地問題は、島民の生活環境の破壊に繋がる影響を与えて来た事が、遂に半世紀に渡る自民党政権に「政権交代」と言う形で、民主党政権に国民の大半の人が期待を寄せたのである。

然るに新政権発足9ヶ月間の経過の中で、国民の期待とは大きく異なる事柄が次々と浮上し当初80%もあった支持率が20%を切る状況になって来たのである。その最も大きな理由は鳩山・小沢両幹部の「政治と金」に纏わる疑惑であり、クリーンを謳っていた民主党とは、正反対の昔の自民党と変わらない体質の政党であることが、暴かれたのである。
それも、其の時点で、国民の納得の行く対処を取っておればよかったが、力で隠蔽しようとした事が決定的な国民の反発を買いもはや回復不能の状態に至っている。

民主党員の中でも国民の期待に答えていないとの反省から、党内執行部に批判する人も出てきた事は、自浄能力を発揮するのかと思いきや、党内で絶対的権力を振るう小沢幹事長の前では逆に氾濫分子として押さえつけられてしまっている。

この調子では、民主党に賭けた思いは根底から国民は裏切られた思いに至る事は間違いの無いところである。

昨年の選挙時に同じ「政権交代」に賛同していた政党で、「みんなの党」と言うのがあったが、なぜ、民主党と一緒にならないのかと思っていたが、其の真意は、小沢幹事長の存在にあった様に思われてきた。選挙前に両党の幹部が何度も会っていたが、結局一緒に成れなかったのも、民主党には官公労と言う労働組合の影響が強く、結局そのひも付きが真の改革に結び付かない抵抗であったのではないかと思われたが、小沢幹事長の政治家として疑惑の塊のような存在が、幅を利かしている政党だからであると言うのが本当の理由なのかもしれない。

此処へ来て、民主党を離党して、「みんなの党」に入る人が多くなってきている。中でも宮城県の菊池文博氏は、県の「選対委員長」を遣っていた人である、民主党に見切りを付けたのであろうと思われる。
其の他、愛媛県の菅秀二郎氏も次期参議選挙に「みんなの党」から出馬する様である。
民主党に見切りを付けた有権者も流れる行き先は、「みんなの党」以外には考えられないと言うのも、当然の事ではないでしょうか。
(えびなたろう)

疑惑封じの「駆け込み寺」へ

2010-05-14 10:29:05 | Weblog
疑惑封じの「駆け込み寺」へ    (010.05.14)

民主党の小沢幹事長に対する検察審査会の「起訴相当」議決は、東京地検特捜部が小沢氏の疑惑に対して、ハッキリ“黒”とまで突き止められず、グレーの状態であったから、「不起訴」にした物で、問題の本質は、小沢氏の供述が信用できない事を理由に挙げている。
従って、特捜部としては再度、小沢氏に聴取を行う事にしているが、それに寄って彼の供述が変わるとは思われない。今回、国会の場で国民に明確な立場を明確にすると、「政治倫理審査会」に出る事を表明した。

しかし、野党からは「証人喚問」が筋であると「政倫審」ではダメだと言っている。確かに「政倫審」では、嘘の供述をしても罪を問われない厳格なものでは無いことから今までも「疑惑の駆け込み寺」と言われてきた所で、与党側議員の多数の力で押し切る策戦が行われてきた所である。

小沢氏は自ら「何らやましい事はない」と言ってきたなら、何故潔白を証明するため「証人喚問」のばで、「証言に対する宣誓」を行って、身の潔白を計らないのかが疑問である。

国民の大半が疑惑に思っているから、検察審査会で「起訴相当」が出された事であり小沢氏の供述の信ぴょう性を疑っているのである。

秘書が3人も逮捕され、「陸山会」と言う政治資金管理団体で、不動産売買を行っている事自体、不明朗な行動に如何しても潔白とは思えないところがあるからです。

昨年の選挙前まで、清廉潔白な国民政党として、民主党に掛けた国民の願いは80%まで支持率があったが、今日見るも無残な20%代まで転落したのは、民主党の中の、小沢幹事長と鳩山総裁二人に集約されている、他の党員は、事業仕分けや、官僚の無駄の排除や、色んな実績を上げているが、幹部二人が、選挙前のマニフェストを踏みにじり、疑惑の種をばら撒き、民主党のクリーンなイメージは消えてしまったのが現状の姿です。

往生際の悪い小沢幹事長は、民主党内「諸悪の根源」です。其の毒に染まった鳩山総理は何処まで、この国を陥落させてしまうのか、自分でやっている事が自分で解らないで居るのではないでしょうか。

議会運営も、民主的な運営が出来ず、力で強引に遣るところは、自民党時代の悪いところをそのまま真似て居るだけである。
真面目な1年生議員からも、批判の声が、幹部二人に向けられているではないか。
(えびなたろう)

海外へ新幹線の売り込み外交

2010-05-13 12:34:58 | Weblog
海外へ新幹線の売り込み外交          (2010.05.13.)

オバマ大統領はニューディール政策の一環で全米を結ぶ高速鉄道に新幹線の建設を謳っている、当面の政策としてはカリフォルニア州のサクラメントから、メキシコ国境に近い南部サンディエゴまでの全長約1200キロを時速350キロの超高速新幹線で結ぶ計画で、その第1期工事、ロスからサンフランシスコ間の740キロを総工費336億ドルが話題に上がっている。

環境汚染の面からも、航空機が出すCO2排出量を考えると、ガソリン燃料を使わない高速交通手段として、航空機に変わる高速鉄道は目下全世界で注目を浴びている。

日本のJR東海やJR東日本の新幹線技術を海外向けに売り出す事を国の戦略として進める事が必要でやっと此処へ来て動き出して来ている。強敵は無論フランスの高速鉄道(TGV)やドイツの(ICE)、スペインの(AVE)などであるが、中国も上海万博以後高速鉄道の売り込みに国を挙げて世界にアピールしている。

お隣の韓国では2004年にフランスのTGVが採用されたが、日本の出遅れは多分に外交努力の不足に起因する所があり、民主党政権での官民一体の協力が必要である。

昨日来日している米国のラファード運輸長官は東京駅からJR東日本の新幹線の回送列車に乗り車両基地の視察をした様である。
トヨタ自動車のリコール問題では、中々厳しい姿勢のラファール長官も日本の新幹線についての管理システムを含めた、安全技術に“日本の経験から学ぶことが出来る”と言う評価の様である。

何といっても、開業以来事故死者ゼロと言う安全性からも、ダイヤの平均遅れ時間も1分未満と言う実績が自慢するところで、建設・運行・管理まで一連のシステムとして売り込みに成果を上げて欲しいと思います。
(えびなたろう)

民主党新人議員の執行部批判!

2010-05-12 10:13:47 | Weblog
民主党新人議員の執行部批判!         (010.05.12)

民主党の小沢チルドレンと呼ばれる1年生議員、横粂勝仁氏(28才:神奈川11区)は、「国民の期待を背負って政権交代した筈だが、この8ヶ月で国民に与えたのは失望感の方がはるかに多かった。民主党の中から、なかなか声が上げられない。自分が最初でも声を上げないといけないと思いました」と言って普天間問題での鳩山首相、「政治と金」の問題で、説明責任を果たさない小沢幹事長を批判する発言をした。
1年生議員で、執行部批判の声を上げたのは異例の事で、党内外で大きな反響を呼んでいる。

彼のブログの中で、また横須賀市での街頭演説でも、国民の党への期待感に答えられなかった事に、たとへ、1年生議員であっても黙っては居られない気持ちが彼を動かしたのである。そして11日の民主党代議士会で執行部の刷新を訴えると宣言していたのである。
しかし、代議士会の当日、急遽刷新を求める発言を取りやめる事にしたのです。

マスコミの質問に「代議士会で発言するのが、真っ先に発言するのが国民の皆様のお声を届ける最もベストな方法だと信じていました、そのお約束を違えてしまった事には、真摯に反省しています」との弁明の言葉でした。

一体其の裏に何があったのだろうと更にマスコミの質問に、発言に対する「圧力」はありませんが「順番のもっと正しいあり方について、先輩からのアドバイスを頂いた」と「助言」があった事を認めている。

また、横粂氏の地元、民主党・神奈川県議会議員3名から「政治と金」の問題で鳩山総理と小沢幹事長に対し国会で説明責任を果たすよう本部に申しいれている。
そして、国民の理解が得られない場合は辞任すべきとして、その回答を今週の金曜日(14日)を期限で求めている。

民主党内では、小沢幹事長の絶対的な権力に誰も口に出す人も居ない状況で、1年生議員である、横粂氏の行動に誰もが拍手を送っていると言う事で、年はまだ若いが頼もしい議員であると思います。
(えびなたろう)

グアム・テニアン知事が首相に面会

2010-05-11 10:57:30 | Weblog
グアム・テニアン知事が首相に面会         (010.05.11)

沖縄の地域住民の猛烈な反対運動に鳩山首相も困惑をしている様子だが、今頃困惑している様では、首相として状況判断の甘さが問われるのは当然の事である。

そんな中、琉球新報のニュースで、「与党議員で作る米軍基地問題議員懇談会会長の川内博史衆議院議員(民主党)らが、グアムのカマチョ州知事と北マリアナ連邦のフェテル知事から鳩山首相あての親書を手渡したと言う事である。

無論内容は、先のブログにも書いたような普天間の海兵隊の受け入れに歓迎すると言う内容である。
ただ、両知事ともグアム・テニアンは戦前、日本の統治下にあった所だが今はアメリカの領土になっている所だからアメリカ政府の合意が必要で、其の為にも日本政府の働き掛けが必要だと言っているのである。

こんな、願っても無い良い話を何ゆえ鳩山首相の方から働き掛けないのであろうかその理由がわからない。

グアム・テニアン島の歴史は、確かに戦前は日本領土であったが、アメリカに占領され、またこの島から、B29爆撃機による東京空襲の基地に成っていた事は事実で、戦時中、日本にとっては恐怖の基地であったのである。

しかし、そんな事は、戦後60年経た今日、何も拘る事ではないと思うが、むしろ、沖縄住民の事を思えば、日米両国にとって、最も合意出来る可能性のある解決策だと思うのである。

明日、13日には、グアムとテニアン両知事が来日して、鳩山首相と面談すると言う事だから、是非とも合って、アメリカとの合意にこぎ着けて欲しいと思います。
そうすれば、民主党の支持率も上がるのでは無いでしょうか。
(えびなたろう)

普天間移転の政府案は民意を全く解っていない

2010-05-09 17:18:54 | Weblog
普天間移転の政府案は民意を全く解っていない       (010.05.09)

鳩山総理は昨年から普天間の移転について、移転の必要性に付いてアメリカのオバマ大統領と話し合い、オバマ大統領も了承して「よく話し合って、決めましょう」と言う事である。

それも、既に自民党政権下では、キャンプスワッブへの移転が“合意”されていたにも拘らず、「政権交代」によって、振出から考えたいと言う鳩山内閣の意向を尊重してアメリカも対応してくれていたからである。

従って、沖縄住民に取っては、政権交代前はアメリカさんに楯突くことも出来ない自民党政権下では仕方が無いとキャンプシュワブへの移転に半諦めの状態であったが、政権交代後、振り出しに戻って民意を反映させた移転の交渉をする事を聞かされ、これは、基地の無い昔の沖縄に戻れる可能性が出てきたと、大喜びで新政権を迎え入れたのだと思います。

従って、民意は、当然日本からの撤退を先ずは主張するのが第一の事で、その中で、アメリカの言い分もある事だから、「期日の問題」や、「撤退費用」の問題等々、条件交渉の中で煮詰めて行くものと思っていたに違いない。

従って、先ずは「撤退を望む」と言う基本的な姿勢を示す事が重要であるのに、その交渉は何もせず、行き成り国内での移転先を何処にするかを、自治体との話し合いに持っていったのである。自治体側は鼻から「前面撤退」を望んでいるから「基地はもう要らない」と言う姿勢に徹しているのである。

鳩山総理は、今は言えないが私には「腹案がある」と漏らしていて、国民に“あ!”と驚く解決策が在るのかと期待を持たせる発言があった。
我々も、どの様な案かと推察をしていたが、若しかすると、「グアムの近くのサイパン島への移転案かと想像していたのである。

と言うのも、「サイパン案」は地元の知事(フィティアル知事)が、普天間の海兵隊4000人とその家族も受け入れ、航空、陸上、後方支援の部隊を含む普天間基地の全ての役割を担っても良い」と語っているからである。

無論サイパンは、アメリカの支配下にあるから、米政府の支援と支持がないと何も出来ない」と言っている、当然の事である。 アメリカ政府に働き掛けるのは鳩山総理が直接働きかける事から、この話がスタートする事になるのだ。
私は、総理の腹案は裏でこの事を画策しているのかと、期待をしていたのである。

ところが、驚いたのは、5月末まで、あと半月を残す今頃になって、移設先は辺野古沖で、杭打ち方式の滑走路建設を行い、海兵隊の一部は鹿児島県の「徳之島」に移す程度の話を発表した事である。
この様な話に、沖縄・鹿児島住民は、「納得」どころか、「怒り」の声を上げている。
当たり前のことである。

サイパンへは社民の阿部知子氏と国民新党の下地幹郎氏が下見に行っている。帰国の記者会見で「政府には、勇気を持って米国政府と交渉に臨むよう働きかけたい」と言っていた。 鳩山総理はこの言葉に耳を傾けなかったのであろうか。

民意を尊重すると言っていた総理は、住民の民意を踏みにじる行為である事を、何にも感じないのであろうか。これでは、一国の政治を総理として全うする事は出来ないのではないでしょうか。
「ただ!ただ!ガッカリするだけで、呆れるばかりだ」。
(えびなたろう)


みんなの党に期待をこめて

2010-05-08 11:54:35 | Weblog
みんなの党に期待をこめて          (010.05.08)

「政権交代」と言う大きな国政改革に期待していた民主党は、見事に国民の期待を裏切り発足後の進展の経過が、思うように成果が上がっていない。その大きなブレーキになっているのが、党内分裂を起こし、かき回しているのが唯一人、小沢幹事長である。それに対抗する若手の有能な人材も居るのだが、統括役の鳩山総理自身が常にぐらつき党内一致が全く出来ていないからである。

これも、結局は、左から右まで間口だけを開いた寄り合い所帯の政党である事が一致した政策が打ち出せないで居る事と、そこへ、“破壊屋”の異名を持つ小沢幹事長が居るからで、このままでは次期参議院選挙では民主党の敗北はほぼ間違いないと思われる。

英国の下院選挙と同じで、2大政党と言われていた、第1党と、第2党が大きく獲得票を減らし過半数に至らず、第3党が両者のどちらに付くかで、政局の行方が決まると言う状況になっている。日本の次期参議院選挙もこの様な状況になるのではないでしょうか。

今朝の毎日新聞の10面に田中秀征氏の「みんなの党は本物か?」と言う記事が掲載されていた。其の中で第3極の政党について、「少数意見を持った補完勢力」と言う感じの政党ではダメで、「全体を引っ張ってけん引力となれる精鋭集団が今必要だ」と言っている。

私も全く其の通だと思う。第3党の位置に居る「みんなの党」は「自民党・民主党の落ちこぼれの収容所になってはいけない」と言っている。

それに答えて江田憲二氏は、さすが、小党と言えども幹事長だ、4%名目成長と言う明確な経済成長戦略を掲げており、ロイターでの投資家からトップの評価を貰っているという。また、次期参議院選挙に向けた、候補者の選定についても厳しく「マニフェストの踏み絵を踏ませて人選をしている」と言っている。

此処へ来て、いろんな新党が出来てきたが、どの様な考えの基に、どの様な政策で、どの様な国にするのかが、明確でない新党は、何の頼りにもなりません。国民の目は、昔のように“タレント”や、“芸能人”を候補者に立てて国民の目を引く選挙に騙される事はありません。決して、タレントや芸能人が政治家に向かないと言っているのではなく“目を引く”材料に使うだけで、思想や心情に関係なく候補に立てる事に異議を唱えているのである。
「みんなの党」の今後の動きに大いに注目して見てゆきたいと思います。
(えびなたろう)

航空自衛隊の官製談合と天下り

2010-05-07 11:22:39 | Weblog
航空自衛隊の官製談合と天下り          (010.05.07)

公取の幹部が、「懲りないですね、自衛隊は。国の役所の中で国土交通省と並んでうちのお得意さんですよ」と呟いたのもこれまでに、防衛省職員が絡んだ談合事件は5件目だからである。

今回の問題は、空自が発注する事務用品をめぐる談合で調達の担当課長ら10人が空自OBの天下り先の大手メーカーに便宜を図るため、組織ぐるみで談合を主導していたと認定し、防衛省に官製談合防止法に基づく改善措置を求めたものである。

空自側はOBの受け入れ状況から業者毎に調達目標額を定め、入札ごとに受注させたい業者に意向を伝え、各社は意向どおりに行動していた。6社の業者には10人のOBが在籍しており担当課長は上司の了解を得て談合を指示していたのである。
北沢俊美防衛相も「絵に描いたような官製談合だ」と認めている。

防衛省は過去にも、“石油製品の納入の談合(11年)”“通信機用乾電池入札時の談合(12年)”“タイヤ・チューブ入札時の談合(16年)”“土木・建築工事の関する談合(19年)”
と4件続いているが、いずれも当時は官製談合防止法が無く、公取側からの要請は無視されていたが、今回は初めて、法に基付く「官製談合」と認定し、改善措置をもとめたのである。

防衛省は調査に入られても関係資料の提出を「国家の機密だから」と言う言い訳で逃げている。したがって、予算の使い方にも内情に絡んだ細かな調査が難しいと言われている。そのブラックBOXの中身が防衛官僚の利権の中核である。
(えびなたろう)