きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

辺野古移転に閣議決定 

2010-05-29 11:16:49 | Weblog
辺野古移転に閣議決定         (010.05.29)
 
普天間基地の移設問題は、28日日米の共同声明を出す事に成っており、事前の閣議決定で政府方針に各閣僚の署名が必要であるがこの段階で、社民党の福島党首はあくまで党の方針通り辺野古への移転反対を表明し、署名の拒否を示した為、鳩山総理も福島党首の消費者行政担当相としての職を罷免せざるを得ないと罷免を決意して閣議決定に持ち込んだ。
これに寄って、日米共同声明でも移設先がキャンプスワッブ辺野古先地区と発表されたのである。

アメリカ側の要望に応えて、28日の期限に追われ、地元の意向を無視し、3党連立の合意も破綻させ、強引に決めたこの決定は、将にアメリカへの従属行動そのものである。

罷免された福島党首は「犠牲を払ってきた沖縄の人たちに、これ以上の負担を強いるわけにはいかない」と述べ、「私を罷免する事は沖縄を切り捨てることだ。国民を裏切る事だ」と強く非難している、全く其の通りである。

社民党は30日に全国幹事会を行う事になっておりこのまま連立政権に止まるかどうかを論議する方針だとしている。

鳩山内閣も日米共同声明で発表したからには辺野古案で進めて行くだろうが地元の合意を得ずして、進める事は、恐らく不可能ではないかと思われる。

“金”に物を言わせた手法で反対者の“切り崩し”を考えて居るのであろうが、これも昔の政権が愚民を押さえつける汚い遣り方で、その様な事で、今まで、歴史的な苦痛を強いられてきた沖縄住民には、それ以上の強烈な反発が感じ取れる。

小沢・鳩山ラインは、もはや誰も信用しない「疫病神」である。即刻退陣することが国を救う唯一の道である。
(えびなたろう)