きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

みんなの党に期待をこめて

2010-05-08 11:54:35 | Weblog
みんなの党に期待をこめて          (010.05.08)

「政権交代」と言う大きな国政改革に期待していた民主党は、見事に国民の期待を裏切り発足後の進展の経過が、思うように成果が上がっていない。その大きなブレーキになっているのが、党内分裂を起こし、かき回しているのが唯一人、小沢幹事長である。それに対抗する若手の有能な人材も居るのだが、統括役の鳩山総理自身が常にぐらつき党内一致が全く出来ていないからである。

これも、結局は、左から右まで間口だけを開いた寄り合い所帯の政党である事が一致した政策が打ち出せないで居る事と、そこへ、“破壊屋”の異名を持つ小沢幹事長が居るからで、このままでは次期参議院選挙では民主党の敗北はほぼ間違いないと思われる。

英国の下院選挙と同じで、2大政党と言われていた、第1党と、第2党が大きく獲得票を減らし過半数に至らず、第3党が両者のどちらに付くかで、政局の行方が決まると言う状況になっている。日本の次期参議院選挙もこの様な状況になるのではないでしょうか。

今朝の毎日新聞の10面に田中秀征氏の「みんなの党は本物か?」と言う記事が掲載されていた。其の中で第3極の政党について、「少数意見を持った補完勢力」と言う感じの政党ではダメで、「全体を引っ張ってけん引力となれる精鋭集団が今必要だ」と言っている。

私も全く其の通だと思う。第3党の位置に居る「みんなの党」は「自民党・民主党の落ちこぼれの収容所になってはいけない」と言っている。

それに答えて江田憲二氏は、さすが、小党と言えども幹事長だ、4%名目成長と言う明確な経済成長戦略を掲げており、ロイターでの投資家からトップの評価を貰っているという。また、次期参議院選挙に向けた、候補者の選定についても厳しく「マニフェストの踏み絵を踏ませて人選をしている」と言っている。

此処へ来て、いろんな新党が出来てきたが、どの様な考えの基に、どの様な政策で、どの様な国にするのかが、明確でない新党は、何の頼りにもなりません。国民の目は、昔のように“タレント”や、“芸能人”を候補者に立てて国民の目を引く選挙に騙される事はありません。決して、タレントや芸能人が政治家に向かないと言っているのではなく“目を引く”材料に使うだけで、思想や心情に関係なく候補に立てる事に異議を唱えているのである。
「みんなの党」の今後の動きに大いに注目して見てゆきたいと思います。
(えびなたろう)