きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

民意に反した政治は必ず潰れる

2010-05-23 11:35:05 | Weblog
民意に反した政治は必ず潰れる         (010.05.23)

鳩山首相が、普天間基地の問題で、前政権が合意した物を、あれは必ずしも民意を反映した合意ではない、とし改めて政権交代した鳩山政権の元で、沖縄の住民の本当の声を聞きたいと、昨年から半年以上かけて、“すったもんだ”を繰り返し、結局は日米合意の「名護市辺野古への移転」と言う結論に戻ったのである。 そして、其の説得に前回断られた上で、再び沖縄を訪問し今度は何としても納得して貰いたいと言うことである。

鳩山新政権が、この問題に取り組んだのも、「前政権と違うのだ」と言うところを住民にアッピールし、其の為に沖縄住民は、それなら今度こそ米軍基地が沖縄から無くなると信じ、全面的に信頼し、大きな期待に燃えていたのである。

我々も政権が変わる事により、アメリカとの交渉が、今までのような従属的な関係ではなく、対等の立場で、日米関係を協力・協調する外交の元で、基地移転問題が計られる事を信じ、今までと違った合意が行われる物と思っていた。

鳩山総理も「少なくとも県外へ移転する」と言う言葉、「アメリカ海兵隊の抑止力としての問題」等々、の発言が、日本国民の大きな期待になっていた事は事実である。

しかし、その後アメリカとの外交交渉や、話し合い等々が一向に行われない事に、一体どうなっているのか、疑わしい思いはあったが、何処かで、日米両国の国防に関する基本的な話し合いは行われていると思っていたのである。

今年に入っても一向にオバマ大統領とも、クリントン長官とも話し合われた形跡もなく、ただ、国内の各地の自治体に話を持ちかけては断られ、何処へ持っていっても断られ、其の中でもサイパンやグアムへ関係者が行き来する事に多少の期待はまだ残っていたが、いよいよ5月に入り、更に下旬に入ったこの時期に、やっと出てきた物は、結局前政権が合意した沖縄キャンプスワッブへの移転に戻った話である。

一体今までの半年間は、「何であったのか!」が問われる大きな失態問題で、沖縄住民が怒るのは当たり前のことである。

「住民の意向を尊重する」という何回も聞いた言葉は、全くの空言で、住民の意向をもてあそび、ほんろうさせた責任は、取り返しの付かない重大犯罪に等しい物と思います。

もはや、新政権には何の期待も持てないので、小沢幹事長の疑惑問題と共に即刻「内閣総退陣」することが必要である。 国を救う唯一の道は其れしかないでしょう。
(えびなたろう)