きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

海外へ新幹線の売り込み外交

2010-05-13 12:34:58 | Weblog
海外へ新幹線の売り込み外交          (2010.05.13.)

オバマ大統領はニューディール政策の一環で全米を結ぶ高速鉄道に新幹線の建設を謳っている、当面の政策としてはカリフォルニア州のサクラメントから、メキシコ国境に近い南部サンディエゴまでの全長約1200キロを時速350キロの超高速新幹線で結ぶ計画で、その第1期工事、ロスからサンフランシスコ間の740キロを総工費336億ドルが話題に上がっている。

環境汚染の面からも、航空機が出すCO2排出量を考えると、ガソリン燃料を使わない高速交通手段として、航空機に変わる高速鉄道は目下全世界で注目を浴びている。

日本のJR東海やJR東日本の新幹線技術を海外向けに売り出す事を国の戦略として進める事が必要でやっと此処へ来て動き出して来ている。強敵は無論フランスの高速鉄道(TGV)やドイツの(ICE)、スペインの(AVE)などであるが、中国も上海万博以後高速鉄道の売り込みに国を挙げて世界にアピールしている。

お隣の韓国では2004年にフランスのTGVが採用されたが、日本の出遅れは多分に外交努力の不足に起因する所があり、民主党政権での官民一体の協力が必要である。

昨日来日している米国のラファード運輸長官は東京駅からJR東日本の新幹線の回送列車に乗り車両基地の視察をした様である。
トヨタ自動車のリコール問題では、中々厳しい姿勢のラファール長官も日本の新幹線についての管理システムを含めた、安全技術に“日本の経験から学ぶことが出来る”と言う評価の様である。

何といっても、開業以来事故死者ゼロと言う安全性からも、ダイヤの平均遅れ時間も1分未満と言う実績が自慢するところで、建設・運行・管理まで一連のシステムとして売り込みに成果を上げて欲しいと思います。
(えびなたろう)