金星探査機「あかつき」の打ち上げ (010.05.21)
今朝午前6時58分、日本初の金星探査機「あかつき」など6基の実験宇宙衛星を乗せて、H2Aロケット17号機が種子島宇宙センターから打ち上げられた。
今回打ち上げられた「あかつき」は順調に行けば今年の12月7日に金星を周回する軌道に到達し、金星の雲の動きなどを観測する計画になっている。
日本が、惑星探査に打ち上げた衛星は12年前に火星探査機「のぞみ」を打ち上げたが途中故障によって火星軌道に到着出来ず失敗に終わったが、今回は開発に146億円をつぎ込み2度目の挑戦である。是非とも成功させたい事である。
金星に対する謎は、世界でも殆ど知られていないが、地表は二酸化炭素を主成分とするガスで覆われ、大気圧は約90気圧(地球では水深900m相当)もあると言われている。
地表の温度は、二酸化炭素による室温効果が生じ平均400℃~500℃と高温である。
また、金星は自転と公転の向きが逆方向で、金星の1日は地球の約117日に相当すると言われている。
これらの事も、誰も行った事の無い金星の状態を、望遠鏡で眺めながら調べた物で、おそらく想像を絶する状況に探査衛星がどの程度情報を送信してくれるか解らないが、夢の世界が又一歩開く事が出来る事に期待したいと思います。
また、「あかつき」と同時に打ち上げられる、「イカロス」と言う薄膜鏡を巨大な帆として、太陽などの恒星から発せられる光やイオンなどの反射力を使って推進するソーラーヨットが実験に使われる。これも日本の最先端技術の一つで、燃料を持たない宇宙船による惑星間、移動を可能にする夢の宇宙船の実験である。
今回は「イカロス」によって「あかつき」とともに金星付近まで行き更に2年半かけて太陽の裏側へ向かわせると言うことである。
何処まで、成功するかこれも期待したい成果の一つである。
(えびなたろう)
今朝午前6時58分、日本初の金星探査機「あかつき」など6基の実験宇宙衛星を乗せて、H2Aロケット17号機が種子島宇宙センターから打ち上げられた。
今回打ち上げられた「あかつき」は順調に行けば今年の12月7日に金星を周回する軌道に到達し、金星の雲の動きなどを観測する計画になっている。
日本が、惑星探査に打ち上げた衛星は12年前に火星探査機「のぞみ」を打ち上げたが途中故障によって火星軌道に到着出来ず失敗に終わったが、今回は開発に146億円をつぎ込み2度目の挑戦である。是非とも成功させたい事である。
金星に対する謎は、世界でも殆ど知られていないが、地表は二酸化炭素を主成分とするガスで覆われ、大気圧は約90気圧(地球では水深900m相当)もあると言われている。
地表の温度は、二酸化炭素による室温効果が生じ平均400℃~500℃と高温である。
また、金星は自転と公転の向きが逆方向で、金星の1日は地球の約117日に相当すると言われている。
これらの事も、誰も行った事の無い金星の状態を、望遠鏡で眺めながら調べた物で、おそらく想像を絶する状況に探査衛星がどの程度情報を送信してくれるか解らないが、夢の世界が又一歩開く事が出来る事に期待したいと思います。
また、「あかつき」と同時に打ち上げられる、「イカロス」と言う薄膜鏡を巨大な帆として、太陽などの恒星から発せられる光やイオンなどの反射力を使って推進するソーラーヨットが実験に使われる。これも日本の最先端技術の一つで、燃料を持たない宇宙船による惑星間、移動を可能にする夢の宇宙船の実験である。
今回は「イカロス」によって「あかつき」とともに金星付近まで行き更に2年半かけて太陽の裏側へ向かわせると言うことである。
何処まで、成功するかこれも期待したい成果の一つである。
(えびなたろう)