脱ダム宣言を (009.09.19.)
日本におけるダム工事は、治水・利水が目的で、進められてきたが、いずれも膨大な工事費と、工事期間が数十年にも及ぶ事から、当初の目的から、大きく状況が変化し、不必要な物となっていることが多い。
元長野県知事を遣った田中康夫氏は長野県下のダム工事予定地の調査を行い、その費用と完成後の効果、及びその維持費について、調べた結果「ダム工事」の必要性を否定し平成13年2月長野県下に於けるダムについては、必要は無いとの判断から「脱ダム宣言」を発した事がある。
ダム建設は、国土の地形を破壊しコンクリートで埋め尽くす、環境破壊の代表的な工事で、自然豊かな景勝地を次々破壊する、事から地域住民との間で、各所に訴訟の原因になっている。
しかし、その反面、ダム工事による、膨大な資金の投入は、工事期間中、小さな山村に工事村が出来るほど、人と金が投入されるから、その恩恵に浴する住民も居て一時的には村の繁栄に繋がるが、それはあくまでも一時的なものに過ぎないのである。
群馬県の八っ場ダム工事も、1952年から続いているが、未だに完成を見ることなく、現在では時代も変わりその必要性も認められないのである、工事以前の風景は「関東の耶馬溪」とも呼ばれた吾妻渓谷で、奇岩・怪岩が並び四季夫々の自然を満喫できる国の名勝・天然記念物に指定されていたところである。
国土交通省は、一旦工事を遣ると決めたら、途中その必要性が無くても強引に進めようとする、工事の必要性を審議する第三者の答申があっても自民党の政権下では強引に進めるところがあり、税金の無駄使いの象徴的部門とされている。
今回新政権によって、群馬の「八っ場ダム」九州の「川辺川ダム」工事の継続は中止を宣言されているが、当然の事であって、もっと早く工事の中止を行うべきであったが、遅れた分だけ、住民の被害については、ある程度の補償を考へ、今後の村おこしを含めた処置をする事が必要であると思います。
道路にしても、橋にしても国土交通省の遣る公共工事は、非常な無駄が多いのと、他国と比べて、工事単価が異常に高額である。その上工事期間が長い、その理由は、工事そのものの目的が、地域住民の生活の必要性からではなく、工事費そのものの投資が地域の業界に利益を齎す事を考えての事だから、費用対効果を無視した無駄使いの象徴になっている。
新政権になればその点を考えて、仲介に入る特殊法人をなくし、入札方法も随意契約を止めて、自由競争入札に徹する事を強く望みます。
それだけでも数兆円の節減が出来る筈で自民党政権では出来なかったところである。
(えびなたろう)
日本におけるダム工事は、治水・利水が目的で、進められてきたが、いずれも膨大な工事費と、工事期間が数十年にも及ぶ事から、当初の目的から、大きく状況が変化し、不必要な物となっていることが多い。
元長野県知事を遣った田中康夫氏は長野県下のダム工事予定地の調査を行い、その費用と完成後の効果、及びその維持費について、調べた結果「ダム工事」の必要性を否定し平成13年2月長野県下に於けるダムについては、必要は無いとの判断から「脱ダム宣言」を発した事がある。
ダム建設は、国土の地形を破壊しコンクリートで埋め尽くす、環境破壊の代表的な工事で、自然豊かな景勝地を次々破壊する、事から地域住民との間で、各所に訴訟の原因になっている。
しかし、その反面、ダム工事による、膨大な資金の投入は、工事期間中、小さな山村に工事村が出来るほど、人と金が投入されるから、その恩恵に浴する住民も居て一時的には村の繁栄に繋がるが、それはあくまでも一時的なものに過ぎないのである。
群馬県の八っ場ダム工事も、1952年から続いているが、未だに完成を見ることなく、現在では時代も変わりその必要性も認められないのである、工事以前の風景は「関東の耶馬溪」とも呼ばれた吾妻渓谷で、奇岩・怪岩が並び四季夫々の自然を満喫できる国の名勝・天然記念物に指定されていたところである。
国土交通省は、一旦工事を遣ると決めたら、途中その必要性が無くても強引に進めようとする、工事の必要性を審議する第三者の答申があっても自民党の政権下では強引に進めるところがあり、税金の無駄使いの象徴的部門とされている。
今回新政権によって、群馬の「八っ場ダム」九州の「川辺川ダム」工事の継続は中止を宣言されているが、当然の事であって、もっと早く工事の中止を行うべきであったが、遅れた分だけ、住民の被害については、ある程度の補償を考へ、今後の村おこしを含めた処置をする事が必要であると思います。
道路にしても、橋にしても国土交通省の遣る公共工事は、非常な無駄が多いのと、他国と比べて、工事単価が異常に高額である。その上工事期間が長い、その理由は、工事そのものの目的が、地域住民の生活の必要性からではなく、工事費そのものの投資が地域の業界に利益を齎す事を考えての事だから、費用対効果を無視した無駄使いの象徴になっている。
新政権になればその点を考えて、仲介に入る特殊法人をなくし、入札方法も随意契約を止めて、自由競争入札に徹する事を強く望みます。
それだけでも数兆円の節減が出来る筈で自民党政権では出来なかったところである。
(えびなたろう)