きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

鳩山政権に大きな期待

2009-09-11 11:30:16 | Weblog
鳩山政権に大きな期待        (009.09.11.)

話し合いが成功するか心配されたが、民主・社民・国民新党の3党連立の話し合いが成立した事は、素晴らしい第一歩が踏み出せる事になった。

確かに、「たった数人しか居ない小党にそんなに遠慮する必要がない」とか「社民の福島党首はごね得を狙っている」とか、と言う声も聴かれるが、今まで政権与党側に付いた事がない社民党にとって、自分たちの立場を主張する事は党員向けには反発もなく、強く主張すればするほど党員からの支持も得られる傾向は、当たり前の事である。

従って、政権与党側は小党の意見にも、ある程度の理解を示す政策を行い、大政党の横暴や、独走にある程度の歯止めを掛ける働きをしてきた事に小党と言えども、その存在意義を認め、民主的な運営の根幹をなしてきたのである。

従って、小党は自己主張ばかり遣っていれば、良かったのであるが、今回は民主党と共に、国家国民と真正面に向き合い、行政を行う政権与党側に立たされての行動であるから、子供が親に駄々をこねるような訳には行かず、国民全体に、外交問題では、全世界に対する責任を自覚する事が大変重要な事である。

それだけに、福島党首は、自分では解っていても、党員の末端までも大人の理解を求め其れを納得させる事には、大変苦労されたのだと思う。
政党のあるべき姿というものを、この機会に大いに体験し大きく成長して大人の政党になるチャンスではないでしょうか。

社民党の存在が、時代と共に衰退して、数人の勢力になったのも、国民全体から見て、見放されてきた結果であって、今回与党を経験する事で、今までの社民党から脱皮する事を強く求めたいと思います。

鳩山政権は、祖父鳩山一郎の持つ、政治のカラーは、官僚的ではなく、“党人派”と言われる政治の本流を行く政治家で、自民党初代の総裁として、絶大な人気を持っていた人である。
その流れの“DNA”を受け継いだ鳩山さんは「友愛」と言う思想を持って表明しておられる。

祖父鳩山一郎が創設した「自由民主党」が崩壊の一途を辿ってきたのは、官僚主導による政治が国民から離れていったためであり、今回の選挙で、その孫が、政権交代を果たし、再び政治家に寄る政治に戻し、国民と一体となる政治を行おうとしている事は、歴史の流れがそうさせたのかもしれない。

着々と、準備を進める新政権、中国も韓国も、固唾を呑んで見つめている。北朝鮮も「日本の出方では話し合いに応ずる」と今まで言ったことも無いような事を言っている。東アジア各国も好意的だ。

社民党の福島党首は「雇用担当大臣」を望んでいるようだ、日本の雇用問題を是非社会党の人達に担当してもらえば、前途に明るさがひろがる様な気がする。
(えびなたろう)